子ども読書支援センターニュース No.79
2010年12月27日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817
山口県子ども読書支援センター発行
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【山口県子ども読書支援センター関連行事】
☆子ども読書スキルアップ講座
- 日時
- 2月4日(金) 午前10時30分〜午後3時
- 会場
- 山陽小野田市立中央図書館
- 対象
- 市町立図書館職員、学校図書館関係者、子ども読書団体関係者等
- 内容
- 講義「子どもと絵本」友定啓子氏(山口大学教育学部教授) 他
- 定員
- 20名(要申込)
☆2・3歳児のためのおはなし会
※毎月第1火曜日に開催しています。(閉館の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。
- 日時
- 平成23年1月11日(火曜日) 午前11時〜11時20分
- 会場
- 山口県立山口図書館2F 子ども資料室
- 対象
- 2〜3歳児とその保護者。
- 定員
- 約20名程度。(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)
【12月のおはなし会で使った絵本】
- おでんのゆ(赤ちゃん絵本) 真珠まりこ作・絵 ひさかたチャイルド 2008
- クリスマス★オールスター 中川ひろたか文 村上康成絵 童心社 1997
- おおきくおおきくおおきくなあれ(紙芝居) まついのりこ脚本・画 童心社 1991
- クリスマスのふしぎなはこ 長谷川摂子ぶん 斉藤俊行え 福音館書店 2008
【新刊児童書から】(本の価格は消費税抜きの価格です。)
<絵本-乳幼児から>
- 『おひさまとおつきさまのしたで』 マーガレット・ワイズ・ブラウン作 黒井健絵 教育画劇 2010.9 \1100
- おやすみ、こうさぎ。おやすみ、こねこ。「あしたはきょうよりおおきくなるわ」繰り返しの言葉が心地よい、子どもの成長への願いが伝わってくる絵本。
<絵本-5,6歳から>
- 『ベンジーのもうふ』 マイラ・ベリー・ブラウン文 ドロシー・マリノ絵 まさきるりこ訳 あすなろ書房 2010.10 \1300
- ベンジーは赤ちゃんの時の毛布が大好きで、幼稚園に行く時も、散髪屋さんに行く時もいつも持ち歩いている。ぼろきれのようになってもその毛布と離れるのが嫌だった。そんなある日、ベンジーが毛布を忘れてばかりいる日があって……。大好きな毛布を通して、男の子の成長を描いた作品。
- 『ローズのにわ』 ピーター・レイノルズ作 かとうりつこ訳 主婦の友社 2010.11 \1200
- ローズの夢は一人で世界中を冒険してまわること。ある時、特別なティーポットに乗って旅に出た。いろいろな国や場所に行き、訪れた記念に花の種を集めたローズは、そろそろ自分の庭をつくってみようと思う。さて、大きな街にたどりついたローズは、さっそく街の中に種をまいてみたが……。無彩色だった絵が、花が描かれるごとに様々な色に彩られていき、最後は美しい花々でいっぱいなるのが印象的な作品。
- 『かげ』 スージー・リー作 講談社 2010.8 \1400
- 女の子が、自分の影で遊んでいる。手のひらは合わせると影は蝶々のように見える。靴を持って頭の上に掲げると影はきつねのように見える。そのうち、影だけがどんどん変化していって……。豊かに広がる影の世界が想像力をかきたてる。見開きページの片側が影絵になっている、文字のない絵本。ニューヨーク・タイムズ紙の2008年のBest Illustrated Children’s booksに選ばれた『なみ』(講談社)に続く作品のひとつ。
<絵本-小学校1,2年生から>
- 『よくぞごぶじで−きつねのかぞくのおはなし−』 ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 江國香織訳 BL出版 2010.10 \1600
- 今日は人間にとって最高に楽しい狩りの日。でも、狩られるきつねはもたもたしてはいられないと、きつねの母さんがきつねの子どもたちに狩りの様子を話して聞かせる。追われながらもしたたかに逃げるきつねの様子をユーモラスに描いた作品。『マドレーヌといぬ』で有名な作家が晩年に描き、約50年前にアメリカで出版された絵本。友人ビーヴァリー・ボガードの詩が元になっている。
<絵本-小学校3,4年生から>
- 『気のいい火山弾』 宮沢賢治作 田中清代絵 ミキハウス 2010.10 \1500
- ある死火山のすそ野に「ベゴ」というあだ名の大きな黒い石がいた。ベゴ石は卵のような形をして稜(かど)がなかったので、稜のある他の石どもにからかわれていたが、一ぺんも怒ったことがなかった。はじめは仲間の石どもだけだったが、あんまりベゴ石が気がいいので、だんだんみんなが馬鹿にし出した。それでもベゴ石は怒る様子もなく過ごしていた。そんなある日、ベゴ石のことを「すてき、すてき」と誉める人たちがやってきて……。宮澤賢治の作品を力強い絵で描いた絵本。
<読み物>
- 『ともだち』 木坂涼作 さとうあや絵 偕成社 2010.9 \1200
- くまのおじいさんと,ねずみのぼうやはずいぶん歳が離れているけれど、大切なともだち。二人の会話が楽しくて心温まるお話を5話収録。詩人の著者が初めて書いた創作の読み物。小学校低学年向き。
- 『音楽室の日曜日』 村上しいこ作 田中六大絵 講談社 2010.9 \1200
- せんねん町まんねん小学校の音楽室の日曜日は楽器たちの声でにぎやか。きょうは、カスタネットがみんなで歌おうと提案して練習を始めることになった。たのしい絵と関西弁の文章が心地よいユーモアあふれる物語。小学校低学年向き。
- 『おはなしだいどころ』 さいとうしのぶ作・絵 PHP研究所 2010.10 \1200
- いつも働いているのは自分ばかりで、まな板は何もしていないと思っている包丁、おかあさんにじっとしていなさいと言われても熱くてゆれてしまうかつおぶしなど、台所にある道具や食べ物が活躍する短いお話集。見開きで1話の30話収録。絵本のような感覚で楽しめる。小学校低学年向き。
- 『プーさんの森にかえる』 ディヴィッド・ベネディクタス文 マーク・バージェス絵 こだまともこ訳 2010.10 \1600
- 少し大人になったクリストファー・ロビンと少しも変わらないプーやコブタやイーオーたちの物語。世界中で読まれ、世代を超えて読み継がれてきた『クマのプーさん』が現代の作家と画家により80年ぶりに正式な続編として出版された。小学校中学年以上。
- 『ハンター』 ジョイ・カウリー作 大作道子訳 偕成社 2010.6 \1600
- ニュージーランドの先住民マオリ族の奴隷少年ハンターには見えないはずのものを見通せる不思議な能力があった。主人と伝説の巨鳥モア狩りに出たハンターは、白昼夢で青い目をした白人の少女の姿を見る。その頃、ニュージーランドの少女ジョーダンは二人の弟とともに家に帰るため飛行機に乗っていた。時を越えて展開する二つの物語。「ニュージーランド・ポスト児童書及びヤングアダルト小説賞」大賞受賞作。小学校高学年向き。
- 『犬どろぼう完全計画』 バーバラ・オコーナー作 三辺律子訳 かみやしん絵 文渓堂 2010.10 \1500
- 父の突然の家出で、母と弟トビーと三人で車上生活を余儀なくされたジョージナ。生活のため、犬を盗んで謝礼金をもらうことを思いつき、トビーと計画をすすめていくが……。少女の心の成長を描く物語。小学校高学年向き。
- 『ラスト・ショット』 ジョン・ファインスタイン作 唐沢則幸訳 評論社 2010.10 \1600
- 記者コンテストで優勝した13歳のスティーヴンはカレッジバスケットボールのファイナルフォー(準決勝戦と決勝戦)に招待される。そこでスター選手が脅迫されている現場に出くわし、窮地におちいったスター選手を救い出すために奮闘する。2006年エドガー・アラン・ポー賞(YA小説部門)受賞作。中学生向き。
<ノンフィクション>
- 『だいこんだんめん れんこんざんねん』 加古里子さく 福音館書店 2010.10 \900
- 果物や野菜、料理の入った食器、鍋、乗物、地球など、断面と断面図をテーマにした科学絵本。断面を当てるクイズあり、科学遊びが楽しめる。「かがくのとも」1984年刊のハードカバー版。幼児から。
- 『アフガニスタンの少女マジャミン』 長倉洋海写真・文 新日本出版社 2010.9 \1600
- 戦争から立ち直りつつあるアフガニスタンの山の学校へ通う4年生マジャミンは13人家族。大好きな学校の他に、家事の手伝いや子守、羊や牛の世話など忙しい毎日を送る。厳しい暮らしの中で人々が助け合って生きる姿が印象的な写真絵本。小学校中学年から。
- 『高校生はこれを読め!』 「高校生はこれを読め!」編集委員会編 北海道新聞社 2010.9 \1200
- 北海道の図書館司書や書店員、大学生などが97人が高校生にすすめる3冊を推薦、巻末リストではアンケートで選ばれた541冊を紹介。「これだけは読んでほしい本」、「少し背伸びしてチャレンジして」などのランク付き。『中学生はこれを読め!』は同出版社より既刊。高校生向き。
- 『ひとり』 吉本隆明著 講談社 2010.10 \1000
- 「沈黙も言葉。言葉にも見えない根の部分がある。」詩人で文芸批評家、思想家の著者が進路、文学、恋愛などについて、実際に中学生4人に語った授業をまとめた一冊。「15歳の寺子屋」シリーズ。中学生向き。
【県内の動き】
★作ってあそぼ!パネルシアター講座 パート2
- 日 時
- 1月30日(日)13:00〜15:30
- 会 場
- 山口市秋穂コミュニティセンター
- 講 師
- 金野実加枝(北九州おはなしかご主宰)
- 主 催
- 図書館と友だちの会・秋穂
- 共 催
- 山口市立秋穂図書館
- 後 援
- たのSEA秋穂づくり協議会
- 参加料
- 500円
- 定 員
- 30名(高校生以上・要申込)
- 申込方法
- 先着順(1月10日からFAXで受付)
- 申込先
- 083-984-2354(原田)
★昔ばなし大学(山口)
- 日 時
- 2011年6月〜2013年6月の間に6回開催予定
- 会 場
- ヒストリア宇部(旧宇部銀行館) 宇部市新天町1−1−1
- 講 師
- 小澤俊夫(小澤昔ばなし研究所所長)他
- 受講料
- 有料
- 問い合わせ先
- 山口読書推進グループ「本の森」0836-51-4630(栗山)0836-52-2812(藤岡)0836-58-6242(礒田)
以上です。