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「子ども読書スキルアップ特別講座」の報告

 

「子ども読書スキルアップ特別講座」 平成27年3月8日(日)  13:30~15:30 

 

 講演:「読む力が未来をひらく

 講師:脇 明子(ノートルダム清心女子大学名誉教授)

 対象:市町立図書館職員、学校図書館関係者、子ども読書ボランティア等

 場所:山口県立山口図書館 第2研修室
 

 翻訳家としてもご活躍の脇明子先生より、最新の著書『読む力が未来をひらく-小学生への読書支援』(岩波書店 2014.7)に基づいた講演をしていただきました。「メディアはなぜ子どもの発達を脅かすのか」というお話に始まり、「質のいい文学」が養う3つの「生きる力」について具体的な作品を示しながらの説明、最後は、そのような読書に導くための実践へのアドバイスをいただき、受講者一同、大満足でした。終了後は、講座で紹介していただいた絵本や児童書を手に取り、さっそく借りて帰る熱心な姿が見られました。

 メディアに囲まれた今の子どもたちにとって、感情移入できる物語を読むことが、いかに大切かということ。そしてそうした物語に出会わせるためには、幼稚園の年長の頃から物語の朗読を取り入れ、小学校では、担任の先生が物語を中心に読み聞かせをすることが理想的だとのことでした。物語の読み聞かせは、自分で読むより効果があることもあるそうです。これから、受講者のみなさんが、それぞれの場で、脇先生に紹介していただいた「質の高い児童文学」の読み聞かせに取り組んでいかれることと思います。

 アンケートでは、ほとんどの方が「大変役立つ内容だった」と回答し、「理論的かつ実践的な内容で、受講してよかった」「ぜひ学校へ持ち帰って実践したい」「学校では読書量を競うことが多いのに疑問を感じていたが、質の良い本を子どもに与えることの重要性を改めて感じた」「なぜ本を読まないといけないのか?という問いに対する答えをもらった」「学校司書としてぜひ物語の読み聞かせをしようと思った」「我が子が絵本から物語に進まなかった訳がわかった」など、たくさんの感想が寄せられました。参加者は68名でした。

 

講師の脇明子先生受講者の様子