子ども読書支援センターニュース No.52

2008年9月24日
山口県立山口図書館内子ども読書支援センター発行
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

【子ども読書支援センター関連行事】

☆第53回新刊児童書研究会、出前研究会のお知らせ
※毎月第4金曜日に開催しています。詳細はこちらをご覧ください。

日時
10月24日(金) 午後1時30分〜3時30分
会場
山口県立図書館子ども読書支援センター会議室(3階)
対象
大人
お知らせ
※10月25日(土曜日)、26日(日曜日)は、新刊児童書全点がどなたでもご覧いただけます。

【9月の新刊児童書研究会(9月26日)でご紹介する本(一部)】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本>
『だじゃれオリンピック』 中川ひろたか 文  高畠純 絵  絵本館  2008年8月  800円
中川ひろたかと高畠純のコンビによる「だじゃれシリーズ」第5作。「おちても へいきんだい」「たいそう いたそう」「はしりカバとび」など、思わず笑ってしまうダジャレがいっぱい。
『へんしんマジック』 あきやまただし 作・絵  金の星社  2008年8月  1200円
「ごま」が何も入っていない箱の中に入ると、出てきたのは「まご」。「ストロー」を箱の中に入れると……。おなじみの「へんしん」シリーズ最新作。
『おばけのめをみておとうとうさぎ』 ヨンナ・ビョルンシェーナ作  菱木晃子 訳  クレヨンハウス  2008年8月
こわがりやのおとうとうさぎは、ブルーベリーをとりに森に出かけたが、途中、おばけが住んでいるこわいところに迷いこんでしまった。トムテの案内でこわいところを抜けだそうとするが……。スウェーデンの子どもたちが選ぶ人気投票で「2007年のベスト1」(0〜6歳)になった絵本。
『チコときんいろのつばさ』 レオ・レオーニ 作  さくまゆみこ 訳  あすなろ書房  2008年8月  1300円
翼がない小鳥のチコは、仲間の鳥と同じように空を飛びたかった。ある日、魔法の鳥に出会って、金色の翼をもらい願いがかなうが……。本邦初訳の絵本。
『だれがだれやらわかりません』 高谷まちこ 作・絵  フレーベル館  2008年8月  1000円
これはアリのアリガトさん。でも、ページをめくると、アリがたくさんいて一体どれがアリガトさんなのかわからない。違いをみつける楽しさもあるしかけ絵本。
『りんごろうくんのもりあるき』 わたなべてつた 作  なかがわかくた 絵  アリス館  2008年8月  1400円
りんごろうくんは、おとうさんと一緒に森歩きに出かけた。途中で、木にぽっかりあいた穴を見つけても、こわがって入ろうしないりんごろうくんだったが、迷子になってワラビーと出会い、次第にたくましくなっていく。オーストラリアが舞台となった絵本。
<小学生向き読み物>
『おにいちゃん』 後藤竜二 作  小泉るみ子 絵  佼成出版社  2008年8月  1100円
妹のゆうかは3歳。ぼくのことを「コースケ」と呼びすてにするし、とてもなまいきで甘えんぼうで、そして泣き虫。ある日、ゆうかが突然ゲームのスイッチを切ったので、思わずゴツンとたたいてしまった…。妹への揺れうごく思いを描く。
『おばけのジョージーのハロウィーン』 ロバート・ブライト 作・絵  なかがわちひろ 訳  徳間書店  2008年8月  1200円
今日はハロウィーンの日。広場ではハロウィーンコンテストが行われるという。しかし、はずかしがりやのおばけのジョージーは、なかなか広場に行くことができない。コンテストに出れば一等賞まちがいないのだけれど……。原著は1965年に出版された。
『ホームレス中学生 児童書版』 田村裕 作  山本祐司 絵  ワニブックス  2008年8月  952円
ベストセラーとなった『ホームレス中学生』の児童書版。総ルビがふってあり難しい言葉には説明が付いている。
<ノンフィクション>
『のはらうた X』 工藤直子 作  童話屋  2008年7月  1250円
いのししぶんたやあめんぼあきら、あげはゆりこなど、野原の住人のつぶやきや思いを詩にまとめた好評の詩集第5作。「しんこきゅうしたら こころの なかまで そらいろに そまりました」(こねずみしゅん「あきのそら」)。
『大丈夫、生きていけるよ へこんだ日の般若心経』 明川哲也 著  PHP研究所  2008年9月  1100円
般若心経は、人類が抱え込んだあらゆる悩みや疑問に対し、解決法を示してくれている。たった262文字の般若心経を分かりやすく解説し、悩める中高生に生きる元気を与えてくれる本。
<中高生向け読み物>
『ガンジス・レッド、悪魔の手と呼ばれしもの』 ディーン・ヴィンセント・カーター 作  原田勝 訳  あすなろ書房  2008年8月  1500円
科学雑誌「ミッシング・リンク」に編集者として勤めるアシュリーの元に、一通の手紙が届いた。手紙の送り主マザーは、珍しい蚊の一種「ガンジス・レッド」を所有しているという。好奇心をそそられたアシュリーは、湖水に浮かぶ島へと取材に訪れるが……。息つくひまもないスリルで展開するサスペンス。
『2140サープラス・アンナの日記』 ジェマ・マリー 著  橋本恵 訳  ソフトバンククリエイティブ  2008年7月  1800円
時は西暦2140年。人間は不死を手に入れ、新しい命は不要となった。その世界に産み落とされた子どもは「サープラス(よけいな存在)」として扱われる。少女アンナも、サープラスとして収容所で育てられた。自分の親を憎みながらも、運命を受け入れようとするアンナだったが……。
<研究書>
『かならず成功する読みきかせの本』 赤木かん子 著  自由国民社  2008年9月  1500円
大勢の子どもたちの前で絵本を読んだり、読まなければならなくなった人たちを対象にした、‘音読’のための初級用ガイドブック。巻末にQ&Aあり。

☆2・3歳児のためのおはなし会のお知らせ
※毎月第1火曜日に開催しています。詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成20年10月7日(火曜日)、11月4日(火曜日) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2階 子ども資料室
対象など
2〜3歳児とその保護者。定員は約20名程度。
(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【9月のおはなし会で使った絵本】

  1. かくしたのだあれ   五味太郎作  文化出版局
  2. おつきさまこんばんは   林明子作  福音館書店
  3. びっくりばこ   桑原伸之作  あすなろ書房
  4. おにぎり   平山英三文  平山和子絵  福音館書店
  5. どうぞのいす(大型絵本)   香山美子作  柿本幸造絵  教育画劇

【県内の動き】

★子どもの本はおもしろい!〜子どもの本の達人によるおとなの大激論〜

日時
平成20年10月4日(土) 午後1時30分〜3時30分
会場
カリエンテ山口(山口市湯田温泉)
参加費
無料
パネリスト
那須正幹(児童文学作家)、松田素子(フリーの編集者)、岩瀬成子(児童文学作家)、横山真佐子(児童書専門店経営)
コーディネーター
山本安彦(山口県子ども文庫連絡会)
関連イベント(無料)
おはなし会スペシャル、「しかけ絵本の世界」展、1日児童書専門店、「達人がすすめる、読まないとソン!子どもの本」展
主催
山口県子ども文庫連絡会
連絡先
TEL・FAX:083-924-8745(山本)

★絵本とおはなしブックフェスタ

日時
平成20年10月19日(日曜日) 午後1時30分〜
会場
海峡メッセ下関 801号室
定員
100名+子どもたち
演題
いいからいいから絵本ライブ
※「おすすめの絵本展」も同時開催
参加費
子ども(小学生〜中学生):300円  大人:500円
講師
長谷川義史(絵本作家)
主催
こどもと本ジョイントネット21・山口
連絡先
TEL・FAX:0832-32-7956(こどもの広場)

以上です。

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