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遠藤謹助(明治維新人物調べかた案内 No.34)

作成日:2020年3月31日、公開日:2021年2月27日

遠藤謹助について調べる資料をご紹介します。資料は山口県資料コーナーや明治維新人物ギャラリーの他、書庫内にあります。

なお、この調べ方案内の印刷用ファイルはこちら(PDF,807.7KB)です。ダウンロードしてご利用ください。

人物紹介

遠藤謹助 (エンドウ・キンスケ)
天保7年(1836)~明治26年(1893)
号:松雲(しょううん)

長州ファイブ(長州五傑)のひとりで、近代造幣の父といわれる。

天保7年(1836)、長州藩大組遠藤彦右衛門の次男として生まれる。文久3年(1863)年に伊藤俊輔(博文)らとイギリスに留学、イングランド銀行の紙幣印刷技術を目の当たりにする。慶応2年(1866)、帰国。同年、英国公使代理のキング提督が長州藩主父子(毛利敬親・定弘)と会見した際、井上馨とともに通訳を務める。

明治2年(1869)、大蔵省入省。翌年、井上馨の下で造幣権頭(ぞうへいごんのかみ)(副局長にあたる)となる。明治7年(1874)、大阪の造幣寮(のちの造幣局)首長のキンドルとの対立により造幣寮を去り、大蔵省大丞(だいじょう)及び税関局長となる。明治14年(1881)造幣局に復帰、以後約11年間局長を務め、日本人による造幣技術確立を目指した。

明治26年(1893)9月12日病没。享年58歳。

造幣局局長時代の明治16年(1883)、造幣局構内の桜並木を市民に開放する「桜の通り抜け」を始めたことでも知られる。

資料紹介

生涯を簡単に紹介した本

『きらり山口人物伝 Vol.9』(夢チャレンジ出版事業刊行委員会制作,山口県ひとづくり財団,2016.9,請求記号:Y280/N 7)
遠藤の生涯をまとめ、小中学生向けに分かりやすい言葉で紹介している。読みづらい漢字はルビつき。年表あり。
『きらり山口人物伝 Vol.9』を県内図書館から探す。
『その後の長州五傑』(松野浩二著,東洋図書出版,2011.9,請求記号:Y215.8/P 1)
遠藤ら、幕末にイギリスにわたった5人の留学生の生涯を紹介した本。第4章「造幣の父、遠藤謹助」(p145-168)に人物紹介あり。読みやすい。
『その後の長州五傑』を県内図書館から探す。

長州ファイブについての本

『明治の技術官僚 近代日本をつくった長州五傑』(柏原宏紀著,中央公論新社,2018.4,請求記号:Y216/P 8)
技術官僚としての長州ファイブの生涯をまとめた新書。第1章「2 留学と帰国の意味」(p37-52)、第3章「2 技術官僚遠藤謹助と造幣寮」(p108-119)、第6章「技術官僚として完結―遠藤謹助―」(p226-237)などに遠藤関連の記述あり。
『明治の技術官僚 近代日本をつくった長州五傑』を県内図書館から探す。
『長州ファイブ』(ザメディアジョン,2006.11,請求記号:Y215.8/N 6)
図版を多く使って遠藤らの事績を紹介した本。「造幣の父 遠藤謹助」(p110-129)に人物紹介あり。明治7年(1874)大蔵大丞(だいじょう)任命後、遠藤が大蔵卿大隈重信に提出した提言書の解説あり。
『長州ファイブ』を県内図書館から探す。
『月刊・松下村塾 Vol.9 吉田松陰と伊藤博文』(月刊 松下村塾編集部編,山口産業,2005.6,請求記号:Y289/Y 86/N 4)
「幕末の密留学長州五傑」の章(p10)で、遠藤の事績を1ページにまとめている。

その他の資料

『造幣局百年史』『同 資料編』(大蔵省造幣局編集,大蔵省造幣局,1974-1976,請求記号:R337.24/K 4)
正編p110-112に、桜の通り抜けについて記述あり。
資料編の人名索引(p505)から遠藤関連の記述箇所をさがすことができる。p250-253に、明治7年(1874)に、遠藤が大隈重信に提出した提言書も掲載されている。
『造幣局百年史』を県内図書館から探す。
「造幣局長遠藤謹助の履歴紹介―文久三年英国渡航五人組研究の一端として―」(井関清)(「山口県地方史研究」48号,p65-73,山口県地方史学会,1982.11,請求記号:Y205/I 4)所収
遠藤の生涯、特にイギリス留学時と造幣局での様子を、史料をもとに紹介した論文。長州ファイブの英国渡航の経緯等のほかに、大蔵省に残る記録をもとに履歴を記載。
『通り抜け その歩みと桜』(造幣局泉友会編,創元社,1996.4,請求記号:627.7/M 6)
p50-52に、桜の通り抜けの始まりについての記述あり。

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