子ども読書支援センターニュース No.31

2006.12.25
山口県立山口図書館内子ども読書支援センター発行
TEL083-924-2111 FAX083-932-2817


【子ども読書支援センター関連行事】

☆ 第32回新刊児童書研究会のお知らせにて※毎月第4金曜日に開催しています。 詳細はこちらをご覧ください。

日 時   1月26日(金)  午前10時から11時30分まで。
会 場  山口県立山口図書館3階 子ども読書支援センター会議室 
対 象   大人 定員20名  (申し込みが必要です。)
   ★ 1月27日(土)、28日(日)は、新刊児童書全点がどなたでもご覧いただけます。
     子ども資料室カウンターでお申し込みください。
  
【12月の新刊児童書研究会でご紹介した本(一部)】
 <絵本>
ともだちおまじない
    内田麟太郎作 降矢なな絵 偕成社 2006.11 \1200 
     「いばるだけ いばってぽつん ひとりぼっち」「このほしで であえたことに ありがとう」など、友だちがほしいひとにだけ効くおまじないを紹介する。シリーズ8作目。
ポッチャーン!
   フィリップ・コランタン作 ふしみみさを訳 朔北社 2006.11 \1200     
 井戸の中に映った月をチーズと見間違えたはらぺこオオカミは、井戸の中にボッチャーン!そこにブタが通りかかり、オオカミは井戸の中がいい所だとウソをついて、今度はブタがボッチャーン!縦長サイズの絵本を生かしたユニークな絵本。
〇すばらしきかな、人生!
  ジミー・ホーキンズ作 ダグラス・B・ジョーンズ絵  ふしみみさを訳 岩波書店 2006.11 \1200     
 クリスマス映画「素晴らしき哉、人生!」が封切られて60年となるのを記念して出版された本。作者自身、映画で少年ベイリー役を演じた。生きることの意味、素晴らしさが伝わってくる絵本。
〇子リスのアール 
    ドン・フリーマン作 やましたはるお訳 BL出版 2006.11 \1300      
 「そろそろおまえも、外にでて、じぶんの手でドングリをみつけることを、おぼえるときだよ」。人間の友達ジルにドングリをもらったりするアールをお母さんは叱りつける。はたしてアールは自分でドングリをみつけることができるだろうか。
〇おおきなかしの木 
    エリザベス・ローズ文 ジェラルド・ローズ絵 ふしみみさを訳 岩波書店  2006.10  \1500
      
 リスの口からぽろりと落ちた1個のドングリからカシの木の成長がはじまる。カシの木のまわりでは動物たちや人間たちのドラマが繰り広げられるが、ある日雷に打たれ燃えてしまう。樹齢千年という時の流れの中でカシの木の一生を描く。
〇えほんをよんで、ローリーポーリー
    リリ・シャルトラン作 ロジェ絵 徳永玲子訳 ポプラ社  2006.11  \1200     
 人間を怖がらせるのが仕事のモンスターのローリーポーリー。ある日、驚かした女の子が落とした絵本に夢中になってしまう。 やがて、他のモンスターたちもローリーポーリーが語るお話の世界にうっとり。
 <小学生向き読み物>
〇いればのパッコンぜったいぜつめい!
   松田もとこ作  岡本順絵  文渓堂  2006.11 \1200
            入院していたおじいちゃんが帰ってきた。いればのパッコンも喜ぶが、おじいちゃんはどうもあぶないらしい。おじいちゃんが死ぬとパッコンもあぶない。死んでいくおじいちゃんにしてあげられることは何だろう。人気の「いればのパッコン」シリーズ最終巻。
〇ぶたのぶたじろうさんは、はげやまへのぼりました
    内田麟太郎文 スズキコージ絵 クレヨンハウス 2006.11  \950     
 スズキコージとのコンビで繰り広げるナンセンスで楽しい物語第3弾。はげ山のふもとにいるというナンジャソレハという怪物を退治にいく「ナンジャソレハ」ほか、「マケズギライ」「ちきゅうのかどっこ」の3話を所収。
〇百まいのドレス
    エレナー・エスティス作 ルイス・スロボトキン絵  石井桃子訳  岩波書店 2006.11  \1600    
 「わたし、ドレス100まい持ってる。」とワンダが言っても誰も信じない。ワンダはいつも同じ青い服ばかり着ているから。差別の問題をわかりやすく描いた物語。1954年に刊行された『百まいのきもの』の改題改訂版。
 <ティーンズ向き>
〇天と地の守り人 第1部 
     上橋菜穂子作  偕成社  2006.12  \1500     
  人気の「守り人」シリーズ最終章3部作第1巻目。行方不明の皇太子チャグム救出のため、バルサはロタ王国へ向かう。
〇アラスカを追いかけて
 
  ジョン・グリーン作 伊達淳訳  白水社  2006.11  \2000     
  アラバマの寄宿学校に通う高校生たちが、傷つくことをおそれずピュアに生きる青春模様を描く。デビュー作となる本書で、アメリカ図書館協会ヤングアダルト部門が主催するマイケル・L・プリンツ賞を受賞。
〇ウォーリアーズ 1 
   エリン・ハンター作  金原瑞人訳 小峰書店  2006.11 \1600    
  野生の猫たちが繰り広げる激しい戦いの物語で、原書は現在18巻まで刊行され、アメリカでもベストセラーとなっている。 著者エリン・ハンターは、イギリス在住のケイト・キャリーとチェリス・ボールドリー2人のペンネーム。
 <ノンフィクション>
〇うん このあかちゃん
    長谷川義史著  おせっかい助産師 村中李衣 クレヨンハウス 2006.11  \1600   
 絵本作家の著者が、妻の出産に立ち会い絵日記として記録したものを、児童文学作家村中李衣氏がコメントを寄せて本にした。誕生の神秘と感動が伝わってくる。
〇干し柿   西村豊写真・文  あかね書房  2006.10  \1200
      日本の伝統文化の一つ、干し柿づくり。次第に失われつつある昔の人たちの知恵と文化を美しい写真で紹介する。
〇写真でビックリ!目に見えないこわ〜い虫たち 1 
   スティーブ・パーカー著  うえかわのりこ訳 汐文社 2006.11  \2000      
 普段は気づかない微生物の世界を顕微鏡で拡大しわかりやすく説明する。全4巻で構成。第1巻目は「人を病気にするミクロの虫」。
 <研究書>
〇伝承遊び考 1  加古里子著 小峰書店 2006.10  \6500      
50年以上にわたり収集してきた伝承遊びを全4巻で集大成。構成は、第1巻「絵かき遊び考」、第2巻「石けり遊び考」、第3巻「鬼遊び考」、第4巻「じゃんけん遊び考」となっている。
〇子どもの本を読みなおす
    チャールズ・フレイ&ジョン・グリフィス著 鈴木宏枝訳 原書房  2006.10  \2800    
 「クリスマス・キャロル」や「シャーロットのおくりもの」など、現在英語圏で読まれ続けている28の子どもの文学について、ワシントン大学で教鞭をとる著者が作品論を展開。

☆ 2、3歳児を対象としたおはなし会のお知らせ    ※毎月第1火曜日に開催。詳細はこちらをご覧ください。

日時   平成19年1月9日(火)  午前11時から11時20分まで。
  平成19年2月6日(火)  午前11時から11時20分まで。
会場  山口県立山口図書館2階 子ども資料室 
対象   2、3歳児とその保護者 
  定員20名  (当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)  
  
 【12月のおはなし会で使った絵本】
〇コロちゃんのクリスマス  エリック・ヒル作 評論社
〇まどから★おくりもの    五味太郎作  偕成社
〇おかあさんのパンツ     山岡ひかる作 絵本館
〇ぎょうれつぎょうれつ    マルサビーナ・ルッソ作 青木久子訳 徳間書店
〇ありのあちち         つちはしとしこ作 福音館書店
〇ふしぎなはこ         長谷川摂子文  斉藤俊行絵  福音館書店
  

【県内の動き】  

  ★本の森わくわくカーニバル「おっと痛快、絵本の読み語りの旅でぃ!山口の宿」 について。 について。。

日時  平成19年1月27日(土) 午後1時30分から午後3時
会場  山口市民会館小ホール 
講師   飯野和好(絵本作家)
参加費   大人490円 小学生300円  幼児は無料  
託児    20名まで (1人300円。予約が必要です)
主催 こどもと本ジョイントネット21・山口  
後援   NPOこどもステーション山口、
 “ぶどうの木”−山口市子どもと読書ネットワーク−、
  山口市立図書館友の会「トネリコ」
申込先

 TEL 083−920−1016  伊藤まで 

   
 以上です。

 
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