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長井雅楽(明治維新人物調べかた案内 No.29)

作成日:2019年3月30日、公開日:2020年9月2日

長井雅楽について調べる資料をご紹介します。資料は山口県資料コーナーや明治維新人物ギャラリーの他、書庫内にあります。

なお、この調べ方案内の印刷用ファイルはこちら(PDF,445.5KB)です。ダウンロードしてご利用ください。

人物紹介

長井雅楽(ナガイ・ウタ)
文政2年(1819)~文久3年(1863)
諱:時庸、通称:与之助・与左衛門・雅楽允・隼人 他

萩藩。八組士。長門国萩松本村字中ノ倉(現萩市)に生まれ、4歳で家督を継ぐ。明倫館に学び、天保8年(1837)藩主敬親に小姓として仕える。嘉永3年(1850)奥番頭役に抜擢され、嘉永4年(1851)世子元徳の伝役(お守役)を兼任。安政5年(1858)直目付役に昇進。

文久元年(1861)公武一和を基にした長井独自の開国論である「航海遠略策」は、修正された上で藩是として認められ、長井は藩命により公武周旋に当たった。翌年、久坂玄瑞ら尊王攘夷派の反対に遭い、藩の方針が転換したことにより失脚。萩の自邸で切腹を命じられた。45歳没。

資料紹介

伝記

『長井雅楽詳伝 特装版』(中原邦平著,マツノ書店,2015,請求記号:Y289/N 14)
明治36年頃に作成された稿本を校訂し、1冊にまとめたもの。巻頭に肖像画や旧宅等の写真あり。
『もう一つの維新』(奈良本辰也著,新潮社,1974,請求記号:Y289/N 14)
史実に基づいた長井雅楽題材の歴史小説。
『維新殉難の人々と萩 改訂版』(松本二郎著,萩郷土文化研究会,1968,請求記号:Y280/J 8)
文久元年~明治2年までの9年間の長州藩の動向と、維新期に亡くなった萩の人物列伝。長井の列伝部分は、旧版の『維新殉難の人々と萩 文久・元治篇』より内容が充実している。
『長井雅楽』(長井雅楽顕彰会,1962,請求記号:Y289/N 14)
p33~35には「三名家の長井観」と題して、村田峯次郎、徳富蘇峰、井上馨の3名が長井について語った文献を掲載。巻頭に肖像画や旧宅等の写真あり。
『防長史談会雑誌 第30〜38号』(防長史談会,1912,請求記号:Y205/D 9)
「長井雅楽の事蹟」第34号p1~25
『長井雅楽詳伝』著者の中原邦平が講演で話した内容をまとめたもの。

資料

『萩市郷土博物館研究報告』第11号(萩市郷土博物館,2001,請求記号:Y069/L 7)
道迫真吾「資料紹介「長井雅楽ニ関スル談話」」p(1)~(25)
『長井雅楽詳伝』を記した中原邦平が、伝記を記すために長井を知る人物と談話を行った際の記録。
『長井雅楽建白書』(長井雅楽,1913,請求記号:Y215.8/E 3)

航海遠略策と周旋について

『山口県地方史研究』117号(山口県地方史学会,2017.6,請求記号:Y205/I 4)
相島宏美「二つの航海遠略策」p47~59
長井が提出した航海遠略策を元に周布政之助がまとめて藩是として認められたものと、長井が周旋に用いたものの内容の違いについて分析。
『山口県地方史研究』120号(山口県地方史学会,2018.11,請求記号:Y205/I 4)
相島宏美「長井雅楽失脚・切腹の原因について」p17~32
『長井雅楽の周旋に就て』(杉敏介,財団法人防長倶楽部,1936,請求記号:Y215.8/G 6)
公武周旋について、建議書の内容を比較し、長井の行動の問題点や伝記等の文言を検証。
『長井雅楽周旋に関する世論に就いて』(温知会講演速記録)(杉敏介講演,温知会,1936,請求記号:Y215.8/G 6)

その他

『山口県地方史研究』118号(山口県地方史学会,2017.10,請求記号:Y205/I 4)
上符達紀「長井雅楽の「贈位」について」p86~98
死後の贈位請願運動の詳細。
『伊藤博文直話』(伊藤博文[述],新人物往来社,2010,請求記号:Y289/I 89)
「長井雅楽を語る」p78~80
『萩市郷土博物館研究報告』第12号(萩市郷土博物館,2002,請求記号:Y069/L 7)
柏本秋生「長井雅楽旧宅について」p34~44
旧宅の変遷と調査記録、石碑の再建計画について。

お問い合わせ先

山口県立山口図書館 総合サービスグループ
TEL:083-924-2114(調査・相談)
FAX:083-932-2817
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