子ども読書支援センターニュース No.72
2010年5月25日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817
山口県子ども読書支援センター発行
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【山口県子ども読書支援センター関連行事】
☆2・3歳児のためのおはなし会
※毎月第1火曜日に開催しています。(閉館の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。
- 日時
- 平成22年6月1日(火曜日) 午前11時〜11時20分
- 会場
- 山口県立山口図書館2F 子ども資料室
- 対象
- 2〜3歳児とその保護者。
- 定員
- 約20名程度。(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)
【5月のおはなし会で使った絵本】
- たまごのあかちゃん(赤ちゃん絵本) かんざわとしこ/ぶん やぎゅうげんいちろう/え 福音館書店 1994
- くだもの(赤ちゃん絵本) 平山和子/さく 福音館書店 1981
- ちかみち マイケル・グレイニエツ/さく ほそのあやこ/やく ポプラ社 2004
- ダンゴムシみつけたよ 皆越ようせい/写真・文 ポプラ社 2002
【新刊児童書から】(本の価格は消費税抜きの価格です。)
<絵本>
- 『ころんちゃん』 まつなりまりこ作 アリス館 2010.3 \850
- ころんちゃんはころーんころーん転がって遊ぶのが大好き。あっちでころーん、こっちでころーん。時々どここかにぶつかって泣くことも。でも大丈夫、ママがいつもそばで見ているから。寝返る赤ちゃんの様子がほほえましい赤ちゃん絵本。乳幼児向き。
- 『いっしょにごはん』 スギヤマカナヨ作 くもん出版 2010.3 \840
- 「いっしょに ごはん いただきまーす!」まずはおにぎり。次はハンバーグ。その次は? 大人と子どもが向かいあってごはんを食べている様子が描かれている。本を縦に開いて大人と子どもの間に置き、向かいあって読めるように趣向がこらされた絵本。3,4歳から。
- 『おらんうーたんのおうち』 岩合日出子ぶん 岩合光昭しゃしん 福音館書店 2010.3 \900
- オランウータンのおうちはみどりのおうち。こどもが動くとさわさわみどりが揺れる。みどりのおうちでこどもとおかあさんはいつもいっしょ。みどりのおうちの中でのんびり生活する、オランウータンの親子が描かれた写真絵本。3,4歳から。
- 『小学生になる日』 北見葉湖文・絵 新日本出版社 2010.3 \1500
- あおいは4月から小学生。春休みにひとりでバスに乗って、おばあちゃんのうちへ行くことになった。バス停でおばあちゃんを待っていると、知らない女の子に声をかけられ、いっしょに小学校を見て回ることになり…。世界中の子どもがみんな、小学生になる日を迎えられるようにという、作者の願いが込められた絵本。2009年ボローニャ国際児童図書賞受賞作家の最新作。5,6歳から。
- 『ちゅうしゃなんかこわくない』 穂高順也作 長谷川義史絵 岩崎書店 2010.3 \1300
- ぼくは注射がだいきらい。でも今日は、注射をしなくちゃいけない日。痛くないのをしてもらおうと、注射の痛くない国へ出発!すると、そこで待っていたのは……。注射の痛さがどこかへ吹き飛ぶような愉快な絵本。
- 『テスの木』 ジェス・M・ブロウヤー文 ピーター・H・レイノルズ絵 なかがわちひろ訳 主婦の友社 2010.4 \1380
- テスが大好きでとても仲良しのテスの木。そのテスの木が、ある晩の嵐で木の枝がたくさん折れてしまい、危険なので切り倒されてしまった。悲しみに暮れるテスは、友だちや近所の人を呼んで木のお葬式をすることにした。お葬式に思いがけない人たちが来て……。大事な人との「永遠の別れ」をテーマにした絵本。5,6歳から。
- 『エラのふしぎなぼうし』 カルメラ・ダミコ文 スティーブン・ダミコ絵 角野栄子訳 小学館 2010.3 \1600
- ゾウの女の子エラは、引っ越してきたばかり。おばあちゃんからもらった帽子をかぶって新しい学校へ行くと、学校でいちばん大きいベリンダに帽子をからかわれてしまう。おばあちゃんは「しあわせをよぶ帽子」って言っていたけれど……。「ゾウのエラちゃんシリーズ」第1巻。第2巻『エラのはじめてのおつかい』も同時刊行。小学校3、4年生から。
- 『ハーメルンの笛吹男』 レナーテ・レッケ文 リズベート・ツヴェルガー絵 池田香代子訳 BL出版 2010.3 \1500
- 1284年のある日、ハーメルンの町にねずみの大群が押し寄せた。ふしぎな男が現れて、笛を吹いてねずみを追い出してくれたが、町の人々が約束のお礼を払わなかったので、男は怒って町を出て行ってしまう。その男が舞い戻ってきてやったことは…。グリム兄弟の『ドイツ伝説集』に納められている有名な伝説を、国際アンデルセン賞受賞作家ツヴェルガーが描いた絵本。小学校5,6年生から。
- 『百年の家』 J・パトリック・ルイス文 ロベルト・インノチェンティ絵 長田弘訳 講談社 2010.3 \1900
- 自然の中に建つ一軒の古い家の、1900年からの百年を描いた一冊。その家に住む人々の生き方と時代の移り変わりを、ページをめくるごとに見ることができる。国際アンデルセン賞画家賞を受賞したインノチェンティの絵による絵本。小学校5,6年生から。
<読み物>
- 『空からきたひつじ』 フレート・ロドリアン作 ヴェルナー・クレムケ絵 たかはしふみこ訳 徳間書店 2010.3 \1600
- 夏のある日、クリスチーネは森の中で、まっ白なふわふわのひつじを見つけた。そのひつじは、ひつじ雲のひつじだった。空から落ちたふしぎなひつじをもどすためにクリスチーネが考えたことは……。原書は旧東ドイツを代表する作家と画家による1958年の作品。小学校低学年向き。
- 『行け!シュバットマン』 村中李衣作 堀川真画 福音館書店 2010.3 \1200
- ぼくのかあさんは特撮ヒーローもののスーツアクター。今は「シュバットマン」を演じている。ともだちになった同級生のげんは、シュバットマンのファンらしいが、ぼくはかあさんのことは言えないでいた。下関市が舞台の物語。作者は梅光学院大学教授で山陽小野田市在住。小学校中学年から。
- 『秘密結社ベネディクト団 上、下』 トレントン・リー・スチュワート著 久米真麻子訳 ヴィレッジブックス 2010.3 @¥880
- 身寄りがなく孤児院で暮らす11歳の少年レイニーは、ある日、才能ある少年少女を求める不思議な新聞広告を見たことから、試験を受けることに。試験に合格したスティッキー、ケイト、コンスタンスとともに、ベネディクト団を結成した。謎解きも楽しい冒険物語。E・B・ホワイト賞受賞作。小学校高学年向き。
- 『ティムール国のゾウ使い』 ジェラルディン・マコックラン作 こだまともこ訳 小学館 2010.3 \1400
- 14世紀の中央アジアを支配したティムール国。戦いの旅を続ける遊牧民ノマドであるティムール軍の少年ラスティとティムール軍にとらわれたデリーのゾウ使いカヴィの友情の物語。小学校高学年から。
- 『百年の蝶』 深月ともみ作 友風子絵 岩崎書店 2010.3 \1300
- 少年ナユタは母と別れ、兄貴分のセンジュとともに、山の中で親のいない子どもたちと暮らしていた。しかし、突然、ナユタを残し、皆、何者かに連れ去られてしまう。これまで布で閉ざされていた左目を開けると、黒一色の世界に黄金の蝶が見えた。第8回ジュニア冒険小説大賞を受賞したファンタジー。小学校高学年向き。
- 『星町の物語』 太田忠司作 理論社 2010.3 \1300
- どこにでもありそうな小さくてのどかな町、星町にも実は不思議な物語がいっぱいだ……。「星新一ショート・ショートコンテスト」で優秀作に選ばれたこともある著者のショートショート集。ホームページで連載されたものに加筆。40篇収録。小学校高学年から。
- 『希望(ホープ)のいる町』 ジョーン・バウアー作 中田香訳 作品社 2010.3 \1800
- コックのおばアディと田舎町に引っ越してきたホープは、町の食堂「ウェルカム・ステアウェイズ」で新生活をスタートさせる。ところが、食堂の店主が病をおして町長選に立候補することなったことからホープの暮らしは思ってもみなかった方向へ……。金原瑞人選オールタイム・ベストYA第2弾。ニューベリー賞のオナー賞受賞作品。中学生から大人まで。
<ノンフィクション>
- 『ほんとのおおきさ水族館』 松橋利光写真 学研教育出版 2010.3 \1500
- シャチ、セイウチなど水族館の生き物の顔を横に長いワイドページも使って、実物大の写真で紹介。同シリーズでは『ほんとのおおきさ動物園』『もっと!ほんとのおおきさ動物園』も既刊。幼児から。
- 『時間のコレクション』 飯村茂樹写真・文 フレーベル館 2010.3 \1600
- ふ化、脱皮、蛹化、開花、雲の流れなど、生きもの、草木、風景の一瞬を定期的に撮影し、並べることによって時間の流れが見えてくる。500枚の定点写真を収録。「ふしぎコレクション」シリーズの一冊。小学校高学年以上向き。
- 『まど・みちお詩の本 まどさん100歳100詩集』 まど・みちお著 伊藤英治編 理論社 2010.3 \1000
- 昨年100歳を迎えた周南市出身の詩人まど・みちおの詩集。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」など『まど・みちお全詩集』1200編のなかから、175編を選んで収録。小学生から大人まで。
<研究書>
- 『だれでもできるブックトーク2(中学・高校生編)』 村上淳子編著 国土社 2010.3 \2000
- 読書指導のひとつの方法である「ブックトーク」について、テーマ別に実践例を紹介。中学生・中高生・高校生に分けて掲載されており、かかった時間、実践した学年と人数、選んだ本、導入例、シナリオ、生徒たちの反応、考察、参考図書など、分かりやすくまとめてある。小学生向けの『だれでもできるブックトーク 「読み聞かせ」から「ひとり読みへ」』が2008年に発行されている。
【県内の動き】
★周南市美術博物館開館15周年記念「いもとようこ絵本原画展」
- 日 時
- 6月4日(金)〜7月19日(月)月曜日休館 ※7月19日(月・祝)は開館 9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
- 場 所
- 周南市美術博物館
- 主 催
- 周南市美術博物館 KRY山口放送 読売新聞西部本社
- 入場料
- 一般1000円 高大生800円 中学生以下無料 *前売り割引有り
以上です。