子ども読書支援センターニュース No.43

2007年12月14日
山口県立山口図書館内子ども読書支援センター発行
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

【子ども読書支援センター関連行事】

☆絵本ってすごい、おもしろい!〜ドキドキワークショップ〜

日時
平成20年1月27日(日曜日)午後1時30分〜午後3時30分
会場
長門市立図書館
主催
山口県立山口図書館
共催
長門市立図書館
講師
村中李衣(児童文学作家)
内容
絵本の読みあいワークショップ  ※参加費無料
対象など
小学3年生以上の子どもと大人
定員
80名程度

☆ 第43回新刊児童書研究会のお知らせ
※毎月第4金曜日に開催しています。詳細はこちらをご覧ください。

日時
1月25日(金曜日) 午後1時30分から午後3時まで。
会場
山口県立山口図書館3階 子ども読書支援センター会議室
対象
大人。定員20名まで。(できるだけ事前にお申し込みください。)
お知らせ
※1月26日(土)、27日(日)は、新刊児童書全点がどなたでもご覧いただけます。

【12月の新刊児童書研究会でご紹介する本(一部)】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本>
『ちいさなくまくんのともだち』 ハリー・ホース作 よこやまかずえ訳 少年写真新聞社 2007年10月 1700円
小さな島に住んでいるぬいぐるみくまくんのところに、ある日、木馬が流れてきた。木馬と一緒に一日中遊ぶくまくんだったが、島に流れつくモノについ夢中になってしまい、気がつくと木馬がいなくなっていた。くまくんが本当に欲しかったものは友だちだったのに…。
『ペーテルとペトラ』 アストリッド・リンドグレーン文 クリスティーナ・ディーグマン絵 大塚勇三訳 岩波書店 2007年10月 1400円
「わたしたち、この学校に入れてもらえますか?」教室のドアをトントンとたたく音がするので開けてみると、そこには、ペーテルとペトラという小人のきょうだいが立っていた。グンナル少年は、二人とすごす時間が楽しくてしかたがない。リンドグレーンの心あたたまる物語。
『天女の里がえり 中国のむかしばなし』 君島久子文 小野かおる訳 岩波書店 2007年10月 1600円
昔、ある山の泉のほとりに貧しい若者が住んでいた。泉の水で池をつくり魚を飼っていたが、天女の水あびで池の水がにごったことを知る。若者は一枚の羽衣を隠し、返してほしかったら妻になってくれ、という。中国のミャオ族に伝わる羽衣伝説をもとに絵本にしたもの。
『タトゥとパトゥのへんてこマシン』 アイノ・ハブカイネン作 サミ・トイボネン訳 いながきみはる訳 偕成社 2007年10月 1200円
タトゥとパトゥは天才子ども発明家。「全自動おめざめ機」や「たべられないもの探知機」「増毛ヘルパー」などへんてこでおもしろい発明品がいっぱい。フィンランドで人気の絵本。
『こやたちのひとりごと』 谷川俊太郎文 中里和人写真 ビリケン出版 2007年10月 1500円
「むかしから ずうっと ここにたっている どこかにいきたいと おもったことはない」日本の各地に点在する小屋の風景が詩人の言葉とともに迫ってくる写真絵本。
<小学生向き読み物>
『お皿のボタン』 たかどのほうこ作・絵 偕成社 2007年11月 1200円
高橋家の飾り棚にある、とれたボタンを入れておく一枚のお皿。それぞれのボタンにはそれぞれの謎とロマンと冒険に満ちた物語があった。北海道新聞連載のお話を単行本化したもの。低学年向け。
『花になった子どもたち』 ジャネット・テーラー・ライル作 多賀京子訳 福音館書店 2007年11月 1400円
夏休み、オリヴィアとネリーの姉妹は、おばさんの家に行くことになった。家には草深い大きな庭があり、そこで姉妹が見つけたものとは…。母親を亡くし心を閉ざした姉妹の成長を描く。
<ノンフィクション>
『ぼくらが作ったいじめの映画 「いじめ」を演じて知った本当の友情』 今関信子文 佼成出版社 2007年11月 1500円
群馬県の大胡小学校に映画クラブができ、「いじめ」をテーマに映画を作ることになった。シナリオ作りから監督、出演まで子どもたちが行い、映画「本当友達」ができあがった。子どもたちが、いろいろ考え、悩み、意見を出し合う過程で子どもたち自身が変わっていく様子をたんねんに綴った感動的なノンフィクション。
<中高生向け>
『そのぬくもりはきえない』 岩瀬成子作 偕成社 2007年11月 1400円
4年生の波は、犬の散歩をひきうけて出入りするようになった家で朝夫という不思議な男の子と出会う。なんだかちぐはぐなのに、どうしようもなく響きあう心と心…。今を生きる子どもたちの心模様を描く。
『キャベツ』 石井睦美作 講談社 2007年10月 1300円
すべての始まりはキャベツだった。父親が死に、母親が勤めに出ることになったため、家族のためにご飯のしたくをすることになった洋。その洋が妹の友だちに恋をした…。キャベツを材料にした料理の作り方もあり、キャベツ料理を中心としながも家族愛をテーマにした兄と妹の物語。
<研究書>
『声の文化と子どもの本』 松居直著 日本キリスト教団出版局 2007年10月 1900円
長年の絵本編集の経験から、声で伝えることばの大切さと子どもの成長との関わりや高齢者を絵本が支えることなど、「ことば」の無限の可能性を語る。 雑誌「信徒の友」に連載したものを単行本化。
『子どもの本のはるなつあきふゆ』 宮川健郎著 岩崎書店 2007年10月 1300円
小学校低学年向けの本について、おなじみのロングセラーから、とっておきの掘り出し物まで、季節ごとにまとめながらブックトークで紹介。Q&A「読書の相談室」や児童文学作家あまんきみこ、翻訳者福本友美子との対談も収録。

☆2・3歳児のためのおはなし会のお知らせ
※毎月第1火曜日に開催しています。詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成20年1月8日(火曜日)、2月5日(火曜日) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2階 子ども資料室
対象など
2〜3歳児とその保護者。定員は約20名程度。
(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【12月のおはなし会で使った絵本】

  1. よこむいてにこっ  高畠純作 絵本館
  2. コロちゃんのクリスマス  エリック・ヒル作 評論社
  3. まどからおくりもの  五味太郎作・絵 偕成社(大型絵本)
  4. ぴょーん まつおかたつひで作・絵 ポプラ社(大型絵本)
  5. よいしょよいしょ まついのりこ脚本・絵 童心社(紙芝居)

【県内の動き】

★平成19年度岩国市図書館講演会

日時
平成20年1月20日(日曜日) 午後2時〜午後4時
会場
岩国市立中央図書館視聴覚ホール
講師
柳田邦男(ノンフィクション作家)
演題
子どもの成長、大人の再生〜絵本は人生の心の友〜
参加費
無料
主催
岩国市教育委員会
定員
160名(申込み多数の場合は抽選)
申込方法
往復はがきに住所・氏名・年齢・電話番号を、返信用に住所・氏名を明記のうえ、中央図書館まで申し込むこと(12月20日、木曜日まで)
連絡先
〒740-0034 岩国市南岩国町4丁目52−1  岩国市立中央図書館「柳田邦男講演会」係  TEL:0827-31-0046

★やまぐち絵本楽会

日時
平成20年1月20日(日曜日) 午後1時30分〜3時30分
会場
山口県立山口図書館第1研修室
講師
2007年に出版された絵本の収穫  ※参加無料
主催
こどもと本ジョイントネット21・山口
連絡先
同事務局 伊藤さん TEL:083-920-1016

以上です。

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