子ども読書支援センターニュース No.76

2010年9月25日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

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【山口県子ども読書支援センター関連行事】

☆国民読書年記念講演会

日時
平成22年11月7日(日曜日) 午後2時〜4時
会場
山口県立山口図書館レクチャールーム
講師
矢崎節夫(児童文学者・金子みすゞ記念館館長)
演題
21世紀のまなざし 金子みすゞ 〜まなざしをかえると見えてくるもの
定員
270名(要申込)
申込方法
電話、FAX、はがき、メールで郵便番号・住所・氏名・電話番号をお知らせください。インターネットでのお申し込みは、国民読書年記念講演会電子申請のページからお願いします。折り返し、入場券をお送りします。
申込締切
10月31日(日)

☆2・3歳児のためのおはなし会
※毎月第1火曜日に開催しています。(閉館の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成22年10月5日(火曜日) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2F 子ども資料室
対象
2〜3歳児とその保護者。
定員
約20名程度。(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【9月のおはなし会で使った絵本】

  1. はなのさくえほん  いしかわこうじ作・絵 童心社 2010
  2. おにぎりくん(赤ちゃん絵本)  村上康成作 小学館 2003
  3. かぜのこもりうた  くどうなおこ詩 あべ弘士絵 童話屋 1994
  4. かじってみたいなお月さま  フランク・アッシュえとぶん 評論社 2004

【新刊児童書から】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本-3,4歳から>
『ねずみさんのおかいもの』  多田ヒロシ作 こぐま社 2010.7 \900
ねずみの兄弟が、おかあさんに頼まれ、荷車を引いて買い物に出かけた。最初は果物屋さん。次はパン屋さん。その次は?自分も買い物をしているつもりになって楽しめる絵本。既刊に『ねずみさんのながいパン』がある。
『じゃがいもポテトくん』  長谷川義史作・絵 小学館 2010.7 \1500
家族親戚みんなで北の国から八百屋さんにやってきたぼくたちじゃがいも一家。じゃがいもの父さんが買われ、母さんが買われ、次々に家族が買われていき、ついにぼくも買われてしまい、みんな離れ離れ。コロッケになったぼくが幼稚園のお弁当の時間に見たものは……。雑誌「ほっぺ」に掲載され人気を呼んだお話が絵本になった。
<絵本-5,6歳から>
『ちいさなボタン、プッチ』  あさのますみ作 荒井良二絵 小学館 2010.7 \1300
プッチはお花の形の小さなボタン。ボタン屋さんの引き出しの中、他のボタンと一緒に誰かに買ってもらうのを待っていた。ある日、エリちゃんのママがプッチを買い、プッチはエリちゃんのスカートのボタンになった。それからいつも一緒のプッチとエリちゃんだったが……。2007年度「おひさま大賞」童話部門最優秀賞受賞作品を絵本にしたもの。
『ぼくのしんせき』  青山友美作・絵 岩崎書店 2010.7 \1300
ぼくがおもちゃを片付けていると、見たことのないカンがあった。カンの中には親戚の写真がいっぱい。おかあさんに写真に写っている人を教えてもらったけれど、全然覚えていない。3年ぶりにみんなが集ったお盆。いとこのゆいちゃんに呼ばれて行ってみると……。親戚のつながりを楽しく伝える絵本。
<絵本-小学校3,4年生から>
『マグナス・マクシマス、なんでもはかります』  キャスリーン・T.ペリー文 S.D.シンドラー絵 福本友美子訳 光村教育図書 2010.7 \1400
マグナス・マクシマスは、ものをはかるのが大好きなおじいさん。はかるだけでなく、数えるのも大好き。ところが、ある日、マグナス・マクシマスは、眼鏡を壊してしまった。何もはかれなくなったマグナス・マクシマスが浜辺の岩に腰を下ろしていると……。
<絵本-小学校5,6年生から>
『だれかがぼくを −ころさないで』  内田麟太郎文 黒井健絵 PHP研究所 2010.8 \1200
憎しみを抱えた少年の手に光る一本のナイフ。刺そうとした瞬間、彼の耳に、誰だかわからない、懐かしい声が聞こえてきた。「殺さないで」憎しみから彼を救った言葉の主は……。人を信じる気持ちを呼び覚ます「言葉の力」を伝える作品。
<読み物-小学生向き>
『奇跡の犬コスモスにありがとう』  中山聖子作 渡辺あきお絵 角川学芸出版 2010.7 \1600
6年生の千紗は半年前に「西の京」と呼ばれる町へ引っ越してきた。3年生の弟、里久は、前の学校でいじめられ、今も不登校を続けている。そんな時、捨てられた耳の聞こえない真っ白な子犬を飼うことになった。障害のある子犬との出会いを通して深まっていく家族の絆の物語。宇部市在住の著者が山口市を舞台に描いた。角川学芸児童文学賞優秀賞受賞作。中学年向き。
『ここからどこかへ』  谷川俊太郎文 和田誠絵 角川学芸出版 2010.7 \1600
ぱったさんとぴったさんと暮らす弟のペったくんはおばけが怖い。怖さを克服するために、オバケに会いに行こうと決めたぺったくんが「へやのすみのおばけ」「からっぽおばけ」などいろいろなオバケに出会い、友だちになる話。著名な詩人とイラストレーターが初出から50年の時を経て完成した。中学年向き。
『モーツァルトはおことわり』  マイケル・モーパーゴ作 マイケル・フォアマン絵 さくまゆみこ訳 岩崎書店 2010.7 \1400
世界的に有名なバイオリニスト、パオロ・レヴィがモーツァルトを弾かない理由は、父と母のナチスの強制収容所での悲しい思い出にあった。美しい水の都ヴェニスを舞台に語られる魂の物語。高学年向き。
『天風の吹くとき』  福明子作 小泉るみ子絵 国土社 2010.7 \1300
11歳の林子は夏休みに祖父の住む、「空中砦」と呼ばれる石垣の壁の町、鳥ヶ峰にやってきた。その町には、「鳥ヶ峰の勇者は空をとぶ」という言い伝えがあった。同い歳のいとこ一太と元気いっぱいに過ごしていたが、夏の終わりに町を去ってしまう林子には秘密があった……。命の大切さを伝える物語。高学年向き。
<読み物-中学生向き>
『八月の暑さのなかで ホラー短編集』  金原瑞人編訳 岩波書店 2010.7 \680
エドガー・アラン・ポーの短篇を現代風に書き直した「こまっちゃった」他、英米のホラー小説に精通した著者が選んだ13編のこわい話を収録。訳者あとがきと合わせて読むと、英米文学への誘いともなる一冊。
『アナザー修学旅行』  有沢佳映著 講談社 2010.6 \1300
足を骨折して楽しみにしていた修学旅行に行けなくなった中3の佐和子。それぞれの事情で不参加の6人が修学旅行中の三日間、一つの教室で代替授業を受けることに……。中学生の姿が生き生きと描かれた物語。講談社児童文学新人賞受賞作。
<ノンフィクション>
『ホネホネすいぞくかん』  西澤真樹子監修・解説 大西成明写真 松田素子文 アリス館 2010.7 \1500
命の源である「海」、そこに生きる生物のホネを写真で紹介し、不思議や秘密を解き明かす。命のすばらしさを考えさせる「ホネホネ絵本シリーズ」第3弾。作者の松田素子さんは周南市出身の絵本編集者。小学校低学年から。
『幸せを届けるボランティア不幸を招くボランティア』  田中優著 河出書房新社 2010.7 \1200
さまざまなNGO活動に関わる著者が、自らの体験から、ボランティアの功罪を述べる。皆が幸せになるボランティアとは。活動について考えるきっかけとなる一冊。「14歳の世渡り術」シリーズ。巻末に「取り組みやすい活動ガイド」収録。中学生向き。
<研究書>
『今日からはじめるブックトーク 小学校での学年別実践集』  徐奈美著 少年写真新聞社 2010.6 \1600
一定のグループに、あるテーマを軸に数冊の本を順序立てて紹介し、本に対する興味を持たせ読書のきっかけ作りをすることを目的とするブックトーク。そのやり方のポイントや実践例、具体的なプログラムなどを、小学校の学年別に紹介する。
『リーディング・ワークショップ』  ルーシー・カルキンズ著 吉田新一郎・小坂敦子訳 新評論 2010.7 \2200
子どもたちが本を「読むこと」を好きになり、主体的な読み手として成長できるように支援する「リーディング・ワークショップ」のプログラムを具体的に紹介する。著者のカルキンズは、米コロンビア大学内に「読み書きプロジェクト」を創設、その所長を務めている。

【県内の動き】

★田頭よしたか 尾崎眞吾 絵本原画展

主 催
(財)防府市文化振興財団
会 期
10月14日(木)〜24日(日)10:00〜17:00 入場は16:30まで 火曜日休館
会 場
アスピラート[防府市地域交流センター]2F展示ホール
入場料
一般400円(前売300円)
関連イベント
田頭よしたか&尾崎眞吾&那須正幹トークショー&サイン会 10/17(日)14:00〜
問い合わせ先
アスピラート TEL 0835-26-5151

★子どもの読書活動推進講演会「つなげよう!子どもと読書」

主 催
光市立図書館
日 時
10月30日(土)10:00〜12:00
会 場
光市教育委員会ホール
講 師
広瀬恒子氏(親子読書地域文庫全国連絡会代表)
対 象
一般
定 員
80名(要申込)
申込・問い合わせ先
光市立図書館 TEL 0833-72-1440 FAX 0833-71-3644

以上です。

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