子ども読書支援センターニュース No.85

2011年6月25日
山口県子ども読書支援センター発行
(山口県立山口図書館内)
TEL:083-924-2111 FAX:083-932-2817

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【山口県立山口図書館からのお知らせ】

☆館内工事等に伴う閉館のお知らせ
 県立図書館、県点字図書館、県文書館の3館では、このたび、施設の老朽化による設備更新、館内レイアウトの変更及びICタグ導入に伴う機器設置等の館内改修工事のため、下記の期間を閉館いたします。皆様には大変御迷惑をおかけしますが、御理解を賜りますようお願いいたします。
●閉館期間  平成23年11月14日(月)〜 平成24年2月下旬(予定)

【山口県子ども読書支援センター関連行事】

☆中高生のための読み聞かせ講座

日時
7月9日(土)、7月10日(日) 午前10時〜午後3時(10日は午後3時30分)
会場
山口県立山口図書館 子ども読書支援センター会議室
対象
県内在住の中学生及び高校生
内容
「絵本の見方や読み聞かせの技術」に関する講義・演習、読み聞かせ(おはなし会)の実演
講師
当センター職員
定員
20名(要申込み・先着順) ※申込みは7月1日(金)までに電話、FAX、メールで
参加費
無料
2日間全ての講座を修了した参加者の方には、「修了証」を授与します。

☆2・3歳児のためのおはなし会
※毎月第1火曜日に開催しています。(閉館の場合は翌週の火曜日)詳細はこちらをご覧ください。

日時
7月5日(火曜日) 午前11時〜11時20分
会場
山口県立山口図書館2F 子ども資料室
対象
2〜3歳児とその保護者。
内容
絵本の読み聞かせなど
定員
約20名程度。(当日参加もできますが、できるだけ事前にお申し込みください。)

【6月のおはなし会で使った絵本】

  1. ふしぎなポケット(赤ちゃん絵本)  まど・みちお詩 くすはら順子絵 チャイルド本社 2010
  2. サンドイッチサンドイッチ  小西英子さく 福音館書店 2008
  3. うんこ  みやにしたつや作・絵 鈴木出版 1994
  4. あそびましょ(紙芝居)  八木田宜子作 和歌山静子画 童心社 1981

【新刊児童書から】(本の価格は消費税抜きの価格です。)

<絵本-幼児期から>
『こちょこちょ』  福知伸夫/さく 福音館書店 2011.5 \700
ねこさん、かえるさん、にわとりさん、おらんうーたんさん……、みんな、こちょこちょくすぐられて、大笑い。見開きページいっぱいの大きな絵がとても愉快な絵本。読み聞かせしながら、親子でこちょこちょしたら、楽しめそう。初版は「こどものとも0.1.2」2003年9月号。
<絵本-3,4歳から>
『おたんじょうびまであとなんにち?』  アンバー・スチュアート/文 レイン・マーロウ/絵 ささやまゆうこ/訳 2011.5 \1500
こねずみのチュウくんは誕生日が待ち遠しくてたまらない。「あと いくつ ねたら おたんじょうびになるの?」チュウくんは毎晩おかあさんにたずねる。「まだまだ、たくさんねなくちゃね」とおかあさん。けれども、ある日、とうとうおかあさんが「あしたは おともだちに おたんじょうびパーティーのしょうたいじょうをくばりましょう」と言って……。誕生日をわくわくしながら待つ小さな子どもの気持ちが伝わってくる絵本。
『おてがみちょうだい』  新沢としひこ/作 保手浜孝/絵 童心社 2011.4 \1333
うさぎのピッチは、やぎのコージーおじさんの郵便配達についていくことにした。手紙をもらったリスのコニーやタヌキのポーリーのうれしそうな様子を見て、自分も手紙が欲しくなったピッチは、コージーおじさんのアドバイスにしたがってみんなに手紙を書くが……。絵の作者は『版画のはらうた』(童話屋刊)で知られる山口県在住の版画家。
<絵本-5,6歳から>
『金をつむぐこびと−ルンペルシュティルツヒェン−』  バーナデット・ワッツ/絵 ささきたづこ/訳 西村書店 2011.2 \1300
わらを金に紡ぐことができると聞いて、王さまは娘をお城に閉じ込め、わらを金に紡ぐように命じる。困り果てた娘の前に、ひとりのこびとが現れて……。グリム童話を多く手掛けるバーナデット・ワッツのやさしい絵が心にひびく絵本。
<絵本-小学校低学年から>
『くうき』  まどみちお/詩 ささめやゆき/え 理論社 2011.5 \1600
「くうき」は、だれかれのへだてなく、まったくふつうに、ありふれたことのように、気づかせもせずに、そこにいてくれる……。地球に住むすべての生き物のつながりを、みずみずしい感性で謳ったまど・みちおの詩に、ささめやゆきの絵が印象的な一冊。詩は1975年の作品。
<絵本-小学校高学年から>
『名前をうばわれたなかまたち』  タシエス/作 横湯園子/訳 さ・え・ら書房 2011.5 \1500
世の中のよいことみんな、他人のため。ボクのためなんかじゃない。学校でいじめにあっているボクには名前がない。犠牲者、いじめる人、目撃者、君はどちら? 見返しの問いかけは重いが、最後のページに救いが……。著者のタシエスは社会問題をテーマにした絵本を手がけるスペインの作家。2009年ブラチスラヴァ世界絵本原画展(BIB)でグランプリを獲得。
<読み物-小学校低学年向き>
『キツネ野原のレストラン』  計良ふき子/作 ゆーちみえこ/絵 ひさかたチャイルド 2011.3 \1200
村のはずれにレストランをオープンしたみづき。でも、なかなかお客さんがきてくれない。そんなとき、キツネがやってきて……。季節感あふれるおいしそうな創作料理と最後の意外な展開が楽しめる物語。
<読み物-小学校中学年向き>
『てんせいくん』  八束澄子/作 大島妙子/絵 新日本出版社 2011.3 \1400
生活発表会で「じごくのそうべえ」をやることになり、てんせいくんのお寺に行ったぼくとユメちゃんとかんちゃん。にこにこして出迎えてくれたてんせいくんの家で待っていたものは、おいしいお菓子と……。ユメちゃんのことが大好きなぼくが、さまざまな体験をしながら少しずつ成長する物語。
<読み物-小学校高学年から>
『木工少女』  濱野京子/著 講談社 2011.3 \1300
小学校最後の1年を父と共に山奥の村で過ごすことになった立石美楽(みらく)。同級生にも心を開かず、不満だらけのある日、「デンさん」の工房ですてきな椅子と出会う。あまのじゃくでぶっきらぼうな美楽が木工の魅力に取りつかれ、村を去る卒業の日には……。自然や周囲の人々との触れ合いを通して自分らしい生き方を見いだす過程を叙情豊かに綴る。『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社刊)で第25回坪田譲治文学賞を受賞した作家の新作。
<読み物-中学生から>
『迷子のアリたち』  ジェニー・ヴァレンタイン/著 田中亜希子/訳 小学館 2011.4 \1400
人混みのなかに消えてしまいたいと田舎からロンドンにやってきた17歳の家出少年サム。転がり込んだアパートは「変人集団」の住まい。そこで出会った少女ボーとのふれあいの中でサムは大切なものを思い出す。一風変わった友情と家族の物語。ブックトラスト・テーンエイジ賞受賞作品。SUPER!YAシリーズの1冊。
<ノンフィクション>
『トリックアート図鑑ふしぎ絵』  北岡明佳/監修 グループ・コロンブス/構成・文 あかね書房 2011.3 \1500
子どもから大人まで誰もが楽しめる「だまし絵」の世界。シリーズ第2弾の今作では、不可能な立体や、つじつまの合わない絵、よせ絵、動く錯視、立体視画像などを紹介。外国の有名作品や、江戸時代の浮世絵として県立萩美術館・浦上記念館所蔵の作品も掲載している。小学校低学年から。
『甲子園がくれた命』  中村計/著 講談社 2011.3 \1200
「また、野球がやれるよ。ぜんぶ、とったよ。」2010年春の甲子園で、日大三高を準優勝に導いた山崎福也(さちや)選手は、15歳の時、脳腫瘍が発覚。6時間に及ぶ大手術の末、彼は生還を果たす。死と隣り合わせの病気を克服した彼の復活までの軌跡を描く。小学校高学年から。
『乗り越える力』  荒川静香/著 講談社 2011.5 \1000
トリノ五輪で金メダルを獲得したフィギュアスケーター荒川静香が、スケートとの出会いから現在に至る道のりを語りながら、若者たちへメッセージを贈る。副題は「つらいときこそ自分を信じて! 夢をもって生きるために」。15歳の寺子屋シリーズの1冊。中学生から。
<研究書>
『きみには関係ないことか』  京都家庭文庫地域連絡会文/編 かもがわ出版 2011.4 \1600
2003年から2010年までに出版された、戦争と平和について考える絵本や読み物のリスト。1984年に第1集が出版され、これが第5集となる。「いま、世界で何が起こっているのか」「過去の出来事から学ぶ」「未来のために生きること」の3章をさらにいくつかのテーマに分け、絵本、写真集、ノンフィクションなどを紹介、ブックトークにも使える1冊。

【県内の動き】

★やまぐち絵本楽会〜読み聞かせ基礎講座・実技編〜

日 時
7月11日(月)午後1:30〜3:00
会 場
山口市湯田地域交流センター和室
対 象
大人
資料費
100円
講 師
山本安彦(主催者代表)
内 容
絵本の読み聞かせの基本について実技を交えた講座
主 催
こどもと本ジョイントネット21・山口、山口中央母親クラブ
連絡先
083-924-8745(山本) 083-922-0131(山口) 083-921-2427(母親クラブ 重田)

以上です。

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