子ども読書支援センターニュース No.83

2011年4月25日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

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【山口県子ども読書支援センター関連行事】

☆かがくであ・そ・ぼ!〜-196℃のセカイ

日時
5月8日(日) 午後2時〜3時
会場
山口県立山口図書館 第1研修室
講師
漁剛志(いさりこうじ)氏(県立山口博物館 学芸課主任)
対象
小学4〜6年生
内容
液体窒素を使った実験と科学の本の紹介など
定員
20名(要申込み・先着順) ※申込みは5月3日(火)までに電話、FAX、メールで

☆2・3歳児のためのおはなし会
※毎月第1火曜日に開催しています。(閉館の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。

日時
5月10日(火曜日) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2F 子ども資料室
対象
2〜3歳児とその保護者。
内容
絵本の読み聞かせなど
定員
約20名程度。(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【4月のおはなし会で使った絵本】

  1. おべんとう(赤ちゃん絵本)  小西英子さく 福音館書店 2009
  2. りんごがコロコロコロリンコ  三浦太郎作 講談社 2011
  3. きいろいのは ちょうちょ(赤ちゃん絵本)  五味太郎作・絵 偕成社 1983
  4. あおくんときいろちゃん  レオ・レオニ作 藤田圭雄訳 至光社 1979

【新刊児童書から】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本-3,4歳から>
『ふしぎなまちのかおさがし』  阪東勲 写真・文 岩崎書店 2011.3 \1300
マンホール、電信柱、公園の花や木、ゴミ箱、街の中はいろんな「顔」がいっぱい。怒った顔や笑った顔、心配そうな顔、しょんぼりしている顔……。ちょっと見方を変えれば、いつもは見えなかったものが見えてくる。さあ、一緒にまちの顔をさがしてみよう!町歩きが楽しくなる写真絵本。
<絵本-5,6歳から>
『とんねる とんねる』  岩田明子ぶん・え 大日本図書 2011.3 \1300
「とんねる、とんねる くぐってくださーい。」男の子が作ったとんねるをへびくんがにょろにょろ、へびくんが作ったとんねるを、たこくんがにゅるにゅる、にゅーるにゅる。続いてかえるくん、きりんくん、最後はもぐらんくんのとんねる。みんなが次々にもぐっていくと……。
<絵本-小学校低学年から>
『だっこの木』  宮川ひろ作 渡辺洋二絵 文渓堂 2011.2 \1500
昔、日本が戦争をしていた頃、浅草の観音様の近くに大きないちょうの木があった。戦火が激しくなりその木を「だっこの木」と呼んでいたカズヤ一家は疎開していき、やがて東京大空襲でいちょうの木も大きな傷を負う。戦争が終わって何年か経ったある日、小学生になったカズヤが母親とともに訪れるが……。東京・浅草に今も残る戦災樹木をもとに描かれた平和への祈りが込められた絵本。
『おにもつはいけん』  吉田道子文 梶山俊夫絵 福音館書店 2011.3 \1200
こむぎはにいちゃんと、金魚の赤ちゃんが入った瓶を袋に入れて電車に乗った。町に住むいとこのあゆみに持っていくのだ。さわやかな5月の風がはいってくる。いい気持ちのこむぎに、車掌が鼻を左右にぴくぴくさせながら、「おにもつ、はいけん」とやってきた。不思議な車掌の正体は……。新シリーズ「ランドセルブックス」の一冊。
『ほんなんてだいきらい!』  バーバラ・ボットナー文 マイケル・エンバリー絵 さんべりつこ訳 主婦の友社 2011.3 \1300
どうして、本をよまなきゃいけないの?図書室の先生のミス・ブルックスは本が大好きで、1年中いろんな本を読んで聞かせる。「ぞうのババール」や「はらぺこあおむし」とかね。わたしは本なんてだいきらい。でも、読書週間が始まり、好きな本の発表をしなくちゃいけなくなって……。
<読み物-低学年向き>
『ブタノさんのぼうけん』  小沢正作 渡辺有一絵 フレーベル館 2011.2 \1000
毎日退屈な生活を送っていたブタノさんは、新聞の中にある広告を見つける。「…あなたのまいにちのくらしをあっとおどろくようなものにしてさしあげます」ブタノさんを待ち受けていたものは……。1982年初版の幼年童話の新装版。
<読み物-中学年向き>
『アキンボとマントヒヒ』  アレグザンダー・マコール・スミス作 広野多珂子絵 もりうちすみこ訳 文研出版 2011.2 \1200
アフリカの大自然の中でたくさんの動物たちとふれあいながら生きるアキンボシリーズの最新刊。ヒヒの研究をしている女性動物学者のジェンは、いとこのコシと一緒に草原の小屋に泊まり込んで観察することになった。人間とよく似た行動を見せるヒヒたちは、一体どのような姿を見せるのか。
<読み物-中・高生向き>
『鉄のしぶきがはねる』  まはら三桃(みと)著 講談社 2011.2 \1400
北九州の工業地帯で育った作者がものづくりの楽しさを描く。主人公は工業高校電子機械科唯一の女子「三郷心(みさと・しん)」。手作りの作業は古いと、コンピューターを学んでいたが、身体にしみこんだ祖父の工場の感覚やものづくりに情熱を燃やす人々との出会いによって、さまざまなこだわりから心の気持ちは解き放たれていく。
『ミンのあたらしい名前』  ジーン・リトル著 田中奈津子訳 講談社 2011.2 \1400
3歳の時に捨てられ、里親が転々と変わるなかで、心を閉ざしてしまった11歳の少女ミン。信頼できる大人、友人、そして動物たちによって、少しずつ少しずつミンの心が開かれていき、ついに自分の根っこを手に入れる。カナダ児童文学賞をはじめ多くの賞を受けているジーン・リトルの作品。
『どこからも彼方にある国』  アーシュラ・K・ル=グィン著 中村浩美訳 あかね書房 2011.2 \1300
周囲からはみ出さないように、友だちや家族に調子を合わせて生きてきたオーウェンだが、作曲家を目指す少女との出会いから、自分の生き方を悩み始める。恋や将来の進路に揺れる少年の心をみずみずしく描く。「ゲド戦記」で知られるル=グィンの現代アメリカを舞台にした青春小説。原作は1976年刊。「YA Step!」シリーズの一冊。
<ノンフィクション>
『あつまれ!全日本ごとうちグルメさん』  ふくべあきひろ文 おおのこうへい絵 ブロンズ新社 2011.2 \1500
日本全国の名物料理が満載。楽しいイラストやしゃれた紹介文で見ても読んでも楽しめる。また、料理だけでなく、全国各地の代表的なおやつや食材なども勢揃いし、さまざまな知識を得られる一冊。小学生から。
『うまれたよ!モンシロチョウ』  小杉みのり構成・文 安田守写真 岩崎書店 2011.3 \2200
たまごから幼虫、さなぎ、そして、モンシロチョウへ。小さな生き物の誕生から成長の様子を見開きの美しい写真で眺めることができる。小学生への読み聞かせに生かしたい一冊。「よみきかせいきものしゃしんえほん」(全10巻)の一冊。幼児から小学生以上。
『1分で音読する古典』  横山験也編 ほるぷ出版 2011.2 \2300
小学校で新たに学習することになった古典。全国の小学校の先生方が選んだ作品の中から絞り込んだ25作品を掲載。原文の漢字を大切にするため漢字の読み仮名が左側につけてあり、低学年でも読むことができる。作品ごとにおさらいクイズがあり、学べる一冊。「100人の先生が選んだこども古典」(全3巻)の一冊。小学校低学年から。
<研究書>
『花咲かじい』  小澤俊夫監修・再話 小澤昔ばなし大学再話研究会再話 小峰書店 2011.2 \1500
昔話研究の第一人者が、全国を回って再話した昔話から「花咲かじい」「絵姿女房」「猿婿入り」など37編を収録。「語りつぎたい日本の昔話」シリーズの第1集。総索引付き。

【県内の動き】

★やまぐち絵本楽会〜読み聞かせ基礎講座〜

日 時
5月29日(日)午後1:30〜3:30
会 場
山口県立山口図書館 第1研修室
対 象
大人
定 員
30名
参加費
無料
講 師
山本安彦(主催者代表)
内 容
絵本の読み聞かせの基本、絵本の選び方など
主 催
こどもと本ジョイントネット21・山口
連絡先
083-922-0131(山口)または、0835-52-0196(蕨)

以上です。

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