子ども読書支援センターニュース No.75

2010年8月25日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

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【山口県子ども読書支援センター関連行事】

☆国民読書年関連事業「特別授業 本はともだち」
 9〜11月にかけて、山口県にゆかりの講師の方をお迎えして、県内の小・中・高校生を対象に特別授業を開催します。講師の方がこれまで歩んできた人生や人生観を築いたもの、人生に影響を与えた本など豊富な知識・経験に基づいた講義を聴くことを通して、読書の大切さを学び、児童生徒の読書への関心を高めます。

☆2・3歳児のためのおはなし会
※毎月第1火曜日に開催しています。(閉館の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成22年9月7日(火曜日) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2F 子ども資料室
対象
2〜3歳児とその保護者。
定員
約20名程度。(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【8月のおはなし会で使った絵本】

  1. たのしい絵かきうた大集合!  ブティック社 2010
  2. アンパンマンとおえかきべレちゃん  やなせたかし/作・絵 フレーベル館 2009
  3. くっついた(赤ちゃん絵本)  三浦太郎/作・絵 こぐま社 2005
  4. くるまでおでかけ  高木あきこ/作 田頭よしたか/絵 ひさかたチャイルド 2004
  5. くるまのねだんのえほん  くもん出版 2004
  6. おばけのてんぷら(大型絵本)  せなけいこ/作・絵 ポプラ社 2003

【新刊児童書から】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本-乳幼児から>
『うわーっ』  まつおかたつひで作・絵 ポプラ社 2010.6 \780
かえるがへびに驚いて「うわーっ!」ねずみがねこに驚いて「うわーっ!」わたしがくもに驚いて「うわーっ!」ページをめくると、いろいろなものが出てきて、うわーっとびっくりする展開の愉快な赤ちゃん絵本。『ぴょーん』の続編。
<絵本-3,4歳から>
『ねえあそぼ』  長野ヒデ子作・絵 ひかりのくに 2010.6 \1280
新聞を読んでいるお父さんに遊んでもらおうと、「ぼく、さるだよ。」と言ってお父さんの背中によじ登る男の子。するとお父さんは木に変身。次に、男の子がカウボーイになるとお父さんは馬に変身。更に、男の子が舟をこぎ出すと、お父さんは……。休みの日のお父さんと子どもが触れ合う様子がほほえましい絵本。
<絵本-5,6歳から>
『ひみつのばしょ』  ひがしちから作 PHP研究所 2010.7 \1200
さやちゃんが公園で見つけた不思議なしげみの穴。その中に入ったさやちゃんは、「すてきな場所みーつけた!」と今日はずっとそこにいることに決めた。しばらくするとあたりがざわざわ騒がしくなり、「森のなかみたい…」と、さやちゃんが耳をすませると……。だれもが経験する「ひみつのばしょ」で、どんどん想像が広がっていく絵本。
『ぼくのおふろ』  鈴木のりたけ作・絵 PHP研究所 2010.7 \1200
毎日毎日同じお風呂。たまには違うお風呂に入りたい。長いお風呂、丸いお風呂、迷路のお風呂……。あんなお風呂、こんなお風呂、いろいろあるけど、パパや兄ちゃんと入るお風呂がやっぱり一番!お風呂が楽しくなる絵本。
『むかしむかし』  谷川俊太郎詩 片山健絵 イースト・プレス 2010.6 \1400
昔々ぼくはいた。すっぱだかで目をきょろきょろさせていた。今と同じ太陽がぎらついて風が吹いていた。学校もおもちゃも本もなかったけれど、ひとりで考え、遊び、泣いて笑った。そして生まれたり死んだりした……。1988年に出版された詩集『はだか』(筑摩書房)に収録されている詩を片山健が力強い絵で描いた絵本。
<絵本-小学校3,4年生から>
『さよならをいえるまで』  マーガレット・ワイルドぶん フレヤ・ブラックウッドえ 石崎洋司やく 岩崎書店 2010.6 \1400
おとうさんとハリーのところへ子犬がやってきた。名前は「ジャンピー」。ハリーとジャンピーはいつも一緒だった。ある日、ハリーが学校から帰ってくると、ジャンピーの姿が見あたらない。おとうさんに話があると言われ……。大切な愛犬の死を受け入れるまでを描いた作品。
<絵本-小学校5,6年生から>
『ぬすみ聞き』  グロリア・ウィーラン文 マイク・ベニー絵 もりうちすみこ訳 光村教育図書 2010.6 \1600
私たちは奴隷。一日の仕事が済んで、夕ごはんの後、ボビーとスーと私エラ・メイには、大切な仕事が残っている。それは、ぬすみ聞き。三人は、主人の屋敷の窓の下にうずくまって、じっと耳をすます。生きのびるために……。全米図書賞を受賞した作家による、奴隷たちの小さな抵抗と自由への願いを描いた作品。
『よめたよ、リトル先生』  ダグラス・ウッド作 ジム・バーク絵 品川裕香訳 岩崎書店 2010.7 \1600
字が読めないぼく。ぼくには字がぐにゃぐにゃに曲がった線にしか見えない。だから本を読むのって、ちっとも楽しくない。そんなぼくが本を読めるようになったのは……。クリストファー賞受賞作家として活躍するようになったADHD(注意欠陥多動性障害)の著者が、字が読めるように指導してくれたリトル先生との交流を描いた、自伝的な作品。
<読み物>
『くまのつきのわくん』  片山令子作 片山 健絵 理論社 2010.6 \1000
泳げないくまのつきのわくん。ひぐまくんに泳ぎを教えてもらって川遊びを楽しんだ夜、うきわで眠ってしまって真っ暗やみの中を流されてしまう。その時、小さい光の粒が飛んできて……。夏、秋、春の楽しい森の出来事を3話収録。小学校低学年向き。
『小さな王さまとかっこわるい竜』  なかがわちひろ作 理論社 2010.6 \1100
代々の王さまは人々にすばらしい贈り物をしてきたが、一年中雨のやまない国の子どもの王さまに何もない。そこで、人々に青空をプレゼントをするため、雨の降らない国の空に輝くというボタンのような詰め物を探す旅に出かけた。小さな竜をお供に、「へそ島」へ向かった王さまの冒険のお話。小学校中学年向き。
『危険ないとこ』  ナンシー・ワーリン作 越智道雄訳 評論社 2010.7 \1600
あやまってガールフレンドを死なせてしまった過去を持つデイヴィッド。ケンブリッジの伯父夫婦の元で高校生活をやり直すことになったが11歳のいとこリリーは事あるごとにつらくあたってくる。リリーの姉キャシーは四年前に亡くなっていた。リリーに一体どんな秘密が……。1999年のエドガー・アラン・ポー賞(YA小説部門)受賞。中学生以上。
『私は売られてきた』  バトリシア・マコーミック著 代田亜香子訳 作品社 2010.6 \1700
貧困のため家族によってインドの売春宿に売られたネパールの少女の事実に基づいた物語。つらい生活の中でも人との交流や知識を得ることの喜びなども描かれている。平和と人権問題に貢献した、若い読者のための文学に贈られるドイツのグスタフ・ハイネマン平和賞を受賞。中学生以上。
『皿と紙ひこうき』  石井睦美著 講談社 2010.6 \1300
皿山と呼ばれる、代々陶芸を家業として受け継ぐ人たちの集落に住む15才の由香。夜は漆黒の闇が支配する田舎から、麓の町にある高校にバスで通う毎日を送るある日、女子生徒の注目を集めるジャニーズ系の少年が転校してきた。しかし、彼は、クラスの皆とうち解けようとはしなかった。中学生以上向き。
<ノンフィクション>
『約束 「無言館」への坂をのぼって』  窪島誠一郎作 アリス館 2010.6 \1400
「絵描き」になることを夢みていた著者は、戦争で片手を失った老画家と出会い、戦死した画学生の美術館をつくってほしいと言われた。戦没画学生の慰霊美術館「無言館」開設までの道のりを描く絵本。小学校中〜高学年向き。
『アイデアはどこからやってくる?』  岩井俊雄著 河出書房新社 2010.6 \1200
絵本『100かいだてのいえ』の作者でメディアアーティストとして音楽やテレビ、ゲームなどの世界で活躍する著者が、アイデアの種とそれを育てるプロセスを語る。「14歳の世渡り術」シリーズの一冊。中学生から。
『どうしてアフリカ?どうして図書館?』  さくまゆみこ著・写真 沢田としき絵 あかね書房 2010.6 \1300
児童図書の翻訳者として知られる著者は、若き日のアフリカへのあこがれから、ケニアで図書館を作ったり、「アフリカ子どもの本プロジェクト」を立ち上げアフリカの子どもたちに本を届ける活動などに関わるようになった。画家の沢田としきはプロジェクトの一員で2010年に急逝した。中学生向き。
<研究書>
『あなたと読んだ絵本のきろく』  柴田幸子著 石風社 2010.6 \1700
長年子どもの本と読書にかかわってきた著者が、子どもたちと読んできた本や人生で出会った本を語る。学校図書館法の一部改正による司書教諭の配置等をまとめ、情報メディアに浸る今の子どもたちにこそ学校図書館が必要であることを訴える。
『人生に大切なことはすべて絵本から教わった』  末盛千枝子著 現代企画室 2010.3 \2000
長年、絵本の出版に携わってきた著者の、絵本にまつわる数々のエピソードとすばらしい人々との出会い、そして、自らの半生を語った1冊。ヒルサイドテラスで開催された著者によるセミナーシリーズ(2008.4〜2009.3)をまとめたもの。

【県内の動き】

★人形劇団クラルテ公演

日 時
10月30日(土)14:00〜15:00
場 所
岩国市中央図書館視聴覚ホール(2階)
定 員
160名
入場料
無料
申込方法
往復はがきで申し込むこと
往信用に住所、氏名、年齢、電話番号を。返信用に住所、氏名を明記の上、中央図書館まで。
複数名で参加希望の場合は、1枚のはがきに全員の名前と年齢を記入する。
10月3日(日)当日消印有効 申込多数の場合は抽選
問い合わせ・申込先
〒754-1101 岩国市南岩国町4丁目52−1 岩国市中央図書館「人形劇」係
TEL(0827)31-0046

以上です。

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