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子ども読書支援センターニュースNo.99

 

 

子ども読書支援センターニュースNo.99

                                                                  2012.8.25

                                             山口県子ども読書支援センター発行

                                                          (山口県立山口図書館内)

                                                      TEL083-924-2111   FAX083-932-2817

                                                     http://library.pref.yamaguchi.lg.jp

 

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【山口県子ども読書支援センター関連行事】

☆2、3歳児のためのおはなし会 毎月第一火曜日 午前11時~11時20分(こどもとしょしつ)

【8月のおはなし会で使った絵本】

『ねんどろん』 荒井良二/著 講談社 2012

『かにこちゃん』 きしだえりこ/さく くもん出版 2008

『ボートにのって』 とよたかずひこ/著 アリス館 1997

『ありとすいか』 たむらしげる/作・絵 ポプラ社 2004

 

【新刊書から】価格は消費税抜き

<絵本-1,2歳から>

『よ・だ・れ』 小風さち/文 及川賢治/絵 福音館書店 2012.8 \410

 画面いっぱいに描かれたあーちゃんの顔。あーちゃんがあーあーあーと笑う。よだれが、たあたあたあと出る。あーちゃんが怒る。ぷぅいぷぅい、ちょちょちょ。よだれが、ぶくぶくぶぅ。かわいい赤ちゃんのよだれを、さまざまな擬音語とシンプルな絵で描いた絵本。

 

<絵本-3,4歳から>

『ぽっつんとととはあめのおと』 戸田和代/作 おかだちあき/絵 PHP研究所 2012.7 \1200

 雨ばかりでお外に遊びに行けないあーちゃんはご機嫌ななめ。お部屋でぶたのぬいぐるみに「つまんないねー」と話しかけていると、外で変な声が。「ぽっつんとととはあめのおと・・・、けほっ」それは、かえるくんの声。あーちゃんはかえるくんに誘われ、ねこやたくさんのぬいぐるみを連れて、かえるくんの家に出かけます・・・。繰り返しの言葉が楽しいファンタジー絵本。

 

<絵本-5,6歳から>

『だんごうおです』 平田昌広/作 平田景/絵 徳間書店 2012.7 \1500

 本当にいる変な名前の魚を紹介するだじゃれの絵本。左のページに「だんごうお」の絵。右のページに「だんご うまい です。」と男の子が串だんごをおいしそうに食べている絵が描かれている。コショウダイ、ハクレンは「こしょうで はくしょん」フクロウナギ、ブタハダカは、「ふくを ぬぎ  ぶた はだか 」といった具合。巻末には、取り上げた22種類の魚の解説も載っている。

                                                              

『かあさんふくろう』 イーデス・サッチャー・ハード/作 クレメント・ハード/絵 おびかゆうこ/訳 偕成社 2012.7 \1100

  古いりんごの木に住みついたかあさんふくろうが、卵を産み、温め、ひなをかえし食べ物を与え、外敵から守り、危険と闘いながら、とうさんふくろうと力を合わせてこどものふくろうを育てていく様子を、色を抑えた木版画で描いた科学絵本。原書の発行は1974年。絵を描いたクレメント・ハードは『おやすみなさい おつきさま』『ぼくにげちゃうよ』等、多くの作品を残している。

 

<絵本-小学校低学年から>

『ぼくのこえがきこえますか』 田島征三/作 童心社 2012.6 \1650

 「国のために戦え」とみんなに励まされてぼくは戦争に行った。かあさんだけが泣いていた。「さようなら。かあさん」という痛切な言葉で始まる絵本。鉄砲をかついで出陣する一人。旗を振る大勢の人。その後ろに、顔を両手で覆っている一人の姿。ページをめくるごとに絵と言葉が胸に突き刺さって来る。力強いタッチの絵で、戦争の残酷さ、愚かさを描いた「日・中・韓平和絵本」シリーズの1冊。

 

〈読み物-小学校低学年から〉

『ポテトサラダ』 福明子/作 江頭路子/絵 学研教育出版 2012.7 ¥1300

 「せのお精肉店」はおじいさんとおばあさんが毎日惣菜を作っている、小さな商店街の中にあるお店。近くにスーパーが出店しお客さんが激減しているためおじいさんは閉店を決意する。ケイくんは小さな頃からここのポテトサラダが大好き。火曜日と金曜日には決まって100グラムのポテトサラダを買いに来るのだが、ある日を境に買いに来なくなった。そこにケイくんのお母さんが店に現れて…。

 

〈読み物-小学校中学年から〉

『ゆびわがくれたプレゼント』 田沢五月/作 吉田尚令/絵 ポプラ社 2012.6 ¥1000

 4年生の香菜は最近お母さんのちょっとした言葉にいらいらしてしまう。夏休みに、家族とはなれておじいちゃんおばあちゃんの住む海辺の町ですごすことになった。同年代の子どももいない町で毎日退屈して暮らしていたが、ある日岩場で遊んでいた香菜の前に不思議な女の子があらわれた…。少女の心の成長を描いた物語。ポプラ社「新・童話の海」第3回公募の入選作。

 

『ロージーとムサ』 ミヒャエル・デコック/作 ユーディット・バニステンダール/絵 久保谷洋/訳 朝日学生新聞社 2012.7 ¥1000

 ロージーは母と引っ越して来たマンションで移民の子ムサと知り合う。管理人のタックさんから屋上への立ち入りを固く禁じられていたが、町を一望できる景色を見たくて二人は屋上へ上がる。見回りにきたタックさんに見つかりそうになり、隠れた二人だったが、カギをかけられて閉め出されてしまう。その後、二人は…。少女と少年の友情と冒険の物語。ベルギー最優秀児童文学賞銀賞(ブーケンベルプ賞)受賞作。

 

〈読み物-小学校高学年から〉

『グッバイマイフレンド』 福田隆浩/著 講談社 2012.6 ¥1300

 タクヤが防波堤で一人釣りをしていて行方不明になり、三日後、海岸で死体が発見された。その知らせを聞いた6年1組のクラスメートに言葉では言い表せない衝撃と動揺が…。タクヤとの様々な思い出を抱えた生徒たちや学級担任の思いを描く。現役教師による連作短編集。

 

<読み物-中学生から>

『サラスの旅』 シヴォーン・ダウド/著 尾高薫/訳 ゴブリン書房 2012.7  \1700

 ロンドンの養護施設で育った14歳の少女ホリー。引き取られた里親の家で見つけたブロンドのウイッグ(かつら)を付け、大胆でゴージャスな17歳のサラスに変身。生みの母との再会を夢見て、アイルランドめざしてヒッチハイクの旅に出る。様々な出会い…過去の記憶…旅の果てにたどり着いたのは…。前作の『ボグ・チャイルド』でカーネギー賞受賞。作者は、2007年47歳で亡くなった。

 

『ジョン万次郎   海を渡ったサムライ魂』 マーギー・プロイス/著 金原瑞人/訳 集英社 2012.6 \1800

 1840年代、南蛮人は鬼だと思われていた鎖国時代に14歳で初めてアメリカに渡った日本人ジョン万次郎(中浜万次郎)。彼の驚き、戸惑い、恐れ、望郷の念、そして何より、未知の国への強い憧れと旺盛な好奇心をアメリカ人作家が描く。アメリカに残る彼のスケッチを随所に入れ、史実に基づいて語られる。ニューベリー賞オナーに選ばれた作者の初めての小説。   

 

〈ノンフィクション〉

『タマゾン川』 山崎充哲/著 旬報社 2012.7 ¥1500

 いるはずのない外来魚が東京の多摩川で成長している。ブラックバスの胃袋には大量の鮎の稚魚が入っている。グッピー、アロワナ、ピラニアなどの肉食魚、さらにはワニに似たアリゲーターガーパイク、カミツキガメ、体長1メートルのワニガメなど人間に直接被害の及びそうな生物も多摩川には住み着いている。環境への影響ははかりしれないものがあり、日本固有の種が危機に瀕している。川に生きるいのちとどのように向き合えばよいかを考える一冊。小学校高学年から。

 

『災害救助犬レイラ』 井上こみち/著 講談社 2012.6 ¥1200

 災害救助犬のレイラは訓練士で飼い主の村田忍さんと東日本大震災が起こった翌日、岩手県の大船渡市に入って、生存者救出にあたった。被災者の生存の確率が低くなるといわれる「72時間の壁」が立ちはだかり懸命の捜索を続けるが、見つかるのは遺体ばかり。目印のために立てられた赤い旗がどんどん増えていく。絶望の中でレイラがいつもとは違う動きを始めた。それは生存者発見のサインだった。人と犬との絆を見つめなおす一冊。小学校高学年から。

 

『僕のお父さんは東電の社員です』 毎日小学生新聞/編 森達也/著 現代書館 2011.11 ¥1400

 「僕のお父さんは東電の社員です。」 という一文で始まる毎日小学生新聞社に来た一通の手紙から、全国の小中学生が白熱した議論を巻き起こす。原子力発電所の事故の責任はどこにあるのか、悪いのは東電だけか、子どもはどんな責任を持つのかといったテーマで小学生から大人までが真剣につづった投稿を単行本化したもの。小学校高学年から。

 

<研究書>

『学校図書館改革の軌跡』 原田由紀子/著 国土社 2012.7 \2000

 学校図書館先進県として知られている島根県。中でも東出雲町(現・松江市)の実践が、その契機となったともいわれる。町をあげて学校の「図書館活用教育」に取り組み、目覚しい成功を遂げたその軌跡をつぶさに辿る。「倉庫」状態で鍵はかかったままという学校図書館が、どのようにして変貌していったのか、学校図書館に関わる人に是非読んでいただきたい一冊。

 

【県内の動き】

★日本国際児童図書評議会(JBBY)こどもの本講習会2012

○場所 山口市民会館小ホール

○日時 平成24年10月13日(土) 10:00~15:30

○講師 百々佑利子(児童文学翻訳者、口頭伝承の研究者)

    宮川健郎(武蔵野大学教授)

○参加人数 100人(要事前申込、先着順)        

○申込み・問合せ JBBY事務局 03-5228-0053 info@jbby.org

                   http://www.jbby.org/news/index.html?c=2#112

 

                  JPIC事務局 03-5211-7282  info@jpic.org

                   http://www.jpic.or.jp/learn/jbbyseminar/