子ども読書支援センターニュース No.59

2009年4月20日
山口県立山口図書館内子ども読書支援センター発行
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

【子ども読書支援センター関連行事】

☆第60回新刊児童書研究会のお知らせ
※毎月第4金曜日に開催しています。詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成21年5月22日(金曜日) 午後1時30分〜3時
会場
山口県立図書館子ども読書支援センター会議室(3階)
対象
大人
お知らせ
平成21年5月23日(土曜日)、5月24日(日曜日)は、新刊児童書全点がどなたでもご覧いただけます。

【4月の新刊児童書研究会(4月24日)でご紹介する本(一部)】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本>
『たすけて!』 ホラー・ケリー作 福本友美子訳 光村教育図書 2009年2月 1400円
ネズミとハリネズミとリスとウサギはみんな友だち。だが、ある日、ネズミは「ヘビはネズミをいじめるこわい動物」といううわさを聞いた。それを信じたネズミは、ヘビをこわがるあまり、穴に落ちてしまった・・・。様々な素材を使った絵が魅力の絵本。
『ダッシュだ、フラッシュ!』 ドン・フリーマン作 なかがわちひろ訳 BL出版 2009年3月 1300円
フラッシュとシャッセは一緒に暮らす2匹のダックスフント。フラッシュはなまけものだったが、電報配達の仕事を見つけて、働きはじめて忙しくなる。そんなある日、フラッシュのもとに電報が届いて・・・。あたたかな読後感が残る絵本。原書は1973年刊。
『おいしいみず』     レオ・レオーニ 作  谷川俊太郎 訳  あすなろ書房  2009年1月  1500円
みずがめさんの水はとてもおいしいと評判の水。その水は、森の動物たちが飲めば飲むほど、どんどん湧き出て1年中尽きることがなかった。ところがある日、色水のみずがめがやってきた。その色水にみんな夢中になって・・・。「わくわくたべもののおはなしえほん」シリーズの1冊。
<小学生向け読み物>
『ランドセルのはるやすみ』 村上しいこ作 長谷川義史絵 PHP研究所 2009年3月 1100円
突然ランドセルが、「わたしもえんそく、つれていってくれませんか」とつぶやいた。ランドセルは、いつも学校への行き帰りだけなのでつまらないという。そこで、けんいちはランドセルを遠足に連れて行くことにするが・・・。低学年向き。
『ダイヤモンドブラザーズ ケース4 空飛ぶフランス菓子』 アンソニー・ホロヴィッツ作 金原瑞人企画 樋渡正人、渡邉了介訳 文渓堂 2009年3月 900円
ヨーグルトの懸賞に当たって、パリ旅行に出かけたニックと兄の私立探偵テイム・ダイヤモンド。ところが、パリに着いたとたん、二人の命が狙われることに・・・。人気のミステリー第4弾。表題作の他に「ピンぼけのサーカス」を所収。中学生向き。
『ぼくだけの山の家』 ジーン・クレイグヘッド・ジョージ作 茅野美ど里訳 偕成社 2009年3月 1600円
ニューヨークの家を離れ、ひいおじいちゃんが住んでいたという深い森へ向かったサム。そこで自分の家をつくり、森の恵みを食料として、たったひとりで暮らすことにするが・・・。たくましく成長する少年の生活を描いた、全米で読みつがれている名作。原書は1959年刊。高学年から中学生向き。
<ノンフィクション>
『道はどこかに続く』 日野原重明著 講談社 2009年3月 1000円
明治、大正、昭和、平成の時代を生きてきた97歳の現役医師、日野原重明が、目標を持つためのヒントや、他者との関わりなどについて信念を語る。著者は、山口県出身。「15歳の寺子屋」シリーズ第1弾。
<中高生向け読み物>
『天井に星の輝く』 ヨハンナ・ティデル作 佐伯愛子訳 白水社 2009年3月 2000円
13歳のイェンナは母と2人暮らし。彼女には誰にも言えない秘密があった。それは、母親が数年前から乳がんをわずらっていること・・・。北欧から届いた、心揺さぶる物語。アウグスト賞など複数の賞の受賞作。スウェーデンでも映画化された。
『トム・スキャッターホーンの大冒険 博物館の秘密』 ヘンリー・チャンセラー著 金原瑞人、小林みき訳 東京書籍 2009年2月
母さんが行方不明になった父さんを探しに出かけたため、港町の小さな博物館を管理しているおじさんの家にあずけられたトム。ところがその博物館にある古いはく製の動物たちが動き始めた。そこには、大変な秘密が隠されていた・・・。大冒険ファンタジー第1巻。
<研究書>
『12歳からの読書案内』 金原瑞人監修 すばる舎 2009年2月 1500円
2000年以降出版された国内の本の中から、小説や詩、絵本など様々なジャンルの作品をセレクトしたもの。『12歳からの読書案内 海外作品』に次ぐブックリスト第3弾。
『この絵本が好き! 2009年版』別冊太陽編集部 編 平凡社 2009年3月 1143円
国内の絵本好き107名のアンケートによる2008年に出版された絵本のベスト24(国内11点、海外13点)を掲載。2008年の絵本の各賞や注目の展覧会、初山滋と茂田井武の特集もあり。巻末に出版された主な絵本約1200冊のリストあり。

☆2・3歳児のためのおはなし会のお知らせ
※毎月第1火曜日に開催しています。詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成21年5月12日(火曜日)、6月2日(火) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2階 子ども資料室
対象など
2〜3歳児とその保護者。定員は約20名程度。
(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【4月のおはなし会で使った絵本】

  1. 『プアー』  長新太 作・絵 福音館書店 
  2. 『コンコンたまご』 真木文絵 作 石倉ヒロユキ 絵 岩崎書店
  3. 『いちご』 平山和子 作 福音館書店
  4. 『くまのテディちゃん』 グレタ・ヤヌス 作 ロジャー・デュボアザン 絵 こぐま社
  5. 『ちいさなねこ』 石井桃子 作 横内襄 絵 福音館書店
  6. 『でんしゃでいこうでんしゃでかえろう』(大型絵本) 間瀬なおかた 作・絵 チャイルド本社

【県内の動き】

★山口市が「学校図書館支援サービス」を開始

山口市は今年度、「学校図書館支援サービス」を開始するため、図書購入費134万円を予算化した。市立中央図書館に、学校図書館への団体貸出用図書を整備し、市内の小学校に貸出する。今年度は、白石小学校・大内小学校をモデル校に事業を行う予定。2校には学校図書館指導員を配置、図書の整理や生徒の利用相談にあたる。

★あかね会40周年記念のおはなし会&末吉正子さん公演

日時
4月26日(日)午後1時30分〜3時
会場
下関市立下関図書館3階講堂 TEL:0832-31-2226
内容
あかね会による朗読「子どものすきな神様」や、末吉正子さんによるストーリーテリング「はじめのお話」「カンガルーのかあさん」など。

★講演会「絵本を送り続けて15年、カンボジアへつなぐ絵本のかけ橋」

日時
5月30日(土曜日)午後2時〜3時30分
会場
萩市立明木図書館2階(萩市明木) TEL:0838-55-0314
内容
カンボジアやアフガニスタンへ絵本を贈る活動を行っているシャンティ国際ボランティア会の活動や現地の子どもたちの様子を紹介する。
講師
クメール語の絵本を贈る会 根岸セツ子氏
対象
子どもから大人まで
定員
10人
関連行事
「贈り続ける50冊の絵本展&写真展」(5/21〜5/31)

※子どもの本や読書についてのイベント情報をお寄せください。

以上です。

※「子ども読書支援センターニュース」のバックナンバーは、こちらからもご覧になれます。

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