子ども読書支援センターニュース　No.68

日時

2月25日（木曜日)　午後1時30分〜3時

会場

山口県立山口図書館　山口県子ども読書支援センター会議室（３Ｆ）

対象

大人

お知らせ

※2月27日（土）、28日（日）は、新刊児童書全点がどなたでもご覧いただけます。

県立図書館が昨年10月から今年1月にかけて収集した新刊児童書約千冊が手に取ってご覧いただけます。また、新刊児童書の出版傾向の説明や紹介も行います。読書活動や図書の選書等にお役立て下さい。

＜絵本＞

『かかしのじいさん』　　深山さくら文　黒井健絵　　佼成出版社　　2009.12　\1300

かかしのじいさんの仕事は、すずめを追っ払うこと。けれど、すずめはじいさんの田んぼに飛んできては、米の花を食べたり、ようやく実った米を食べたり。そんなすずめに憎まれ口を叩きながらも、じいさんはいつしかすずめが来るのを待つようになって……。味わい深い文章とかかしの表情が印象的な絵本。３、４歳から。

『はるまちくまさん』　　ケビン・ヘンクス作　いしいむつみ訳　　BL出版　　2009.12　\1300

冬が来て、ほら穴で冬眠をはじめたくまさん。くまさんは眠っている間に、いろんな夢をみました。子どもの頃のちっちゃなくまになってクロッカスの花のなかでお昼寝している春の夢。ブルーベリーの雨が降ってくる夏の夢。たくさん夢をみてようやく目がさめたくまさんが、外に出てみると……。２００９年ボストングローブ＝ホーンブック賞オナーブック。３、４歳から。

『きょうふのわすれものチェック！』　　スギヤマカナヨ作　　佼成出版社　　2009.11　\1300

「わすれんぼうの女王・おおきナコ」のせいで、いつも忘れ物ワースト1になってしまう６班。班長のあやはいつも班を代表して罰の「わすれんぼう」をかぶるはめになってしまう。あやはなんとかおおきナコの忘れ物をなくそうと努力するのだが……。忘れ物をしてもへっちゃらなおおきナコの明るいキャラクターに思わず笑みがこぼれる愉快な絵本。５、６歳から。

『かあさんをまつふゆ』　　ジャクリーン・ウッドソン文　Ｅ．Ｂ．ルイス絵　さくまゆみこ訳　　光村教育図書　　2009.11　\1400

「雪よりも、雨よりもあなたが大好きよ」そういって抱きしめてくれたかあさんは、遠く離れたシカゴに働きに行った。エイダ・ルースはおばあちゃんとちいさなネコと一緒にかあさんの帰りを待つ。外は降りしきる雪。かあさんからは手紙もお金も届かない……。母の帰りを待つ少女の心のうちを詩情あふれる文章と美しいイラストで描く。２００５年コルデコット賞オナーブック。５、６歳から。

＜読み物＞

『氷の上のボーツマン』　　ベンノー・ブルードラ作　上田真而子訳　ヴェルナー・クレムケ絵　　岩波書店　　2009.11　\1400

ウーヴェ、ヨッヘン、カトリンの３人は、いつものように海辺のタグボートに住む船長の子犬ボーツマンと遊んでいたが、足もとの氷が割れて、ボーツマンは、浮氷の上に取り残されてしまった。ボーツマンを助けるため、ウーヴェらの必死の救助が始まった。作者は旧東ドイツ生まれでドイツ児童文学賞特別賞も受賞。原書は１９５９年刊。小学校低学年から。

『秘密のマシン、アクイラ』　　アンドリュー・ノリス著　原田勝訳　長崎訓子絵　　あすなろ書房　　2009.12　\1400

遠足で出かけた国立公園で不思議な乗り物を見つけた７年生の劣等生トムとジェフ。乗りこなしたい一心で数学、ラテン語、航空航法などを勉強する二人を先生たちも怪しみ始めた……。ウィットブレッド賞児童書部門賞受賞作。小学校高学年向け。

『時間割のむこうがわ』　　小浜ユリ作　杉田比呂美絵　　ポプラ社　　2009.12　\1200

ちょっとしたきっかけで、クラスの女の子に無視されるようになった久保夏実。以前の友だちのプリントを取った夢を見たら、ほんとにその子のプリントがなくなった。ネコの言葉がしゃべれるようになった中田真由。死んでしまった友だちの姿が見えてしまう杉山浩人。クラスメートに起こる不思議な出来事が、短編の連作となって展開する物語。第２回ポプラズッコケ文学賞優秀賞受賞作。小学校高学年向け。

『かいじゅうたちのいるところ』　　デイヴ・エガーズ著　小田島恒志・小田島則子訳　　河出書房新社　　2009.12　\1600

オオカミ・スーツを着たマックスは、ママの腕に力いっぱい噛みついた。「あなたがいると、このうちはめちゃくちゃになっちゃうわ！」マックスは夜の中へ飛び出した。20世紀最高の絵本と絶賛された同名絵本を小説化した作品。中学生向け。

『とむらう女』　　ロレッタ・エルスワース著　代田亜香子訳　　作品社　　2009.11　\1600

ママを亡くしたばかりのイーヴィのところにやってきた父親の姉フローおばさんは「おとむらい師」。母の死を受け入れられなかったイーヴィだが、おばさんの優しさに次第に心を開いていく。「死」を見つめることを通して少女の成長を描いた作品。高校生向け。

＜ノンフィクション＞

『ＳＰＹ　世界のスパイ伝説』　　ポール・ダウズウェル／ファーガス・フレミング文　伊藤菜摘子訳　伊吹アスカ絵　　ポプラ社　　2009.12　\1000

ゾルゲやマタ・ハリなど歴史上有名な１１人のスパイのエピソードを収録。コラムで、当時の世界情勢、敵対する構造を解説。フィクションにもしばしば登場するスパイの実像に触れる興味深い内容となっている。小学校高学年から。

『おなやみジュース』　　令丈ヒロ子著　　講談社　　2009.12　\1000

小さい頃から「おなやみ相談」にあこがれていたという「若おかみは小学生！」シリーズで人気の著者が自らの体験をもとに「なやみの大切さ」を伝える。１５歳の寺子屋シリーズの一冊。高校生向け。

＜研究書＞

『子どもの本のカレンダー　増補改訂版』　　鳥越信・生駒幸子編著　　創元社　　2009.12　\1600

「ぼくのお誕生日に事件が起こるお話が読みたい」そんなリクエストに応えて生まれたブックリスト。３６６日の日付が出てくる「子どもの本」を１日１点を選んで紹介。巻末に書名、著者名索引あり。１９９６年ゆまに書房刊の増補改訂版。旧版の３分の１を新しいタイトルに差し替えている。

日時

平成22年2月2日（火曜日）、平成22年3月2日（火曜日）　午前11時〜11時20分

会場

山口県立山口図書館2階　子ども資料室

対象など

2〜3歳児とその保護者。定員は約20名程度。
（当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。）

1. どうぶつしりとりえほん（赤ちゃん絵本）　　藪内正幸／作　岩崎書店　1996.8
2. ゆきのあさ　　笠原則行／作　福音館書店　2003.2
3. かくしたのだあれ（赤ちゃん絵本）　　五味太郎／さく　文化出版局　1995.2
4. やまのおふろやさん　　とよたかずひこ／さく・え　ひさかたチャイルド　2006.11
5. いただきバス（大型絵本）　　藤本とよひこ／さく・え　鈴木出版　2008.11

日　時

2月7日（日）　午後2時〜3時30分/dd>

会　場

阿知須地域交流センター(山口市）２階大会議室　TEL0836-65-2022

内　容

絵本作家武田美穂さんの絵本ライブ

定　員

100名（先着順）

資料代

500円

主　催

こどもと本ジョイントネット２１・山口

連絡先

TEL0836-65-5460（岡藤）　0835-52-0196(蕨）　083-922-0131(山口）

★人形劇とパネルシアター

日　時

2月13日（土）　10時30分〜11時30分

会　場

防府市立図書館研修室

講　師

「おはなしチェリーズ」宮田佳子他

演　目

○人形劇「知りたがりやのポロンちゃん」　○パネルシアター「どうぞのいす」　他

主　催

子ども読書活動推進ネットワーク・防府

連絡先

防府市立図書館　TEL0835-22-0780

★子どもの読書　1冊の本を手渡すために

講演会

日時：2月20日（土）10時30分〜12時00分

会場：萩市立明木図書館

ブックトーク

日時：2月19日（金）9時35分〜10時25分

会場：萩市立明木中学校

日時：2月22日（月）9時25分〜10時10分

会場：萩市立明木小学校

講　師

田中共子（『図書館へ行こう』『図書館で出会える１００冊』の著者）

主催・申込先

萩市立明木図書館　TEL0838-55-0314

申込締切

2月18日(木）

定　員

講演会：30名、ブックトーク各10名