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子ども読書支援センターニュースNo.111

 

 

子ども読書支援センターニュース  No.111

                                                                  2013.8.25 

山口県子ども読書支援センター(山口県立山口図書館)発行 

                                                      TEL083-924-2111   FAX083-932-2817 

                                                    http://library.pref.yamaguchi.lg.jp 

 

 

【山口県子ども読書支援センター関連行事】

☆2、3歳児のためのおはなし会

○日 時:平成25年9月3日(火) 午前11時~11時20分  ○会 場:県立図書館 こどもとしょしつ

○対 象:2、3歳児とその保護者  ○内 容:絵本の読み聞かせなど

《8月のおはなし会で使った絵本》

『がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん』 安西水丸 福音館書店 2012

『うみざざざ』 ひがしなおこ/さく きうちたつろう/え くもん出版 2012

『はなびド~ン』 カズコ・G・ストーン/さく 童心社 2012

『まるまるまるのほん』 エルベ・テュレ/さく 谷川俊太郎/訳 ポプラ社 2010

『こぐまちゃんのみずあそび』 わかやまけん/さく・え こぐま社 1971

『そらはだかんぼ』 五味太郎/さく 偕成社 1987

 

☆ H25年度子ども読書スキルアップ講座
○ 10/19(土) 宇部市立図書館 講師 友定啓子(山口大学教授)
○ 10/27(日) 県立図書館   講師 五十嵐絹子(学校図書館アドバイザー)
○ 11/ 2 (土)  光市立図書館  講師 藤井宣昭(四恩社代表)
○ 11/16(土) 県立図書館   講師 児玉ひろ美(JPIC読書アドバイザー)
○ 12/ 7(土) 県立図書館   講師 小林いづみ(呉ストーリーテリング研究会代表)
 

【新刊書から】価格は消費税抜き

<絵本-乳幼児から>

『あーん』 下田昌克/え 谷川俊太郎/ぶん クレヨンハウス 2013.7  ¥1200

 まあるい生きものが、「あーん」と豪快に口を開けて、「ぱく」っといろんなものを食べたら、体が「んごろごろ」ともよおした。「ぶおー」といきむと、うんちが出て、臭いが「ぷーん」。食べてうんちをするという、あかちゃんにとって毎日起こるそれを、最低限のシンプルな絵と言葉だけで楽しく表現した、谷川俊太郎の「あかちゃんから絵本」シリーズ。愛嬌たっぷりのまあるい生きものの表情、思わず声に出したくなる擬音・擬態語は、0歳から十分に楽しめる。

 

<絵本-3,4歳から>

『おいしいおほしさま』 林木林/作 たごもりのりこ/絵 鈴木出版 2013.7 ¥1200

 おばあちゃんの台所には、おほしさまがいっぱい。初めに登場するのは、壺に入ったすっぱいおほしさま…「うめぼし!」お鍋にいれた銀の魚のおほしさまは…「にぼし!」他にも、「いちばんぼし」や「おしらせするほし」が現れた。一体どんなほし?山口県出身の林木林による、「星」と「干し」が掛かった、言葉遊びがユーモラスな食べ物絵本。地味に扱われることの多い乾物が「ほし」として主役に躍り出る面白さ、また食育の要素もあり2倍楽しめる。元気なおばあちゃんの姿が可愛いらしい。

 

<絵本-5,6歳から>

『はしるってなに』 和合亮一/文 きむらゆういち/絵 芸術新聞社 2013.7 ¥1600

 東日本大震災。あの日を境に、福島で働く父と別れ、避難生活を余儀なくされた「ぼく」。避難先の風景と故郷が重なり、寂しさが募る。それでもいつか帰ることを約束して、頑張って「はしりつづける」と決めた少年の心の成長を、故郷に向ける深い思いや、人間の生きようとする意思の強さ、そして困難の先にある希望を込めて描く。和合亮一は、福島市生まれ。「AFTER」(思潮社)で第4回中原中也賞を受賞。

 

『はしれ、トト!』 チョウンヨン/さく ひろまつゆきこ/やく 文化学園文化出版局 2013.7 ¥1800

 トトは、わたしの大事なぬいぐるみ。ある日、本物の馬を見ようとおじいちゃんに連れられて競馬場に行ったら、トトそっくりの馬がいた。ぜったい、トトが勝つに決まってる!競馬場が舞台という珍しい絵本で、競走馬や、そこにいる大人たちの姿を子どもの目を通して描いた、韓国作家による独創的な作品。馬の躍動感や荒い息使い、大人たちの悲喜こもごもとした姿が、様々な技法を駆使して捉えられている。処女作である本書で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展グランプリ受賞。

 

<絵本-小学校低学年から>

『ありがとう、チュウ先生』 パトリシア・ポラッコ/作 さくまゆみこ/訳 岩崎書店 2013.6 ¥1400

 『ありがとう、フォルカーせんせい』(岩崎書店)のパトリシア・ポラッコの自伝的作品。主人公は、絵を描くのが大好きだが、勉強を早く解くのが苦手な女の子。担任の先生のすすめで、美術のチュウ先生のところに通いだし、才能を開花させることになる。作者が絵かきになる道を歩むことが出来たのは、才能を見出し、励まし、導いてくれたチュウ先生がいてくれたからこそ。恩師に向けた感謝の思いが画面からひしひしと伝わり、適切な教育を与えてくれる大人の存在がいかに大切か、気づかされる一冊となっている。

 

<絵本-小学校中学年から>

『ガラパゴス』 ジェイソン・チン/作 福岡伸一/訳 講談社 2013.6 ¥1500

 ダーウィンの「進化論」誕生に大きな影響を与えた、ガラパゴス諸島。希少な生物たちは、なぜガラパゴスのみで独自の進化を遂げたのか。600万年前にさかのぼり、かつて存在したある一つの島の誕生から、時を経て成長や変化を遂げ、再び海の底へと消えゆくまでの一生の物語を描き、その理由をひも説く。美しい色彩と、コマ割りを使用したわかりやすいイラストで、絶え間なく流転し続けるガラパゴス諸島の姿を、美しく描き出している。

 

<読み物-小学校低学年から>

『ならの木のみた夢』 やえがしなおこ/文 平澤朋子/絵 アリス館 2013.7 ¥1400

 ならの木に登っていつも一人遊んでいた少年。「おまつりにいくんだ」といってうれしそうにならの木の前を走っていった。「おみやげを買ってくる」と言ったけれど来る日も来る日も帰ってこない。それをずっと待ち続けるならの木。やがておじいさんになった少年は、約束を思い出しておみやげをもってならの木の元を訪れる。ならの木と少年の、長い約束の物語。『日本児童文学』に掲載されたものを書籍化。

 

<読み物-小学校中学年から>

『べんり屋、寺岡の夏。』 中山聖子/作 文研出版 2013.6 ¥1300

 五年生の美舟は国語の時間に将来の自分をテーマにした作文に「まっとうに生きる」と書いて先生から指導を受けた。先生には言わなかったが売れない絵ばかり描いているお父さんみたいになってもいいのだろうか。 わたしは、コツコツ働いて地道に生きていきたいという思いがあった。おかあさんが経営する家業のべんり屋には、今日もたくさんの依頼がくる。美舟も犬の捜索をしたり、草むしりを手伝ったり…。そこに数ヶ月も家に帰っていなかったおとうさんから電話がかかった…。作者は宇部市在住。

 

<読み物-小学校高学年から>

『テラプト先生がいるから』 ロブ・ブイエー/作 西田佳子/訳 静山社 2013.7 ¥1600

 5年生の担任は新任教師のテラプト先生。7人の子どもたちは豊かな個性を発揮していた。いたずら好きのピーター。転校生のジェシカ。優等生のルーク。女ボス的存在のアレクシア。無口で学校嫌いのジェフリー。ちょっと太めでまじめなダニエル。目立つのが嫌いなアンナ。それぞれの家庭の問題や友達関係に悩みを抱えながらも、先生のユニークな授業でクラスの雰囲気は変わっていく。しかし、ある大事件が起こり、それを乗り越えようとクラスがまとまる姿を子どもたちの視線で描く。作者のデビュー作。

 

<読み物-中学生から>

『ローズの小さな図書館』 キンバリー・ウィリス・ホルト/著 谷口由美子/訳 徳間書店 2013.7  ¥1600

 母とルイジアナ州に引っ越した14歳のローズは生活のために歳をごまかし、図書館バスのドライバーとして働き始める。読むことと書くことが大好きだったローズの息子や孫、ひ孫に受け継がれた本との関わりを描く、4世代にわたる少年少女の物語。

 

『声をきかせて』 樫崎茜/著 講談社 2013.7  ¥1400

 お香を扱う「香老舗みつしま堂」の跡継ぎとして祖母の下で勉強を始めた中2の砂凪(さなぎ)。小学校時代の仲良し4人組だった悠介の不登校をきっかけに、タイムカプセルを掘り起こすべく蒼太と「幽霊屋敷」に忍び込むが…。友情と成長の物語。

 

<ノンフィクション-小学校低学年から>

『さかなクンの東京湾生きもの図鑑』 さかなクン/著 工藤孝浩/監修 講談社 2013.6 ¥1600

 東京湾には多くの生物が住んでいる。魚類に関する豊富な知識を持つさかなクンが、写真とイラストで東京湾の生きものを紹介する。身近な魚から、熱帯に住むような鮮やかな色彩の魚や、サメ、鯨まで東京湾にやってくる生き物は多い。生きものの生態や特徴がわかる豆知識も掲載。筆者のさかなクンは東京海洋大学客員准教授。全国で講演活動を行うなど幅広く活躍。文部科学省日本ユネスコ国内委員会広報大使。

 

<ノンフィクション-小学校中学年から>

『禎子の千羽鶴』 佐々木雅弘/著 くまおり純/装画・本文イラスト 学研パブリッシング2013.7 ¥1200

 広島に投下された原爆によって2歳で被爆し、小学校6年生のときに白血病を発症した佐々木禎子さん。12歳で亡くなるまで、弱音を吐くこともなく、家族や、周囲の人々を思いやりながら千羽鶴を折り続けた。日本全国、世界各地から1000万羽もの折鶴が毎年ささげられる平和公園の「原爆の子の像」建立のきっかけとなった禎子さんの真実の物語を実兄が綴る。

 

<ノンフィクション-小学校高学年から>

『奇跡はつばさに乗って』 源和子/著 講談社 2013.7 ¥1100

 ニューヨークの民間非営利団体の現地コーディネーターである著者は同時多発テロ事件の2日後テロ跡地付近のフェンスに千羽鶴がひっそりと捧げてあるのを目撃する。その千羽鶴は「トリビュートWTCビジターセンター」に保存されていた。数年後、著者はセンターから千羽鶴に関するレクチャーを依頼される。レクチャーの準備のため、佐々木禎子さんの実兄雅弘さんと連絡をとることに。すると雅弘さんから思いがけない申し出が…。世界の平和を願い、悲劇を祈りでつなぐ「サダコの折鶴」をめぐるドキュメンタリー。

 

『深海の怪物ダイオウイカを追え!』 窪寺恒己/著 ポプラ社 2013.7 ¥1300

 2013年1月国立科学博物館とNHKの調査チームが、小笠原諸島の深海で、海中でのダイオウイカの動画撮影に世界で初めて成功した。この映像は「NHKスペシャル」で放映され、世界中から高い評価を得た。深海にすむ謎にみちたダイオウイカの本当の姿を10年以上にわたり追い続けた研究者のチャレンジを描くノンフィクション。

 

<ノンフィクション-中学生から>

『10代のための古典名句名言』 佐藤文隆/著 岩波書店 2012.6 ¥780

 金子みすゞ、孔子、トルストイ…。物理学者とドイツ文学者が若い頃に出逢い、悩み多き青春時代を支えた古今東西の名言名句を紹介。悩みと向かい合うため、愛するため、学びのため、生きるために分け、自らの体験を振り返りながら若い世代へのメッセージを語る。心のよりどころとなる先人の言葉に出会える一冊。岩波ジュニア新書。

 

<研究書>

『はじめよう学校図書館 7  読書生活をひらく「読書ノート」』 杉本直美/著 全国学校図書館協議会 2012.6 ¥800

 読書ノートを活用することによって「読書生活デザイン力」を育成し、自立した読み手を育てようという実践の書。大学ノートを使った読書ノートの作り方、指導の仕方を具体的に解説、Q&Aや「読書あれこれアイディアシート」等も収録し、誰でもできるよう書き方例や写真でわかりやすく説明している。

 

 

【県内の動き】

★講演会(東洋大学講師派遣事業)

○日時:9月15日(日) 14:00~15:30     ○場所:山陽小野田市立中央図書館 2階 視聴覚ホール

○講師:大野 寿子 先生(東洋大学准教授)    ○演題:「グリム童話の『森』を考える」

○入場料:無料   ○定員:80名(要申込・先着順)   ○申込み・問合せ:山陽小野田市立中央図書館 (電話 0836-83-2870)

詳細は http://library.city.sanyo-onoda.lg.jp/staticData/kouza/グリム講座ポスター.pdf

 

★講演会

○日時:11月9日(土) 13:30~15:00     ○場所:岩国市中央図書館 2階 視聴覚ホール

○講師:武田 美穂 さん(絵本作家)       ○演題:「絵本は楽しい!~わくわく絵本ライブ~」

○対象:幼児~一般   ○入場料:無料(往復はがきで申し込みが必要)    ○定員:200名

○申込み・問合せ:岩国市南岩国町4丁目52-1 岩国市中央図書館「講演会係」(電話 0827-31-0046)

詳細は http://www.library.iwakuni.yamaguchi.jp/osirase/miho.pdf