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伊藤博文(明治維新人物調べかた案内 No.39)

作成日:2021年3月31日、公開日:2021年7月9日

伊藤博文について調べる資料をご紹介します。資料は山口県資料コーナーや明治維新人物ギャラリーの他、書庫内にあります。

なお、この調べ方案内の印刷用ファイルはこちら(PDF,609.7KB)です。ダウンロードしてご利用ください。

人物紹介

伊藤博文(イトウ ヒロブミ)
天保12年(1841年)~明治42年(1919年)
諱:博文、義詮、正光、博詢,字:子簡、無徳,通称:利介(りすけ、以下同じ)、利助、利輔、瞬輔(しゅんすけ、以下同じ)、俊輔、春輔、俊介,号:春畝(しゅんぽ)、舜(しゅん)、春生(しゅんせい)、宇生(うせい)、斃休(へいきゅう)、滄浪閣(そうろうかく)主人,変名:越智斧太郎、デボナー、花山春太郎、吉村荘蔵、林宇一

天保12年(1841年)、農民、林重蔵(はやし じゅうぞう、十蔵)の長男として熊毛郡束荷(つかり)村(現・光市)に生まれた。9歳のとき萩に移住、14歳のとき一家が下級武士である伊藤家を継いだため、伊藤姓を名乗った。来原良蔵(くりはら りょうぞう)や吉田松陰(よしだ しょういん)に師事、文久3年(1863年)に井上馨(いのうえ かおる)らとともにイギリスへ密航留学するが、翌元治元年(1864年)に下関戦争の報を聞いて急遽帰国し、その戦後処理に奔走するなど、対外交渉役として活躍した。

維新後、新政府に出仕、慶応4年(1868年)5月に兵庫県の初代知事となった。明治4年(1871年)には岩倉使節団の副使として欧米12ヵ国を視察。明治11年(1878年)、暗殺された大久保利通(おおくぼ としみち)の跡を継いで内務卿となった。明治15年(1882年)、憲法調査のため渡欧、帰国後の明治18年(1885年)には初代総理大臣となり、その後も3回総理を務めた。また、伊藤が作成した草案に基づき、明治22年(1889年)に大日本帝国憲法が発布された。

明治28年(1895年)、陸奥宗光(むつ むねみつ)とともに全権として日清戦争講和をまとめ、明治33年(1900年)には政党、立憲政友会を結成した。日露戦争後の明治38年(1905年)、事実上の保護国となった韓国に初代統監として赴任、明治42年(1909年)、中国北部のハルビン駅頭で韓国人安重根(アン ジュングン)に暗殺された。享年69歳。

資料紹介

伝記

『伊藤博文伝 上・中・下』 (春畝公追頌会 編,原書房,2004,請求記号:Y289/I 89)
昭和15年(1940年)、伊藤の生誕百年を記念して刊行された伝記の復刻版。戦前の資料のため読みにくいが、伊藤家に残された文書など、多くの史料を引用しながら伊藤の生涯を詳細に記述している。下巻に年表形式の「伊藤博文履歴」あり。
『伊藤博文伝』を県内図書館から探す。
 
『伊藤博文』 (伊藤之雄 [著],講談社,2015,請求記号:Y289/I 89)
平成21年(2009年)に刊行された評伝の文庫版。主として書簡や日記などの一次資料に基づき、「剛凌強直」(強く厳しく正直)な人物としての伊藤を描く。主要参考文献、人名索引あり。
『伊藤博文』(学術文庫版)を県内図書館から探す。
 
『伊藤博文直話』 (伊藤博文 [述],新人物往来社,2010,請求記号:Y289/I 89)
昭和2年(1927年)刊行の『伊藤公全集』第3巻に含まれる、伊藤の「直話(談話のこと)」を抜き出して本にしたもの。伊藤からみた人物評や当事者ならではの実歴譚などが収録されている。
『伊藤博文直話』を県内図書館から探す。
 
『月刊・松下村塾 Vol.9 吉田松陰と伊藤博文』 (月刊松下村塾編集部 編,山口産業,2005,請求記号:Y289/Y 86/N 4)
伊藤と、吉田松陰や井上馨など他の長州ファイブとの関わりに焦点を当て、カラー写真を多用して紹介した資料。年表あり。
『月刊・松下村塾 Vol.9 吉田松陰と伊藤博文』を県内図書館から探す。

史料

『伊藤公全集 第1-3巻』 (小松緑 編輯,伊藤公全集刊行会,1927-1928,請求記号:Y289/I 89)
伊藤の文書、書簡、演説、書などの一部を選りすぐって収録した資料。第1巻は、文書、書簡、書など、第2巻は演説、第3巻は伝記、直話、逸話などからなる。目次あり。館内利用資料。
『伊藤公全集 第1-3巻』を県内図書館から探す。
『伊藤博文文書[1]全127巻』 『同2 全14巻』 (伊藤博文文書研究会 監修,ゆまに書房,2007-2016,請求記号:R210.6/N 7)
伊藤の手記などを項目ごとに分類してまとめた『秘書類纂』等を影印刊行したもの。解題あり。館内利用資料。一部の巻には活字版(原書房,1970-1980,請求記号:R210.6/K 0)がある。
『伊藤博文文書』を県内図書館から探す。

他の史料として、『伊藤博文秘録 請求記号:正]・続』(平塚篤 編,原書房,1982,請求記号:R210.6/L 2)、『滄浪閣残筆』(伊藤博文 著,マツノ書店,2012,請求記号:Y289/I 89)などがある。

ウェブサイトなど

光市ウェブサイト:伊藤公資料館ご案内
光市束荷にある伊藤公資料館を紹介したウェブページ。館内案内や所蔵品の紹介等がある。
リサーチ・ナビ 伊藤博文関係文書(その1)同(その2)同(MF:個人蔵)
国立国会図書館の憲政資料室で所蔵している伊藤関係の資料のリスト等がある。うち、「(その1)」については、デジタル化された画像を見ることができ、目録からリンクが張られている。

最終確認日:2021年3月31日

お問い合わせ先

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