子ども読書支援センターニュース No.73

2010年6月25日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

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【山口県子ども読書支援センター関連行事】

☆国民読書年関連行事「中高生調べ方講座」
詳細はこちらをご覧ください。

日時
第1回 平成22年8月 4日(水曜日) 午前10時〜正午
第2回 平成22年8月 6日(金曜日) 午前10時〜正午
第3回 平成22年8月19日(木曜日) 午前10時〜正午
会場
山口県立山口図書館3F(山口県子ども読書支援センター会議室)
内容
第1回「研究課題の設定」第2回「資料収集」第3回「研究まとめ」
対象
県内在住の中学生及び高校生
定員
20名程度。(要申込、先着順)
参加費
無料

☆2・3歳児のためのおはなし会
※毎月第1火曜日に開催しています。(閉館の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成22年7月6日(火曜日) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2F 子ども資料室
対象
2〜3歳児とその保護者。
定員
約20名程度。(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【6月のおはなし会で使った絵本】

  1. わたしのワンピース  にしまきかやこ/えとぶん こぐま社 1994
  2. わにわにのおふろ  小風さち/ぶん 山口マオ/絵 福音館書店 2009
  3. カニツンツン  金関寿夫/ぶん 元永定正/え 福音館書店 2001
  4. わたしのだいすきなどうぶつは…  フローラ・マクダネル/さく こだまともこ/やく 冨山房 1995

【新刊児童書から】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本>
『あっぱれぱんつ』  きたやまようこ作 あすなろ書房 2010.4 \900
うさぎのぱんつはどんなぱんつ?ひよこのぱんつはどんなぱんつ?では、ぼくのぱんつはどんなぱんつ?いろいろな動物たちのぱんつが楽しい赤ちゃん絵本。乳幼児向き。
『ものすごくおおきなプリンのうえで』  二宮由紀子ぶん 中新井純子え 教育画劇 2010.4 \1300
ものすごく大きなプリンの上で、みんなで縄跳びをするときに気を付けなければいけないことは何?ものすごく大きなホットケーキの上では?おいしそうなお菓子の上で縄跳びをするという、奇想天外でユーモア溢れる絵本。3,4歳から。
『じごくのラーメンや』  苅田澄子作 西村繁男絵 教育画劇 2010.4 \1100
地獄にラーメン屋ができた。地獄名物・血の池ラーメンはとっても辛い!でも、全部食べたら天国へ行けるというので、地獄の人間がどしどし押し寄せる。その人気を知って仏様たちもラーメン屋にやってきた。全部食べたら何でも言うことを聞くと約束した閻魔様だが……。5,6歳から。
『ぶらんこギーコイコイコイ』  角野栄子作 小泉晃子絵 学研 2010.4 \1200
ぼくはぶらんこ。いつもひとりぼっち。本当はぼくってすごいお楽しみぶらんこなんだよ。ある日、ぼくに乗った男の子が、雲のソフトクリーム屋さんからのソフトクリームをつかまえた。それを知った子どもたちが、ぼくに乗ろうと大騒ぎ!長い行列ができて……。5,6歳から。
『どこでもない場所』  セーラ・L・トムソン文 ロブ・ゴンサルヴェス絵 金原瑞人訳 ほるぷ出版 2010.4 \1600
想像してごらん。夜空にきらめく星は、灯りを持ったスケートする人々……。雪が残った山々は、寄せては帰す大きな波……。想像力をかき立てる絵画のような美しいイラストレーションで、見る者を不思議な世界へ誘い込むだまし絵の絵本。小学校中学年から。
『孝行手首』  大島妙子作 理論社 2010.4 \1500
<読み物>
『なんでももってる(?)男の子』  イアン・ホワイブラウ作 石垣賀子訳 すぎはらともこ絵 徳間書店 2010.4 \1300
大金持ちのナンデモモッテル家の一人息子フライは、誕生日にもう何が欲しいかわからなかった。普通の家の子を家によんでうらやましがらせて楽しもうと思ったが、飼い犬のビュンビュンを連れてやってきた男の子ビリーは全然うらやましがらない。フライが気づいたこととは……。小学校低学年向き。
『きのうの夜、おとうさんがおそく帰った、そのわけは…』  市川宣子作 はたこうしろう絵 ひさかたチャイルド 2010.3 \1300
昨日の夜は、地震をくいとめるためにもぐらやありんこたちと一緒に穴を掘っていたんだ。なかなか帰れなかった訳を、おとうさんが息子に語るユーモアあふれる4つの物語。小学校中学年向き。
『おいでもんしろ蝶』  工藤直子文 皆川明絵 フェリシモ出版 2010.4 \1286
ある朝、小さな池に、生まれたばかりのもんしろ蝶がやってきて、自分の姿を映した。池はもんしろ蝶を妖精のようだと言った。それ以来、池はずっと、もんしろ蝶のことを見つめ続け、時が流れた。誕生から死への命の物語。1987年筑摩書房刊の新装版。小学校中学年から。
『月の上のガラスの町』  古田足日作 北見葉胡絵 日本標準 2010.4 \1400
人類が月に暮らすようになった未来に人間やロボットたちが月の上のガラスの町で繰り広げる物語。「アンドロイド・アキコ」他全6話を収録。1960〜70年代に雑誌や他の作品集で刊行された作品を新しい画を添えて出版したもの。「シリーズ本のチカラ」の1冊。小学校高学年以上向き。
『シェフィーはがんばる』  カート・フランケン文 マルティン・ファン・デル・リンデン絵 野坂悦子訳 BL出版 2010.4 \1300
目の不自由な女の子エマと暮らすテリア犬シェフィーは、ある日、仲間のテリア犬と一緒に知らない家に連れて行かれる。そこには、他にも数匹の犬がいて、かみつかれたり、ダニに血を吸われたり、人間と犬の関係について考えさせられることも。『シェフィーがいちばん』に続くシェフィーのお話第2弾。小学校高学年向き。
『びんの悪魔』  R・L・スティーブンソン作 よしだみどり訳 磯良一画 福音館書店 2010.4 \1000
その瓶の中に住む悪魔はどんなことでも叶えてくれるが、瓶の所有者は死後、地獄に落ちると言われていた。それを逃れるには、瓶を買ったときよりも安い値段で売り、しかも硬貨で支払われなければならなかった。『宝島』で有名な作者がハワイを舞台に描いた物語の新訳。小学校高学年から。
『とどろヶ淵のメッケ』  富安陽子作 広瀬 弦絵 佼成出版社 2010.4 \1500
どんなものでも見つけられる特別な目を持っていることから「メッケ」とよばれるチビスケ河童。みんなが相撲大会に出かけてしまい一人で留守番をしていると、とどろヶ淵に注ぐはずの滝の水がなくなっていることに気づいた。水を求め、メッケの冒険が始まった。小学校高学年向き。
『リリース』  草野たき著 ポプラ社 2010.4 \1300
「父の生まれ変わり」として医者としての将来を期待される明良は、学校でも家庭でも内心をひた隠しながら周りと接して過ごす。ある時、おばあちゃんの予想もできない一言で家族がそれぞれの心を「リリース」し……。登場人物の内面を丁寧に描いた作品。中学生向き。
『サリーの帰る家』  エリザベス・オハラ作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房 2010.4 \1700
本が好きで、夢想家の13歳の少女サリーは父親の急死により、半年間、遠方の農場で住み込みで働くことになった。サリーの雇い人であるスチュワート家の人たち、妹ケイティや周囲の人たちとのつながりの中で成長していく少女の物語。中学生向き。
『盗まれたコカ・コーラ伝説』  ブライアン・フォークナー作 三辺律子訳 小学館 2010.4 \1500
ニュージーランドのオークランドの中学校の学園祭でソフトドリンクの銘柄当ての屋台を出していたフィザーたちは、味が微妙に違う「コカ・コーラ」を見つけた。ちょうどその頃、コカ・コーラの極秘レシピを知るコカ・コーラ社の三人の重役が誘拐されていた。実在の飲み物をめぐり展開する冒険物語。中学生向き。
<ノンフィクション>
『図書館ラクダがやってくる 子どもたちに本をとどける世界の活動』  マーグリート・ルアーズ著 斉藤規訳 さ・え・ら書房 2010.4 \1400
ケニアの砂漠の遊牧民の子どもたちの所へは今も図書館ラクダが本を届けている。インドシアの島々では船と自転車が……。世界各地の移動図書館の活動を紹介。本を手にする子どもたちの表情が印象的な一冊。小学校中学年から。
『未来へ伝えたい日本の伝統料理 1〜6』  小泉武夫監修 後藤真樹著 小峰書店 2010.4 @\3800
日本各地の郷土料理の材料と作り方、由来等を紹介したシリーズ。各巻は春夏秋冬の各季節と四季を通じた料理で分類、県別の索引もあり。山口県では「いとこ煮」「けんちょう」など4つの料理を収録。小学校高学年から。
『新13歳のハローワーク』  村上龍著 はまのゆか絵 幻冬舎 2010.3 \2600
旧版の発行から7年経ち、新しい職業が増えたり、仕事を取り巻く社会状況が変化したことから改訂版を刊行。「国語」「社会」など、好きな教科を入口に様々な職業を紹介。中学校卒業後の進路を紹介した『13歳の進路』も同時刊行。中学生、高校生向き。
<研究書>
『絵本の子どもたち』  寺村摩耶子著 水声社 2010.4 \3500
絵本という、子どもの本を舞台に、個性豊かな美しい作品をつくり続けている絵本作家たち。日本を代表する14人の絵本作家を取り上げ、200点以上の作品を通して彼らの魅力について論じる。作家別作品リストと作品名索引有り。

以上です。

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