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子ども読書支援センターニュースNo.115

 

 

子ども読書支援センターニュース  No.115

                                                                  2013.12.25 

山口県子ども読書支援センター(山口県立山口図書館)発行 

                                                      TEL083-924-2111   FAX083-932-2817 

                                                    http://library.pref.yamaguchi.lg.jp 

 

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【山口県子ども読書支援センター関連行事】

★2,3歳児のためのおはなし会

○日 時:平成26年1月7日(火) 午前11時~11時20分

○会 場:山口県立山口図書館 こどもとしょしつ

○対 象:2、3歳児とその保護者  ○内 容:絵本の読み聞かせなど

《12月のおはなし会で使った絵本》

『しろいふゆ』 ロバート・サブダ/作 ながせひな/やく 大日本絵画 2008

『ぐりとぐらのおきゃくさま』(大型絵本) 中川李枝子/文 山脇百合子/絵 福音館書店 2003

『かわるよかわるよ』(紙芝居) 小林桂子/作・絵 教育画劇 2011

『よかったねネッドくん』(大型絵本) レミー・シャーリップ/さく やぎたよしこ/やく 偕成社 2010

 

【新刊書から】価格は消費税抜き

<絵本-乳幼児から>

『うんこしりとり』 tupera tupera/著 白泉社 2013.10 ¥838

 こいぬのうんこ、こどものうんこ、こうちょうのうんこ…。「こ」のつく「うんこ」がエンドレスに続いていく、摩訶不思議な「うんこ」と「しりとり」の出会い、「うんこしりとり」!次はどんなうんこが登場する?うんこ以外は白黒という、うんこが主役の愉快な絵本。小気味良いしりとりで言葉も覚えられ、著者らしいユーモラスな絵と表現に夢中になる。

 

<絵本-3,4歳から>

『もりのおきゃくさま 「三びきのくま」のさかさまのおはなし』 ブリントン・タークル/作 こぐま社 2013.11 ¥1100

 こぐまが忍びこんだ森のおうちには、椅子とおわんとベッドが、大きいの、中くらいの、小さいのと、3つずつ。こぐまは、おわんの食べ物を食べて、椅子で遊んで、ベッドの上でおおはしゃぎ。小さいベッドにもぐりこんでいると…。昔話「三びきのくま」の、くまと人間の設定を逆に置きかえ、好奇心旺盛なこぐまの無邪気な表情を豊かに描いた、文字なし絵本。

 

『おむかえワニさん』 陣崎草子/作・絵 文溪堂 2013.10 ¥1500

 ばあちゃん家まで、1人で遊びに行くことになった、ちよちゃん。駅で降りると、ばあちゃんのおつかいとして、怖い口をしたワニさんが立っていた。2人が歩いている途中、蛇や怖いお面の人たちが現れるが、ワニさんが守ってくれて…。1人と1匹の小さな冒険を描く。おかっぱ頭の女の子に、隅々まで描かれた植物、祭りの様子、田舎の風景など、ノスタルジックで美しい色彩の絵に注目したい。陣崎草子は、児童文学作家、歌人でもあり、本作が絵本デビュー作。

 

<絵本-5,6歳から>

『魚助さん』 きむらよしお/著 佼成出版社 2013.10 ¥1300

 私が剣術を習っている魚助さんは、魚屋さん。竜宮城に行ったことがあって、奥さんはさらってきた乙姫さまなんだって。忍者の子孫で、先祖は猿飛佐助と戦ったという魚助さんが、手裏剣を投げたり、水の上を歩くのを見たことはないけれど、ある日なんと「どろんどろん」とカエルに化けた。でも、元に戻る術を知らなくて…。奇抜で楽しい、ナンセンス絵本。

 

『さんびきのこねずみとガラスのほし』 たかおゆうこ/作・絵 徳間書店 2013.11 ¥1500

 雪が降ったある日、町外れの雑木林に住む、ねずみ一家の3匹のこねずみたちが、ガラクタ置き場にやってきた。星になりたいと願う、汚れた小さなガラスのかけらを拾ったこねずみは、かけらを丁寧に磨き、クリスマスツリーのところへ持って行って…。小さなガラクタたちを宝物に変えていく、ねずみたちの姿を、愛情を込めて描いたクリスマスの絵本。

 

<絵本-小学校低学年から>

『いわな 川と森の生きものたち』 佐藤成史/文 あさりまゆみ/絵 ポトス出版 2013.10 ¥1500

 冬の朝に誕生した、いわなの赤ちゃん。1年間の成長を通して、いわなの生態を、移り変わる季節の美しい描写とともに、わかりやすく描きだした絵本。いわなとハリガネムシとの不思議な関係など、川や森の生きものたちがそれぞれの繋がりによって、豊かな自然界に共存していることを理解できる、自然科学絵本。見返しに、登場する生きものの名前も掲載。

 

<絵本-小学校中学年から>

『イマジン』 ノーマン・メッセンジャー/作 荒俣宏/訳 講談社 2013.10 ¥2200

 不思議な町や、変わった人々、奇妙な生きもの。めくるページがびょーんとのびたり、くるくる回ったり、次々に驚くものに変化したり…。だまし絵や、間違いさがし、パズルもちりばめられた、美しいイラストレーションが想像力を刺激する、知的なしかけ絵本。本国イギリス他、各国で人気を博している。訳は、幻想文学や博物学などに造詣が深い、荒俣宏。

 

<読み物-小学校低学年から>

『パン屋のこびととハリネズミ ふしぎな11のおとぎ話』 アニー・M.G.シュミット/作 西村由美/訳 たちもとみちこ/絵 徳間書店 2013.11 ¥1400

 パン屋にすんでいるパン生地こびとは、ゴキブリやねずみを追い払ったり、パン生地の残りくずを食べたりしてくれるとてもいいこびとである。しかしパン屋のトリップさんは気難しくて、文句ばかり言って不機嫌で暗い性格。残りくずを食べているこびとたちを見てひどく怒り、こびとをパン焼き場の隅に放り投げてしまった。こびとの機嫌をそこねたからさあ大変。パン種がハリネズミに変わってしまい…。オランダの国民的作家による、ふしぎな11のお話を収録。作者は国際アンデルセン賞、銀の石筆賞を受賞。    

 

『ひいきにかんぱい!』 宮川ひろ/作 小泉るみ子/絵 童心社 2013.10 ¥1100

 3年生になった一也の担任は、先生になったばかりの内山覚先生。そして、クラス替えをした3年2組には、学校で給食が食べらず、声も出せないさなえちゃんがいた。先生は「さなえちゃんがどうしたら給食を食べられるようになるか、いっしょに考えて欲しい」と言う。一也と佳行そしてひとみはさなえちゃんの「ひいき」係を作って2年間給食が食べられなかったさなえちゃんを、ひいきすることにした。子どもたちの温かい人間関係に心をうたれる、「かんぱい!」シリーズ最新刊。

 

<読み物-小学校中学年から>

『フワフワ 白鳥たちの消えた冬 』 中山聖子/作 尾崎眞吾/画 福音館書店 2013.11 ¥1200

 野生の水鳥が飛来し、白鳥が放され飼育されている公園の近くに5年生の香枝は住んでいる。ある日、公園でカモの死体が見つかり鳥インフルエンザが発生している事実がわかる。それは悪夢の始まりだった。園内すべての白鳥などの殺処分。香枝のお父さんは公園の近くの動物病院の獣医で、白鳥の飼育や繁殖にもかかわっている。そのため学校で友だちの非難の声が香枝にも突き刺さる…。2011年に宇部市のときわ公園で起きた鳥インフルエンザ発生の際の殺処分対応をモチーフに書かれた。作者は宇部市在住。長門市在住のイラストレーター尾崎さんの挿絵も印象的。

 

『ヘンリーくんと新聞配達』 ベバリイ・クリアリー/作 松岡享子/訳 ルイス・ダーリング/絵 学研教育出版 2013.11 ¥1400

 ヘンリーの夢は、かっこいい新聞配達員になること。まだ10歳のヘンリーは、販売店のキャパーさんに雇ってもらえない。配達員をしている年上のスクーターの手伝いをしたり、水ぼうそうにかかったスクーターに代って配達したりしてなみだぐましい努力の末に、ようやくチャンスをつかんだが…。ゆかいなヘンリーくんシリーズの一作。1970年に発行された初版の改訂新版。作者はアメリカ図書館協会のローラ・インガルス・ワイルダー賞、カトリック図書館協会のレジーナ賞を受賞。

 

『マッティのうそとほんとの物語』 ザラー・ナオウラ/作 森川弘子/訳 岩波書店 2013.10 ¥1600

 フィンランド人のパパと、ドイツ人のママと、弟のサミの4人で団地に暮らしている小学5年生のマッティ。パパはある日突然、「外国に一家で引っ越すことになった。家は湖のほとりの一軒家だ。」と言ったが、実は嘘。それを本気にしたマッティは、先生にも友だちにもしゃべってしまい、いまさら後に引けない。家が懸賞で当たったかのように装ったマッティは、一家でフィンランドに向かう。そのせいで仕事も家も車もお金も何もかも失った4人家族。湖のほとりの草むらに絶望して座りこんでしまうが…。

 

<読み物-小学校高学年から>

『お引越し』 ひこ・田中/著 福音館書店 2013.11 ¥1400

 今度、お家がふたつになります。父が新しい住まいに引っ越した。父と母の大学時代の友人である布引くんと和歌子さんが引越しを手伝ってくれた。11歳の漆場レンコは、両親の離婚により、2つの家を行き来することになった…。1980年代の京都を舞台に、少女の心模様と成長、さらに親子の自立を描く。奈良美智のイラストが印象的。1990年福武書店より刊行された作品の新装版。本作品は1990年の第1回椋鳩十児童文学賞受賞作品。相米慎二監督により映画化された。

 

<読み物-中学生から>

『ルリユール』 村山早紀/著 ポプラ社 2013.10 ¥1500

 中学生になった夏、亡くなった叔母さんの初盆の準備のために一足先におばあちゃんの家へ行くことになった瑠璃。その町で、不思議な「ルリユール黒猫工房」を開くクラウディアに出会い、弟子入りを志願する。思い出の本を携えてくる人との出会い、魔法のようなクラウディアの製本の腕…本を愛する人同士の美しく不思議な物語。

 

『14歳、ぼくらの疾走   マイクとチック』 ヴォルフガング・ヘルンドルフ/作 木本栄/訳 小峰書店 2013.10  ¥1600

 アルコール依存症の母、家を顧みない父、学校でも浮いた存在で居場所のないマイク。14歳の夏休み、マイクは、転校してきた型破りなロシア男チックと「借りた」オンボロ車で地図もなく南のワラキアを目指すという無謀な旅に出た。ドイツ児童文学賞、クレメンス・ブレンターノ賞、ハンス・ファラダ賞を受賞。表紙はドイツの画家ミヒャエル・ゾーヴァ。著者は2013年8月、48歳で死去。Y.A.Books。

 

<ノンフィクション>

『すがたをかえるたべものしゃしんえほん 1』 宮崎祥子/構成・文 白松清之/写真 岩崎書店 2013.11 ¥2200

 豆腐屋の朝は4時に始まる。前の晩から水に浸した大豆をすりつぶし、煮立たせ、豆乳を絞り、にがりを交ぜて、型に入れて完成。厚揚げや、油揚げはさらに油で揚げて製品となる。身近な食べ物がどうやってできるのか、材料からの変化を、写真とたのしい言葉で解説する絵本。第1巻は、豆腐を、2巻~5巻はみそ、かまぼこ、チーズ、パンを取り上げる。小学校低学年から。

 

『はじめてふれる日本の二十四節気・七十二候 1』 根本浩/著 小林絵里子/絵 汐文社 2013.10 ¥2400

 日本の季節を感じる目安となった立春、雨水、啓蟄などの「二十四節気」。それをさらに3つずつに分けわかりやすい言葉で季節の移ろいを表したものが「七十二候」と呼ばれる。「東風凍を解く(とうふうこおりをとく)」や「桃初めて笑う(ももはじめてわらう)」「玄鳥至る(つばめきたる)」など日本人独特の季節感をあらわしたものが多い。この七十二候を取り上げ、季節の楽しみを紹介する。小学校中学年から。

 

『報道写真でわかる朝日新聞必読ニュース 2013年版』 朝日新聞社教育総合センター/編 朝日新聞社 2013.11 ¥1600

 2012年10月〜2013年9月の重要なニュースを報道写真とともに解説する。政治・経済、社会・くらし、エネルギー・環境、科学、国際、文化の分野に分け一年を振り返ることができる。アベノミクス、TPP、異常気象、日中・日韓関係など代表的なニュースを取り上げくわしく解説している。私立中学・高校の先生の注目度を星の数で示し、必読ニュース検定も掲載。小学校高学年から。    

 

『15歳から、社長になれる。   ぼくらの時代の起業入門』 家入一真/著 100%ORANGE/装画・挿画 イースト・プレス 2013.11 ¥1200

 21歳で起業し、様々な会社や仕事を創り続けている著者が、15歳以上の全ての人に向けて書いた「世界一起業したくなる本」。第1章では、起業までの流れ、儲かる仕組みや成功の鍵、最悪の事態にならないためになど、具体的に説明。第2章では、中学生のとき起業した人をはじめ、実際に起業した若手起業家の体験談を紹介する。よりみちパン!セ。中学生から。

 

<研究書>

『楽しい絵本のつくりかた   絵本づくりのきほん・アイデアがたっぷり!』 千葉幹夫/監修 学研パブリッシング 2013.10 ¥1600

 20年あまり絵本制作に関わってきた著者が、絵本作りのポイントをイラストと写真で丁寧に解説。絵本の構造、お話作り、登場人物のキャラクター設定、絵と文を組み合わせた画面の描き方をはじめ、なかやみわ、とりごえまりなどの人気作家のインタビューも。名作絵本に隠れた絵本作りのヒントや絵本作りの過程は絵本に関わる人にも役立つ。