子ども読書支援センターニュース No.47

2008年4月24日
山口県立山口図書館内子ども読書支援センター発行
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

【子ども読書支援センター関連行事】

☆ 第48回新刊児童書研究会のお知らせ
※毎月第4金曜日に開催しています。詳細はこちらをご覧ください。

日時
5月23日(金曜日) 午後1時30分から午後3時まで。
会場
山口県立山口図書館3階 子ども読書支援センター会議室(3階)
対象
大人。定員20名まで。(できるだけ事前にお申し込みください。)
お知らせ
※5月24日(土曜日)、25日(日曜日)は、新刊児童書全点がどなたでもご覧いただけます。

【4月の新刊児童書研究会(4月25日)でご紹介する本(一部)】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本>
『いつもいつもそうかな』 内田麟太郎 作  下谷二助 絵  鈴木出版  2008年3月  1100円
「いつもいつも かえるは すぐかえると いっているのかな」言葉遊びの世界がユーモラスな絵とともに展開される楽しい絵本。
『げんまんげんまん』 あまんきみこ 著  いしいつとむ 絵  小峰書店  2008年2月  1300円
あかりちゃんとこぎつねとこうさぎとこりすが、あしたもここで遊ぼうと約束した。あかりちゃんがアメを4つポケットに入れて約束の場所に行ってみると、誰も来ない。みんな、忘れているんだと思っていたら…。それぞれの思いやりが伝わってくる絵本。
『ゆうかんなねずみくん』 ミカエラ・モーガン 文  ミシェル・カートリッジ 絵  田中まや 訳  評論社  2008年2月  1300円
何に対してもおっかなびっくりのねずみくん。いつの間にか、大粒の涙がつー。そんなとき、ねずみくんの心の奥で聞こえてきた声、「きみは、とびきり ゆうかんな ねずみじゃないか」。したくないことを断ることも勇気だと気づかせてくれる絵本。
『おでんさむらい しらたきのまき』 内田麟太郎 文  西村繁男 絵  くもん出版  2008年3月  1100円
へんてこざむらい、ひらた・おでんが活躍するへんてこ時代劇の絵本第2弾。お供のかぶへいを従えて、お花見をしていると、突如聞こえてくる女の悲鳴。そこには妖怪が……。
『なかなおり』 シャーロット・ゾロトウ 文  アーノルド・ローベル 絵  みないなな訳  童話屋  2008年3月  1350円
外はじゃあじゃあ降りの雨。パパはママに行ってきますのキスを忘れて出かけてしまった。不機嫌になったママは、息子のジョナサンにやつあたり、ジョナサンも姉のサリーに……。不機嫌な気持ちが次々と連鎖していく様子が愉快な絵本。
<小学生向き読み物>
『バレエなんて、きらい』 ジェニファー・リチャード・ジェイコブソン 作  武富博子 訳  講談社  2008年3月  1200円
ウィニー、ヴァネッサ、ゾーイの3人は、幼いときからの仲良し三人組。ところが、学校でバレエ教室が開かれてから、はじめて意見が合わなくなった……。ウィニーはバレエなんかしたくない。ウィニーと友だちの、あらたな友情へのステップを描く。
『ぼくんち戦争』 村上しいこ 作  たごもりのりこ 絵  ポプラ社  2008年3月  1300円
最近、ぼくの家族はなにかとすぐにけんかを始める。例えるなら、お母ちゃんは怪獣、お姉ちゃんはおっぱいマンモス、おじいちゃんは宇宙人。なんとか、平和をとりもどしたいんだけど……。
『漂白の王の伝説』 ラウラ・ガジェゴ・ガルシア 作  松下直弘 訳  偕成社  2008年3月  1500円
砂漠の王国、キンダの王子ワリードは、優れた詩人でもあったが、自ら開いたコンクールで、貧しい絨毯織りハンマードに破れてしまう。ワリードは憎しみにかられ、ハンマードを破滅へと追いやろうとする……。スペインのバルコ・デ・バロール児童文学賞受賞作。
<ノンフィクション>
『せんねんまんねん』 まど・みちお 詩  柚木沙弥郎 絵  理論社  2008年3月  1500円
「いつかのっぽのヤシの木になるために そのヤシの実がじべたに落ちる その地ひびきでミミズがとびだす…」。まどみちおの詩「せんねん まんねん」が絵本になった。
『親子で楽しむこども論語塾』 安岡定子 著  明治書院  2008年2月  1500円
孔子の「論語」の中から、心に残る言葉を選び出し、書き下し、原文、現代日本語訳に子ども向け解説を付け加えたもの。素読を楽しむ論語の本。
<中高生向け>
『12歳の文学 第二集』 小学館  2008年3月  1000円
第二回12歳の文学賞に受賞した作品を収載。優秀賞を受賞した作品は、山口県の小学生が書いた「蒼い瞳」。あさのあつこ、伊藤たかみ各氏の選評や対談もあり。
『マディガンのファンタジア 上・下』 マーガレット・マーヒー 作  山田順子 訳  岩波書店  2008年3月  各1800円
文明社会が<大崩壊>し、今は<再構築>の時代。主人公の少女ガーランドは、「マディガンのファンタジア」というサーカス団の一員。荒れ果てた大地に点在する街から街へと旅しているが、途中、謎の三兄弟と出会い、さまざまな困難に遭遇することに…。ニュージーランドでテレビドラマにもなった作品
『絶体絶命27時間!』 キース・グレイ 作  野沢佳織 訳  徳間書店  2008年3月  1400円
16歳のジョンは、転校早々不良グループにカバンを奪われ、やっと見つけたカバンの中には先生の財布が入っていた。盗みの濡れ衣を着せられてしまったジョンは、翌日の昼までに無実を証明しないと退学になってしまう……。スピード感溢れる青春小説。
『里山の一日 春の日』 今森光彦 著  アリス館  2008年3月  1400円
あぜ道に咲くタンポポ、田んぼの水たまりにいるメダカなど、著者が住んでいる琵琶湖周辺の里山の春の風景を写真に撮り、言葉を添えた写真集。「里山の一日」全4冊完結。
『読み上手書き上手』 齋藤孝 著  筑摩書店  2008年2月  760円
あぜ道に咲くタンポポ、田んぼの水たまりにいるメダカなど、著者が住んでいる琵琶湖周辺の里山の春の風景を写真に撮り、言葉を添えた写真集。「里山の一日」全4冊完結。
<研究書>
『なぜケータイ小説は売れるのか』 本田透 著  ソフトバンク  2008年2月  700円
「ケータイ小説」と呼ばれるジャンルの読み物がブームとなっている。なぜ、ケータイ小説は売れるのか?文芸業界でも奇異な現象、ケータイ小説市場の取材などを通して読み解く。

☆2・3歳児のためのおはなし会のお知らせ
※毎月第1火曜日に開催しています。詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成20年5月6日(火曜日)、6月3日(火曜日) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2階 子ども資料室
対象など
2〜3歳児とその保護者。定員は約20名程度。
(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【3月のおはなし会で使った絵本】

  1. このしっぽだあれ?  いしかわこうじ作・絵  講談社
  2. だるまさんが  かがくいひろし作  ブロンズ新社
  3. かくれんぼ  せなけいこ作・絵  鈴木出版
  4. うしろにいるのだあれ のはらのともだち  ふくだとしお作  新風舎
  5. くっついた  三浦太郎作・絵  こぐま社

【県内の動き】

★第1回乳幼児向けおはなしボランティア養成講座〜赤ちゃん絵本ってなあに?〜

日時
平成20年5月21日(水曜日) 午前10時〜12時
会場
光市立図書館2階視聴覚室
内容
赤ちゃん絵本の紹介・読み聞かせ方など
対象
子育て支援。未就園児のおはなし会などのボランティアをされている方、してみたい方(お子様連れでの参加は不可)
講師
山本安彦(山口県立山口図書館職員)
募集
40名程度(先着順)
主催・連絡先
光市立図書館  TEL:0833-72-1440  FAX:0833-71-3644

★まぶしいひかりconcert

日時
平成20年5月31日(土曜日) 午後5時30分〜(開場午後5時)
会場
アスピラート(防府駅北口前)
出演
工藤直子(詩人)、斉藤ネコ(ヴァイオリニスト)、新沢としひこ(シンガーソングライター)
+
前売
3,700円(中学生以上)、2,700円(小学生以下) ※当日券は300円高
主催・連絡先
同ギャラリー  TEL・FAX:0835-24-1099

以上です。

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