子ども読書支援センターニュース No.78

2010年11月30日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

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【山口県子ども読書支援センター関連行事】

☆国民読書年関連行事 Winter School in Library〜中高生のための読み聞かせ講座〜

日時
第1回 12月25日(土)  午前10時〜12時
第2回 12月25日(土)  午後1時〜3時
第3回 12月26日(日)  午前10時〜12時
第4回 12月26日(日)  午後1時〜3時30分
会場
山口県立山口図書館 第1研修室
内容
「絵本の見方・選び方」「読み聞かせの技術」「読み聞かせ実践」
※講師は、各回とも当館子ども読書支援センター職員が行います。
※全4回の講座を修了した参加者には「修了証」を授与します。
対象
県内在住の中学生及び高校生
定員
20名程度(要申込、先着順)
参加料
無料
申込方法
電話、FAX、またはEメールでお申し込みください。(名前、住所、学校名、連絡先電話番号を記入・連絡してください。)
申込締切
12月17日(金)

☆2・3歳児のためのおはなし会
※毎月第1火曜日に開催しています。(閉館の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。

日時
平成22年12月7日(火曜日) 午前11時〜11時20分
※今月はクリスマススペシャルで行います。
会場
山口県立山口図書館2F 子ども資料室
対象
2〜3歳児とその保護者。
定員
約20名程度。(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【11月のおはなし会で使った絵本】

  1. あっぱれぱんつ(赤ちゃん絵本)  きたやまようこ作 あすなろ書房 2010
  2. さつまのおいも  中川ひろたか文 村上康成絵 童心社 1995
  3. うわーっ(赤ちゃん絵本)  まつおかたつひで作・絵 ポプラ社 2010
  4. バルボンさんのおでかけ  とよたかずひこ著 アリス館 1998
  5. もりのてぶくろ  八百板洋子ぶん ナターリヤ・チャルーシナえ 福音館書店 2010

【新刊児童書から】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本-乳幼児から>
『だあれだだれだ』  うしろよしあきぶん 長谷川義史え ポプラ社 2010.9 \750
顔をかくしているの、だあれだだれだ?ねこさんだよ。ねこさんは、お魚が大好き。次に顔を隠しているのは……?リズミカルに響く言葉と楽しい絵の赤ちゃん絵本。「0歳からのあかちゃんえほんシリーズ」(全3巻)の1冊で、他に『なあんだなんだ?』『どおーこだどこだ?』がある。厚紙絵本。
<絵本-5,6歳から>
『うさぎがそらをなめました』  あまんきみこ作 黒井健絵 フレーベル館 2010.9 \1200
ある日、空色のハンカチを忘れてしまったえりこは、野原に探しに出かけた。すると、うさぎが3匹、えりこのハンカチを囲んで「空が落ちたのかあ」と大騒ぎ。そのうち「空ってどんな味がすると思う?」と3匹そろってハンカチをなめようとすると、ちょうど風がさあっと吹いて……。
『とげとげ』  内田麟太カ文 佐藤茉莉子絵 童心社 2010.9 \1333
とげとげは女の子。自分がどこで生まれて、誰の子どもか知らない。自分の名前も知らない。トゲトゲがあるだけでいつもみんなにいじめられていた。ある日、サルにいじめられているところをヤマアラシが助けてくれた。ヤマアラシの名前はトム。ふたりは仲良くなるけれど、自分の鋭い針がトムを突き刺しそうで、トムの側へ寄れないのだが……。心の傷を癒す大切な人との出会いとふれあいを描いた作品。
『のまどくん』  片山健作 文溪堂 2010.9 \1500
のまどくんは行かなければならない所もないし、やらなければいけないこともない。今日もご機嫌でおでかけ。のまどくんは犬が好き、水たまりが好き、目には見えないほど高い空を行く飛行機をいつも見ているひかるちゃんが好き。いろいろな宝物を見つけるのでポケットはいつもいっぱい。のまどくんの楽しいお出かけの様子を描いた絵本。
<絵本-小学校3,4年生から>
『わたしのとくべつな場所』  パトリシア・マキサック文 ジェリー・ピンクニー絵 藤原宏之訳 新日本出版社 2010.9 \1500
“あの場所は”パトリシアにとって世界中のどこよりも好きな場所。“あの場所”をめざして、初めてひとりで家を出たパトリシア。そこへたどり着くまでに、さまざまな差別の表示を目にするが……。肌の色がちがうというだけで、差別を受けた1950年代のアメリカ南部で、誰でも自由に入ることができる特別な場所=公共図書館へひとりで出かけた少女の体験を描いた作品。
<絵本-小学校5,6年生から>
『ふたりの箱』  クロード・K・デュボア作・絵 小川糸訳 ポプラ社 2010.9 \1200
大好きだったお父さんと離ればなれに暮らすようになったジュリー。大好きだったジュリーに「大っ嫌い!」と言われたお父さん。二人はお互いの存在を心の箱に閉じこめることにした。二人の日々は過ぎ、人生は過ぎてゆく。そんなある日、二人はばったり出会う。そして、二人は……。切なくも優しい、父と娘の感動物語。
<読み物-小学生向き>
『ふしぎなのらネコ』  くさのたき作 つじむらあゆこ絵 金の星社 2010.9 \1100
1年生のさきちゃんは怒ると妹やともだちをついたたいてしまう。ある日、昼間、公園で見かけた黒いのらネコが夢に出てきて、さきちゃんは「ゆっくりでいいから、ちゃんとことばにしてみろ」と言われる。うまく自分の気持ちを表現できない、小さい子どもへの励ましとなる一冊。小学校低学年向き。
『11をさがして』  パトリシア・ライリー・ギフ作 岡本さゆり訳 佐竹美保絵 文研出版 2010.9 \1400
ディスクレシアという学習障害のために読み書きがうまくできない男の子サムは、ある日、自宅の屋根裏で古い新聞記事を見つけた。小さい頃の自分の写真と<行方不明>の文字……。自分は誘拐された子どもなのか?転校生のキャロラインの協力を得て、謎に迫っていく。エドガー賞候補作品。小学校中学年向き。
『スピリットべアにふれた島』  ベン・マイケルセン作 原田勝訳 2010.9 \1600
ミネアポリスの15歳の少年コールは、同級生ピーターへの傷害事件を起こし、加害者・被害者双方の救済をめざす「サークル・ジャステイス」の手続きを受け、1年間アラスカの無人島へ追放されることになった。厳しい暮らしの中で、一匹の白い熊と出会い……。怒りの感情からしだいに周囲に心を開いていく、少年の心の成長を描く物語。小学校高学年以上。
『まつりちゃん』  岩瀬成子著 理論社 2010.9 \1400
町の中や家の窓にいつも1人でいる、ちいさな女の子まつりちゃん。彼女に出会うと、心に温かいものが流し込まれ、ちょっと別の自分になったような気がする。まつりちゃんを巡るさまざまな人間群像を描く。全8編からなる連作短編集。著者は山口県出身。小学校高学年以上。
<読み物-中学生向き>
『墓場の少年』  ニール・ゲイマン作 金原瑞人訳 角川書店 2010.9 \2500
一家惨殺の冷酷な殺人者の手から墓場に逃げた赤ん坊は、ノーボディ(だれでもない)と名づけられ、幽霊たちに育てられた。時が経ち、特殊な能力を持つようになった少年に、再び、殺人者の魔の手が襲い掛かる。カーネギー賞、ニューベリー賞受賞。中学生以上向き。
『100km!(ヒャッキロ)』  片川優子著 講談社 2010.9 \1200
高校1年生のみちるは、母の弟けんちゃんの誘いで、100キロを歩く大会に参加することになった。初めはいやいや歩いていたが、他の参加者やボランティアなど周囲の人たちとの出会いで何かが変わっていく。少女の成長の物語。中学生向き。
<ノンフィクション>
『大きな運転席図鑑 きょうからぼくは運転手』  元浦年康写真 学研教育出版 2010.9 \1600
新幹線、路線バス、はしご車、ドクターヘリなど10種類の乗り物の運転席を実際に自分が運転席に乗っているように紹介した写真絵本。各部の名称、働き、運転の仕方や運転者の持ち物なども掲載。乗り物好きの幼児から。
『フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人』  ジョセフ・ダクニーズ文 ジョン・オブライエン絵 渋谷弘子訳 さ・え・ら書房 2010.9 \1500
中世イタリアに生まれたフィボナッチは、幼い頃から数が大好きな少年だったが、「のうなし」と呼ばれていた。父と暮らし始めたアフリカでアラビア数字と出会い、やがてフィボナッチ数列と呼ばれことになる数列を発見する。数学者の物語を美しい絵とともに描く。数のおもしろさを実感できる本。小学校中学年向き。
『生きてるだけで100点満点 99歳のぼくから君たちへ』  日野原重明著 ダイヤモンド社 2010.9 \1300
99歳の今も現役の医師として患者の治療に当たる著者が、自身の闘病経験や戦争、遭遇したよど号ハイジャック事件などから、命について語った1冊。故郷の山口市立湯田小学校での「いのちの授業」を収録したDVD付き。小学校中・高学年向き。
『13歳からの反社会学』  パオロ・マッツァリーノ著 角川書店 2010.9 \1400
社会をつまらなく解釈する一部の「社会学」に反抗して、「反社会学」と名付けた社会や情報をおもしろく見るためのいろいろなヒントや方法を著者と中学生の男女の対話形式でテンポ良く語る。「お金を拾って暮らせるか」、「調べ物をするにはコツがある」など。中学生以上向き。

【県内の動き】

★じっくりこっくりみんなでつくる絵本講座

日 時
12月11日(土)10:00〜12:00
会 場
防府市立防府図書館
講 師
村中李衣(梅光学院大学教授)
主 催
子どもの本を読む会
定 員
20名(先着順)
入場料
無料(要申込)
申込・問い合わせ先
防府市立防府図書館 TEL0835-22-0780

★プレゼントしたくなる本〜赤ちゃんから大人まで〜

日 時
12月11日(土)13:30〜15:00
会 場
山口県立美術館講堂
講 師
横山真佐子(児童書専門店「こどもの広場」主宰)
主 催
こどもと本ジョイントネット21・山口
連絡先
TEL083-922-0131(山口)

以上です。

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