子ども読書支援センターニュース No.64

2009年9月22日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

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【山口県子ども読書支援センター関連行事】

☆第64回新刊児童書研究会のお知らせ
※毎月第4金曜日に開催しています。詳細はこちらをご覧ください。

日時
9月25日(金曜日) 午後1時30分〜3時
会場
山口県立山口図書館 山口県子ども読書支援センター会議室(3F)
対象
大人
お知らせ
※9月26日(土)、27日(日)は、新刊児童書全点がどなたでもご覧いただけます。

☆平成21度新刊児童書出前研究会(第2回)のお知らせ
詳細はこちらをご覧下さい。

県立図書館が今年6月から9月にかけて収集した新刊児童書約千冊が手に取ってご覧いただけます。また、新刊児童書の出版傾向の説明や紹介も行います。読書活動や図書の選書等にお役立て下さい。(第3回は平成22年2月開催の予定です。)

平成21年度第2回新刊児童書出前研究会開催日程
日時 会場 連絡先
10月8日(木曜日) 周南市立中央図書館 TEL 0834-22-8682
10月16日(金曜日) 長門市立図書館 TEL 0837-26-5123
10月23日(金曜日) 山口県立山口図書館 TEL 083-924-2111

※時間は、いずれも午後1時から3時まで。ただし、県立図書館会場は午後1時30分から3時30分までです。

対象 学校図書館・市町立図書館関係者、子ども読書ボランティア等
定員 各会場とも50名
申込先 各会場の図書館または県立図書館

【9月の新刊児童書研究会(9月25日)でご紹介する本(一部)】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本−乳幼児から>
『おばけなんてないさ』  せなけいこ絵 槇みのり作詞 峯陽作曲  ポプラ社  2009.7 \880
子どもたちにおなじみの童謡『おばけなんてないさ』が絵本になった。子どものおばけとともだちになって、あくしゅして、おやつたべよう!おばけなんてこわくないよ。思わず歌いたくなる愉快な絵本。
<絵本−3,4歳から>
『なみ』  スージー・リー作  講談社  2009.7 \1400
海辺で波とたわむれるひとりの女の子。静かだった波打ち際にそのうち大きな波が寄せてきて……。描かれているのは少女とカモメ、寄せる波。シンプルな絵だけで表現された文字なし絵本。ニューヨークタイムズ紙2008Best Illustrated Children's book。作者のスージー・リーはソウル出身、シンガポール在住の絵本作家。文が極めて少ない作風が特徴。
<絵本−5,6歳から>
『大きな大きな船』  長谷川集平作・絵  ポプラ社  2009.8 \1200
父さんとぼく。二人きりになった暮らしの中で、ぼくは父さんに母さん役までやってほしくないと思う。仕事で家を留守にしがちだった父と息子の思いが伝わってくる絵本。
<読み物−小学生向き>
『たいせつな友だち』  モイヤ・シモンズ作 中井はるの訳  くもん出版  2009.7 \1300
転校生ステファニーと仲良くして、今までの「イケテル」友だちに無視されてしまうことを恐れるケイト。そんなとき、ステファニーが病気になってしまい……。少女の神様への語りかけで綴られる命の物語。2008年度オーストラリア児童図書協議会優良図書。中学年向き。
『スコアブック 1』  伊集院静著 ちばてつや画  講談社  2009.7 \1000
10歳になったミサキは、野球のスコアラーとなる夢に向かう決意をする。自分が理想とする野球チームを作るために、仲間を探すことに……。野球物語の第1弾。漫画家ちばてつやのイラストあり。高学年向き。
<読み物−中学生向き>
『Eggs 夜明けなんて見たくない』  ジェリー・スピネッリ作 千葉茂樹訳  理論社  2009.7 \1900
母が死んで、仕事で週に一度しか帰ってこない父を持つディビッドは、心を閉ざした祖母との二人暮らしをしている。そんなある日、プリムローズという少女と出会う。プリムローズは、父が不在で、占い師の母が住む家の側で車の中に住んでいるが、母には母親の資格がないと思っている。同じように、孤独を抱えた9歳と13歳のふたりだったが、けんかを繰り返しながら、少しずつ心を通わせていく……。
『宇宙に秘められた謎 ホーキング博士のスペース・アドベンチャー 2』  ルーシー&スティーヴン・ホーキング作  さくまゆみこ訳  岩崎書店  2009.7 \1900
お父さんのエリックとともに、国際宇宙機関の本部があるアメリカに引っ越したアニーからジョージに、夏休みに宇宙への冒険に来ないかというメールが来た。心はずませてアメリカに行ったジョージは、そこで、壊れたはずのスーパーコンピュータ「コスモス」からメッセージが届いたことを知り、再び宇宙への冒険に旅立つことに……。宇宙物理学者ホーキング博士とその娘ルーシーが書いたスペース・アドベンチャー第2弾。
<ノンフィクション>
『ホネホネどうぶつえん』  西澤真樹子解説 大西成明写真 松田素子文  アリス館  2009.7 \1500
よく知っている動物たちをホネだけにしたらどうなっているんだろう?象のホネ、パンダのホネ、ライオンのホネ……。「ホネホネたんていだん」に次ぐ第2弾。小学校低学年から。
『マリモを守る。』  千葉望文 荒谷良一写真  理論社  2009.7 \1600
なぜマリモは阿寒湖でだけ丸く大きくなるのか。どうすればマリモを守っていけるのか。日本ではじめてのマリモ専門学芸員の調査・研究の様子を紹介し、環境について考える。小学校中学年から。
『地雷のない世界へ』  大塚敦子写真・文  講談社  2009.7 \1600
世界には戦争中にばらまかれた地雷が地中深く残っている。その地雷を探す地雷探知犬と人々の姿を紹介する。地雷の除去活動の状況とわたしたちに何ができるかを考えさせる一冊。小学校高学年から。
『「フラフラ」のすすめ』  益川敏英著  講談社  2009.7 \1000
「宿題を決してやらない劣等生」だった筆者が、なぜ、ノーベル賞を受賞するまでに至ったのか。そこには、面白そうなものには何でも首をつっこむ「フラフラ」という名の好奇心が隠されていた。大切なのは第一歩を踏み出すこと、その瞬間に一番重要だと思えることに全力でぶつかってみることだと筆者は訴える。『15歳の寺子屋』シリーズの1冊。中学生から。
<研究書>
『英米絵本のベストセラー40』  灰島かり編著  ミネルヴァ書房  2009.7 \1800
『ピーターラビットのおはなし』『かいじゅうたちのいるところ』など、人気のある英米の絵本40冊について、研究者や翻訳家、編集者たちがそれぞれの作品について語る。村中李衣氏の解説『あおくんときいろちゃん』『しろいうさぎとくろいうさぎ』も収載。

☆2・3歳児のためのおはなし会のお知らせ
※毎月第1火曜日に開催しています。(祝日の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成21年10月6日(火曜日)、11月10日(火曜日) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2階 子ども資料室
対象など
2〜3歳児とその保護者。定員は約20名程度。
(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【9月のおはなし会で使った絵本】

  1. うしろにいるのはだあれ(赤ちゃん絵本)  まついのりこ/作 童心社 2003.5
  2. くだものだもの  石津ちひろ/文 山村浩二/絵 福音館書店 2006.6
  3. しろくまくん なにがきこえる?  エリック・カール/絵 ビル・マーチン/文 偕成社 1992.8
  4. かおかおどんなかお(赤ちゃん絵本)  柳原良平/作・絵 こぐま社 1995.12
  5. ぼく、おつきさまがほしいんだ  ジョナサン・エメット/文 ヴァネッサ・キャバン/絵 徳間書店 2002.9

【県内の動き】

★21年度女性学講座〜関係づくりを育む子育て支援〜

日 時
10月17日(土) 午前10時〜12時
会 場
山口県婦人教育文化会館(カリエンテ山口) TEL 083-922-2792
講 師
村中李衣(梅光学院大学教授、児童文学作家)
定 員
60名(要申込・先着順) ※託児あり
主 催
やまぐちネットワークエコー・山口県婦人教育文化会館
申込み・問合せ
やまぐちネットワークエコー事務局 TEL・FAX 083-923-9833

★講演会「物語が生まれるとき〜やまんばあさんのないしょ話」

日 時
10月25日(日) 午後1時30分〜3時
会 場
山口県立山口図書館レクチャールーム
講 師
富安陽子(児童文学作家)
参加費
無 料
定 員
280名(先着順)
主 催
こどもと本ジョイントネット21・山口
申込み
TEL/FAX 083-924-8745(山本) 083-922-0131(山口) 0835-52-0196(蕨)

★「松田素子」さんの絵本と作品講演会

日 時
11月3日(火・祝) 午後2時〜3時30分
会 場
光市室積公民館大ホール
参加費
無 料
講 師
松田素子(フリー編集者、周南市出身)
主 催
室積公民館・やまびこ文庫
連絡先
TEL 0833-71-3842 三浦

以上です。

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