子ども読書支援センターニュース No.77
2010年10月28日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817
山口県子ども読書支援センター発行
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【山口県子ども読書支援センター関連行事】
☆国民読書年関連行事「本は心の宝物〜製本と修理〜」
- 日時
- 平成22年10月31日(日曜日) 10時〜15時
- 会場
- 山口県立山口図書館エントランスホール
- 内容
- 修理・修復と製本の体験(4つのブース)
- @和紙と大和糊による修理 A糸綴じとテープによる製本 B透明ブックカバーかけ C和綴じ体験
- 体験時間
- 第1回10:00〜10:45 第2回11:00〜11:45 第3回13:00〜13:45 第4回14:00〜14:45
- 申込方法
- 電話、FAX、文書、メールで住所・氏名・電話番号、自分の本を持ち込んで修理・製本するかどうか、希望のブースと体験時間をお知らせください。
- 申込締切
- 10月29日(金)
☆国民読書年記念講演会
- 日時
- 平成22年11月7日(日曜日) 午後2時〜4時
- 会場
- 山口県立山口図書館レクチャールーム
- 講師
- 矢崎節夫(児童文学者・金子みすゞ記念館館長)
- 演題
- 21世紀のまなざし 金子みすゞ 〜まなざしをかえると見えてくるもの
- 定員
- 270名(要申込)
- 申込方法
- 電話、FAX、はがき、メールで郵便番号・住所・氏名・電話番号をお知らせください。インターネットでのお申し込みは、国民読書年記念講演会電子申請のページからお願いします。折り返し、入場券をお送りします。
- 申込締切
- 10月31日(日)
☆2・3歳児のためのおはなし会
※毎月第1火曜日に開催しています。(閉館の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。
- 日時
- 平成22年11月2日(火曜日) 午前11時〜11時20分
- 会場
- 山口県立山口図書館2F 子ども資料室
- 対象
- 2〜3歳児とその保護者。
- 定員
- 約20名程度。(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)
【10月のおはなし会で使った絵本】
- いもむしごーろごろ(赤ちゃん絵本) こばやしえみこ文 番留きょう子絵 福音館書店 2008
- バナナンナン 市川宣子作 和歌山静子絵 ひさかたチャイルド 2006
- ちびゴリラのちびちび ルース・ボーンスタイン作 いわたみみ訳 ほるぷ出版 1994
- とべバッタ 田島征三作 偕成社 1988
【新刊児童書から】(本の価格は消費税抜きの価格です。)
<絵本-3,4歳から>
- 『もりのてぶくろ』 八百板洋子ぶん ナターリヤ・チャルーシナえ 福音館書店 2010.9 \800
- 静かな森に葉っぱが1枚落ちていた。森の動物たちがやってきて、葉っぱにそっと手をあててみるが、どれもぴったりしない。最後には男の子が葉っぱを見つけて……。秋の深まりを感じる作品。絵の作者チャルーシナはロシア在住の絵本作家。
<絵本-5,6歳から>
- 『おじいちゃんのもうふ』 ミュリエル・ブロック文 ジョエル・ジョリヴェ絵 ふしみみさを訳 光村教育図書 2010.8 \1400
- ジョセフが生まれた時、仕立屋のおじいちゃんがくれた毛布。ジョセフはおじいちゃんの毛布が大好きで、大きくなってもボロボロになった毛布を手放さないジョセフに我慢ができなくなったおかあさんは毛布を捨ててしまう。ゴミ箱から引っ張り出した毛布を抱えて、ジョセフが向かった先は……。形が無くなっても、大切なものはずっと心に残ることを描いた絵本。
- 『ルラルさんのたんじょうび』 いとうひろしさく ポプラ社 2010.9 \1200
- ルラルさんの焼いたケーキの甘い香りに誘われて、庭のみんながやってきた。今日はルラルさんの誕生日。みんなでケーキを分けて食べはじめるが、ルラルさんだけは食べようとしない。「だいじなことをわすれていたんだよ」……。「ルラルさんシリーズ」の最新刊。
<絵本-小学校3,4年生から>
- 『エイモスさんがかぜをひくと』 フィリップ・C・ステッド文 エリン・E・ステッド絵 青山南訳 光村教育図書 2010.7 \1400
- 動物園で働くエイモスさんはとても早起き。動物園では朝早くからやることがたくさん。でもいつも何とか時間を作って友達のところへでかける。友達はゾウ、カメ、ペンギン、サイ、ミミズク。エイモスさんが来るのをいつも待っている。ある日、かぜをひいて仕事を休んだエイモスさん。待ってもエイモスさんが来ないので動物たちは……。淡い色彩と細やかな線で描かれた心いやされる絵本。
- 『おおきな木』 シェル・シルヴァスタイン作 村上春樹訳 あすなろ出版 2010.9 \1200
- 大きなりんごの木はひとりの少年が大好きで、少年もその木が大好きだった。時間は流れ少年は大きくなった。木は、少年がお金が欲しいと言えばりんごを与え、家が欲しいと言えば枝を与え、船が欲しいと言えば幹を与えた。そして切り株だけになった木は……。アメリカで1964年に、日本では1976年に篠崎書林より本田錦一郎訳で出版されたロングセラー絵本を村上春樹による新訳で届ける。
<読み物-小学生向き>
- 『だいすきだよ、オルヤンおじいちゃん』 カミラ・ボルイストレム作 石井登志子訳 千葉史子絵 徳間書店 2010.8 \1200
- 8歳のオルヤンのおばあちゃんが老人ホームへ入った。オルヤンが〈しわくちゃホテル〉と呼ぶホームを訪ねているうちに、自分と同じ名前で身寄りのないおじいちゃんに出会った。足が悪いけれど、話じょうずのおじいちゃんとすっかり仲良くなったオルヤンは、ある日、おじいちゃんを車イスで散歩に連れていくことに……。男の子とおじいさんの心のふれあいを描くスウェーデンの物語。低学年向き。
- 『エレベーターは秘密のとびら』 三野誠子作 たかおかゆみこ絵 岩崎書店 2010.8 \1300
- マンションのエレベーターを7階で降りると、そこは草原で耳元で牛が鳴いた。10才の女の子リセの住むマンションには不思議なうわさがあったが、どうもいろいろな体験があるらしい。夏休みのリセたち、同じマンションに住む3人の冒険物語。第27回福島正実記念SF童話大賞受賞。中学年向き。
- 『わたしはわたし』 ジャクリーン・ウッドソン作 さくまゆみこ訳 鈴木出版 2010.7 \1400
- 警官の父親が同僚の殺人を目撃し、法廷で証言したことから「証人保護プログラム」により、過去を捨てて、全員が別人として暮らすことになったトスウィアの一家。アイデンティテイの喪失により、鬱状態になる父、宗教に救いを求める母、未来を引き寄せるために必死に勉強する姉、そして今はイーヴィーとなったトスウィアは……。困難な状況の中、少女と家族が失った自分をとりもどしていく物語。高学年以上向き。
<読み物-中学生向き>
- 『消えたヴァイオリン』 スザンヌ・ダンラップ著 西本かおる訳 小学館 2010.8 \1500
- クリスマスイブの夜、ヴァイオリニストで楽団員の父が死に、ヴァイオリンも消えた。もちまえの行動力で父親の死の謎を説いていくテレジアの活躍を描く。18世紀のウィーンを舞台に実在の音楽家ハイドンも登場するミステリー。
- 『ほこりまみれの兄弟』 ローズマリー・サトクリフ作 乾侑美子訳 評論社 2010.8 \1700
- 16世紀のイギリス、牧師の父を亡くし、意地悪なおばのもとを逃げ出した少年ヒューは愛犬アルゴス、ツルニチニチソウの鉢植えとともにオックスフォードをめざし旅を始めた。途中で旅芸人の一座と出会い、彼らと共に旅をすることになった。旅に生きる人たちの暮らしから人生の意味を考える、著名な歴史児童文学作家による初期の作品。
- 『スキャット』 カール・ハイアセン著 千葉茂樹訳 理論社 2010.8 \1700
- 学園で一番恐れられている生物の女教師スターチ先生が湿地の校外学習で行方不明になった。その後、家庭の事情で休職するという手紙が届いたが、ニックとマータたちは信じられない。絶滅危惧種のフロリダ・パンサーに関連する事件に発展し、事件は意外な展開に……。ユーモア・ミステリー作家が若い読者に向けて書いた本。
<ノンフィクション>
- 『シリーズわくわく図書館 1 本の世界へ』 笠原良カ文 太田大八絵 アリス館 2010.8 \2600
- 本の魅力や図書館の機能、利用する楽しさなどをわかりやすく絵本形式で語るシリーズ。第1巻は散文詩と美しい絵で読書の素晴らしさを伝える。全5巻刊行予定。小学校低学年向き。
- 『神様の階段』 今森光彦著 偕成社 2010.8 \1400
- 山の神の住むというバリ島のアグン山へ続く道に広がる美しい棚田。バリ島の棚田とそこに住む生きものや人間の営みを美しい写真で紹介。小学校中学年から。
<研究書>
- 『絵本ありがとう』 足立茂美著・発行 今井出版発売 2010.8 \1143
- 1993年4月、鳥取県境港市で「おはなしポケットの会」を立ち上げ、おはなし会やおはなしの出前等を行ってきた著者。「おはなしポケットの会」が発行する『おはなしポケット おたより』の中で、5年半にわたって連載してきた絵本についての文章をまとめた1冊。
- 『一人ひとりの読書を支える学校図書館−特別支援教育から見えてくるニーズとサポート−』 野口武悟編著 読書工房 2010.7 \2000
- 学校図書館が特別な支援を必要とする子どもに対してどのような読書環境を用意し、サポートを行っているのか、あるいは行っていく必要があるのかについて、具体的な事例を通してわかりやすく紹介する。学校図書館における特別な支援に関して書かれた、数少ない1冊。
【県内の動き】
★絵本のソムリエ、広松由希子さんが語る 子どもと本の出会い〜アフリカでの図書館づくりなど〜
- 日 時
- 12月5日(日)10:30〜12:00
- 主 催
- 山口県/おはなし玉手箱
- 共 催
- 山口市立秋穂図書館 図書館と友だちの会・秋穂
- 会 場
- 秋穂地域交流センター
- 定 員
- 70名程度
- 参加費
- 無料(要申込)11/4から受付
- 問い合わせ先
- TEL083-984-0065(秋穂図書館)TEL083-984-2767(安光)TEL083-984-2354(原田)
以上です。