教育映画等目録・16ミリ映画フィルムの部(人権教育)

公開日:2009年12月7日

山口県立山口図書館で県内団体に貸出している視聴覚資料の目録、「教育映画等目録」のうち、16ミリ映画フィルムの部(人権教育)のページです。

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16ミリ映画フィルムの部(人権教育)

16ミリ映画フィルムの部(人権教育)
題名 時間(分) 対象 内容紹介 受入年度
昌夫の日記(劇映画)54一般夫の死後、調理師免許を取得した女性が、希望に燃えて就職するが、その職場で、部落差別を体験する。職場の同僚、義兄の家族の心の動きを描きながら、差別をなくすにはどのようにすればよいかを深く考える。H1
故郷の空(劇映画)52一般他人に言えない悩みを持つ2人の女性が、夫や子供への愛と心の葛藤を通して、信頼の絆を強めていく。差別と偏見の壁を破って、人と人とが結びあって生きていく素晴らしさを感動的に描く。H1
ふれんど(劇映画)57高・一般オーストラリアからのホームステイを引き受けた一家が、日常生活の中で出会うさまざまな出来事と留学生が体験した部落差別を通して、自分たちの差別意識に気づく。同和問題を自分自身の問題として考えることの大切さを訴える。H1
木枯(こがらし)の向こうに (劇映画)55一般「差別ビラ」の印刷を引き受けた主人公が、自責と家族との葛藤に悩んだ末、その回収を決意する。明るい家庭、住みよい町づくりのためには、住民が一体となって取り組むことが必要であることを訴える。H1
ふるさとへの熱き思い(劇映画)55一般市街地の町並を南へ抜けると、真新しい大きな橋に出会う。昭和61年に完成したこの橋には、同和地区の人々の夢と熱い思いがこめられていた。記録映画の手法で、今なお根強く残る心理的差別のきびしさが語られていく。H1
やさしさは 風になり(劇映画)56一般単身赴任から帰った夫が見たものは‥‥。親子の愛とは何か、人の心の温かさとは何かというテーマを追う中で、同和問題の解決に向けての課題を問いかける。H1
父と子の故郷(ふるさと)(劇映画)55一般差別のために仲を引き裂かれた父と子‥‥。みんなが力を合わせて誇りある故郷を築いていく3世代の姿を描き、人間愛と社会連帯意識の大切さを訴える。H2
友子よ、晴れない霧はない(劇映画)42中・高・一般同和地区出身の義姉をもつ女子中学生が、いじめと部落差別は同じ根から生じていることに気づき、友達を大切にし、部落差別を許さないまっすぐな心をもった子に育っていくまでを描く。いじめを許さない学級づくり、部落差別を許さない家庭と地域社会づくりの大切さを訴える。H2
約 束 (劇映画)55一般同和地区出身であることを隠し続けてきた夫婦。ところが、絵画教室で起きた事件を契機にその秘密が明らかに‥‥‥。結婚、夫婦の愛、家族の絆とは何か。人が人を差別していく社会的土壌をどうすればつき崩せるかを鋭く問いかける。H2
風のメモリー54一般民族差別に対して激しい憤りをもち、アジア出身の青年を助けようとする「あかね」。ところが、父が同和地区出身であることを知らされ動揺し、家を飛び出してしまう。自分が差別に出会った時、 どう生きるべきなのかを問いかける。H2
世界人権宣言21小・中・一般世界人権宣言は、1948年12月10日、パリの国際連合総会で採択された。子供にもわかりやすいアニメーションで、30カ条の人権宣言を語りかけている。H2
旅 路55一般中学校の教師をしている尚江は、娘の結婚問題について自分の誤った差別意識や家族との葛藤に苦しむ。自らの差別意識に苦しみ続ける人、差別に苦しみながらその解消のために努力している人それぞれの姿を通して、差別問題の根源を考えていく。H2
明日を架ける (劇映画)53一般次代を背負う若者たちの多くは、古いまちがった価値観にとらわれることなく、ともに生きる社会を創り出そうと懸命に努力している。この作品は、若者たちの生き方や考え方を通して、いつまでも同和地区にこだわりを持ち続けることの誤りや不合理性を強く訴える。H3
直子のブローチ(劇映画)23中・高・一般6か月前に転校してきた直子(中学生)が、同和問題に関心をもち、部落差別を許さない心をもった子供に成長していく過程が描かれている。差別されている人の立場や、その人の心情(心の痛み)を理解し、望ましい人間関係をどのように築いていけばよいかを考える。H3
ウェディング ・ソングが聞こえる(劇映画)54一般母親も、そして娘も、愛した男性は偶然にも同和地区出身者だった。しかし、娘は勇気をもって自分たちの人生を切り開いていく。若い世代のみずみずしい感性を新鮮なタッチで描くとともに、変わりゆく時代の息吹きを見事にとらえて、同和問題啓発の今日的な課題に鋭く迫る。H3
心みつめて(劇映画)47一般 様々な障害を乗り越えて結婚した若い夫婦が、対象地区出身者である心の葛藤を乗り越えて自立していく姿を描く。家庭や職場、地域社会の中でお互いの絆を強め、自分の心を見つめる生き方をすることの大切さを訴える。H3
我ら心をつなげ(劇映画)44一般平凡なサラリーマンを主人公にして、弟の結婚問題をきっかけに、差別に対する心の揺れを描く。この作品を通して、企業の社会的な役割や責任を自覚するとともに、一人一人が同和問題を自分自身の問題として受け止めることの大切さを強く訴える。H3
夢風船55一般同和地区の近くに引っ越した一家は、様々なうわさに悩まされるが、父親は学生時代の経験を生かして少年サッカーのコーチを引き受ける。チームづくりを通して、差別や偏見を乗り越え、子供たちの夢を実現させようと努力する父親の姿を描き、明るい町づくりの大切さを訴える。H4
千鶴子が微笑(わら)った54高・一般英一の母ミネは、英一の結婚相手をさがすのにやっきになっている。しかし、英一には14年前につきあった千鶴子が忘れられない。同和地区出身者の彼女は、英一との結婚を周囲にひき裂かれ自殺したのであった。英一は、いとこの志保に同和地区出身の恋人がいることを知り、2人に協力しはじめる。今なお続く結婚に際しての厳しい差別の現状を描いている。H4
花咲く日55高・一般息子の結婚をめぐって、同和問題に直面した家族が、人間の真実の姿にめざめ、心の交流を深めていく過程を描く。個人の人間性を尊重し、認め合うことがいかに大切かをしみじみと訴える。H4
わすれるもんか (アニメーション) *40幼・小・中・高・一般雪の降りしきるクリスマスイブに開かれたギター演奏会を舞台にしたアニメーション映画である。目の不自由な正彦がギターを演奏するようになったのは、子供の頃の幼稚園の先生とのある思い出からであった。障害を克服し、精一杯生きている正彦の姿をさわやかに描く。H4
ガラス越しの愛54一般夫の達彦と娘の麻美は達彦の実家へ行ったが、妻の峰子は、夫の実家から拒否されている。達彦の両親は、達彦が結婚していることを、親類には知らせていない。差別意識や偏見の中にあって苦しみ、家族が破綻の危機にまで陥る様子を描く。H4
もっとフレンドリーに54中・高・一般この映画は、「同和地区や同和地区の人々たちに対する偏見やこだわり」「女性に対する差別」などに焦点を当て、私たち一人一人が自らの意識を見つめ直すとともに、自らを啓発していくことが、同和問題解決のために大切だということを強く訴える。H4
ふれあいの門(劇映画)55一般差別がある社会では、ゆがんだ人間関係が生じてくることを娘の結婚問題を通して考えさせる。娘の悩みは、父親が同和地区出身の青年との結婚に強く反対し、夫を差別したこと。そして、父親の不安は老後、娘と同居出来ないことである。その原因が自分にあると気付くまでをドラマチックに描く。H4
にぎやかな家族 (劇映画)55中・高・一般東京のサラリーマン家族が引っ越した関西のある同和地区で直面した同和問題。家族一人一人の反応と態度の変容を、明るく伸びやかなタッチで描く。交流を通じて自分の中にあった差別意識を克服し、人間同士が心から結びつくことの素晴らしさを訴える。H4
母の日記49一般部落差別を克服して結婚し、一人娘と共に生きがいをもち、充実した日々を送る女性。ところが義姉たちの身勝手な言動に、心を乱し思い悩む。高齢化の進む農村地域を舞台に嫁と姑、母と娘、義姉妹がおりなす人間模様を通して、同和問題や高齢化の問題について考え、その解決に向けて一人一人の生き方を問いかける。H5
明日への彩り (劇映画) *55高・一般国際的に人権尊重思想が普及する中で、外国人労働者や同和地区に対する偏見や差別の不合理性を通して、世間体や因習などにとらわれた日本人の意識や考え方を見つめ直し、人権尊重の精神を基盤とした明るい地域社会作りの大切さを訴える。H5
翔べ明日(あした)へ57 都会の中にも、部落差別は存在している。むしろ私たちは、都会の中に紛れ込むことによって差別から目をそらそうとしているのかもしれない。この映画は、都会の中での偏見や差別の構造をあざやかに描き出し、誰もが幸せに暮らせる街づくりの大切さを強く訴える。H5
不意の旅人(劇映画)55一般南国の古い城下町を舞台に、三十余年行方の知れなかった男性が、彼の姪の家族と同和地区に住む母子に、さまざまな波紋を投げかける。ひたむきに、そして真摯に生きる人々がくり広げる人間ドラマの中で、次第に「見えない差別」の実像が浮きぼりにされ、それぞれの立場で自らの心を見つめ直していく過程を描く。H5
紫陽花のころ(劇映画)30高・一般同和地区の青年と結婚して3年たった主人公の父は、いまだに2人の結婚を認めようとしない。いつまでも同和地区に対する偏見やこだわりをもち続ける家族や親戚たち。しかし、こうした偏見に対し毅然と反論する主人公の姿に、父母の心も次第に変化していく。家族や周りの人たちの正しい理解を求めながら、自分の人生を切り開くことの大切さを訴える。H5
辞表(劇映画)38一般入社後間もない同和地区出身の秀美に対する差別的な言動が、彼女の希望に燃えた心を萎えさせる。会社を辞めようとさえ思いつめるが、彼女のことを案じる会社の同僚、上司、先輩の励ましにより、失いかけていた人間の信頼と仕事への情熱がよみがえっていく過程を描き、温かい連帯感に支えられた明るい職場作りの大切さを訴える。H5
新ちゃんが ないた!(アニメーション) *36小・中・一般身体に障害をもつ新ちゃんは小学校の5年生である。高校生の佐藤さんとの出会いや親友のツヨシの友情に支えられ、どんないやがらせや意地悪にも負けないで一生懸命に生きようとする姿を感動的に描く。障害にめげずに力強く生き抜く姿を通して、本当の思いやりとは何かを考えさせる。H5
花束 (劇映画)53一般自己中心的な生き方で、競争社会を生き抜こうとする中年男性が、病気で倒れたことをきっかけに、自己の生き方を反省するとともに、周囲の人々の生き方から、ともに生きることの大切さに気づいていくようすを描く。日々の暮らしの中で、自らの意識を見つめ直し、人権を尊重する生き方を確立することが、差別のない明るい社会を創造していく上で大切な道すじになることを提起する。H6
君に心のパス (劇映画)55高・一般学園生活の中で差別の現実に直面し、とまどい葛藤する高校生と教育実習生。しかし、「知らない、無関心ではいけない」と自分たちにできることから行動しようと考えはじめる。ラグビーというスポーツに情熱をぶつけ合う若者が、友情という強い絆で結ばれ、人間らしく生きていくことの大切さと素晴らしさを感じとるようになる過程を、感動的に描いた、さわやかな青春ドラマ。H6
明子のハードル(劇映画)41中・高・一般母子家庭ゆえに差別されると思っていた中学二年の明子は、親友をめぐって学校で起きた事件を契機に、自分にも人を見下げる意識があったことに気づく。これまでの自分の心の狭さを反省し明るく自信をもってハードルを跳び越えていく姿を通して、相手を思いやることの大切さを訴える。H6
夢の木すとりーと(劇映画) *55中・高・一般口は悪いが、お人よしで、人の気持ちのよく分かる女主人が営む居酒屋「夢の木」。この「夢の木」を舞台に、そこに集う人々がおりなす人間模様を通して同和問題や高齢者の問題などを考える。大切なものを見失いがちな現代、改めて人間としてのあり方を問いかける。H6
父の一番長い日(劇映画)54高・一般 一人娘から交際相手が同和地区の出身であることを知らされ、結婚に反対する父親。父親の職場で部下が客から差別的な発言を受けトラブルを起こす。同和問題に直面した父親は、上司として親としてどうあるべきかを悩み考え、自ら意識変革を行っていく姿を通し、幸せな生き方とは何かを深く考える。H6
追憶 —二十五年・その夏—(劇映画)55一般主人公の女性が、同和地区出身の夫に何気なく言った言葉がきっかけで、彼女の心の奥底に、深い傷跡を残すことになる。今は亡き夫の学生時代の友人との25年の軌跡を通して、彼女を取り巻く様々な人間模様を織り込みながら、差別意識について考える。H6
青空のように(劇映画)47一般主人公の女性が入会している乙女の会で、同じ会の友達の生まれが話題になり、差別的な発言がされる。この映画は、心理的差別の解消を目指し、同和問題と人間としての生き方との関わりを考え、問題解決への主体的な態度と実践力を育て、人権尊重の精神を基盤とした差別のない明るい地域づくりの大切さを感動的に訴える。H7
はるか素顔の19歳54高・一般プロゴルファーになる夢を抱いてゴルフ場で働く同和地区出身の若い女性が、一人悩むものの先輩や友人の誠実な生き方を学び、勇気づけられて、明るく力強く生きる姿を通して、今日の同和問題や人権問題の解決に向けて、考える手がかりを与えてくれる。また人としての生き方を問いかけ、人間らしく生きていくことの大切さや意義を感動的に訴える。H7
根雪とける頃 (劇映画)47一般息子の結婚を巡って家族や周りの人々が織りなす人間模様を通して、自立することの大切さや誰でも一人の人間として尊重されなければならないことに気付いていく様子を描く。そして自分自身がしっかりと物事の本質を見極め、偏見や世間体等にとらわれず周囲の人々へ積極的に働きかけていくことが、差別のない明るい社会の創造につながると訴える。H7
春を待つ雪(劇映画)53高・一般家族に反対されながらも同和地区の青年と結婚し一児の母となり、幸せに暮らしていた主人公。いろいろな人間模様を織り込みながら彼女が、差別された悲しみを乗り越え、支えあう喜びと愛に生きる感動のドラマである。住民相互の交流と連帯の大切さを訴える。H7
贈られた 湯飲み茶碗(劇映画) *48一般 陶芸展の出品で落選した若手陶芸家が挫折感を味わい、同じ陶芸展に入選した後輩の同和地区出身の女性に劣等感を持ち、差別的な態度をとる。しかし被災地のお年寄りとのふれあいを通して、自分の生き方を見つめ直し、周りの人々と共に生きることの大切さに気付いていく。常に自らの生き方を見直しながら生きていくことが、差別のない明るい社会を築いていくことにつながることだと訴える。H8
友情へ ラン! (劇映画) *45中・高・一般ラン(サイクリング)を通じて生まれる中学生たちの衝突と友情。そこには世間体を気にする大人たちの教える同和問題があった。しかし彼らはランすることで、その問題を乗り越えていく。同和問題の解決に当たっては、人権尊重の精神を基盤とし同和問題の正しい理解のもとに、差別される人の心の痛みや苦しみを理解し、共感する心情を育むことが大切だと訴える。H8
くもりのち晴れ(アニメーション) *40中・高・一般小学生時代からのいじめによって言葉を奪われた幸子。彼女を主役にしていじめの劇を上演しようとする中学一年生。級友たちは劇を作り上げていく中で、自分の問題としていじめをとらえ始める。思いやりが幸子に勇気を与える。身近な人権問題であるいじめに取り組んだ実践記録のアニメ化。H8
こんど逢うとき(劇映画) *55一般国際化が進む現代の日本が抱える同和問題や、日本に居住する外国人に対する偏見の問題の解決を訴える。同和地区出身の祖父母を持つ日系三世、尚美の日本への留学は、彼女の出自、友人の恋愛、外国人の一家の抱えるいじめ問題を解決する。尚美は言う。「すべての人が理解し合い、認め合って手をつなげば差別はなくなる」と。お互いの理解を深めることが、人権尊重の第一歩である。H8
若い波紋 *57高・一般 真紀と恵の通う高校に文子が転校してくる。文子のウェーブのかかった髪は校則違反との声があがるが、実は天然パーマだった。誤解を解き仲良しになる3人。恵と文子は恵の兄のテレビ局で同和問題を知る。そして、発足させた「人権研究部」での活動を通して差別の実態を知る3人。彼女たちは自分たちでできることから始める大切さを学んでいく。毎日の暮らしの中に人権意識をもつ大切さと次代を担う若者への希望を描く。H9
サンセット・サンライズ *49一般 サンセットの美しい淡路島を舞台に、新しい時代感覚で民宿経営に取り組もうとする女性の家族を描く。娘由美の危機を救ってくれた同和地区出身の青年裕之と、由美の従姉の順子との結婚問題をめぐって、その家族や周囲の人々は、戸惑い、心が揺れ動く。自らの人権意識を見つめ直し、自立した生き方を身につけるとともに、積極的に周囲の人々に働きかけていく生き方が、差別のない明るい社会の創造につながることを訴える。H9
明日への伝言 〜神戸から〜50一般 阪神・淡路大震災ですべてを喪失した人々。その中に震災で祖父母を失いパン屋を焼失し、再生をめざすあかりの一家があった。彼女は、仮設住宅に独り暮らすみつに訪問ボランティアをしている。同和地区出身のみつは「震災の後、みんなが助け合って差別なんかなかった」と語る。極限の中で人間はどう生きたか、どう生き合えたかを再確認しつつ、人間としての尊さが描かれている。人は信頼し合うことによって心がひとつになれることを訴える。  H9
うちへおいでよ *54一般子育て、老人介護、夫婦間の役割分担。家族それぞれが同じ家の中で、不満を抱えている。このドラマは、相手の立場を思いやり、お互いの居場所を狭めない心遣いの大切さを明るくさわやかに描いている。子供を理解しようと“自己成長”している親の姿に絡め、同和問題、いじめ問題についても考える手がかりを提供する。H10
ふれあい家族 *48高・一般 仮設住宅で一人暮らしをする主人公の孫が起こした事件をきっかけに、息子の家族や同じ仮設住宅に住む人々が織り成す人間模様を描いている。誰もが一人の人間として尊重され、差別のない、共に生きる喜びを実感できる社会を築いていく上で、大震災で学んだ助け合い、支え合う心こそ大切にしなければならないと訴える。H10
蛍の舞う街で(アニメーション) *42中・高・一般 このアニメは、寺内家と小林家という二つの家族の交流を中心に物語が展開し、互いを尊重していくための自立と共生、家族のきずな、地域社会の連帯等の大切さを訴える。一人一人がそれぞれの日常生活を振り返り「自分らしく光る」とはどういうことなのかを考えさせる。H10
若者たちの旅立ち *51中・高・一般 震災から3年が経過した。見事によみがえりつつある神戸で、当たり前の暮らしを取り戻そうと奮闘している人々の生活が描かれている。煩雑な日常の中で時間の経過とともに、あの時人々を一つにした“絆”や、見い出した“内なる価値観”はどう変化しているのか…。再び人として生きることの意味を考え始めた3人の若者の姿に託して、皆に問いかける。H10
こころの架け橋 *50高・一般 大自然を背景に、森を守り、森とともに生きる人々のたくましさを描きながら、老練な山の作業員と森林組合に働く都会育ちで同和地区出身の青年との交流を中心に、彼らを取り巻く家族や周囲の人々の心模様を描く。親子の問題を基調として人と人とが理解し、支え合い、共に生きることのすばらしさを訴える。H11
雲が晴れた日 *53高・一般祖母の介護問題に直面したある家族が、高齢者、女性、障害者、外国人、同和地区住民だからといったことを理由に差別していたことに気付き、それを克服していくまでの物語である。主人公である中学生の目を通して、共生と人権という問題を身近なものとして考えさせる作品である。H11
いのち輝く灯(アニメーション) *48中・高・一般人生の中途で、障害のある身となった奈津子とその恋人・雅人、そして、盲目の老人・昭吉との関わりや家族を含めた周囲の人々との関係を通して「人権」とは何かと問いかける。また、人は、なぜ人権を無視して差別するのか、差別する心理の背景とは何なのか、同胞の精神をもって行動することはどういうことかを、自分自身の問題として考える手がかりを提供する。H11
心ひらくとき *55中・高・一般人権とは何か、主人公はその答えを探るべく「人が幸せになる権利」という視点から、人権問題の取材を進め、改めて日常の中に見え隠れする差別や偏見に気付く。この作品は、人権を身近なものとして感じるきっかけとなるよう、様々な人権を描いている。自分を振りかえり、本当に自分が正しいと思っていることは正しいか、誰かを傷つけてはいないか…。主人公とともに、見る人の心も開いていく作品である。H11
残照の中で55一般40年前、結婚差別ゆえに恋人のもとを去った大手企業会長の速水は、自己の人生検証のために故郷に戻る。美大生の繭子が、アルバイトとして速水の自伝執筆を手伝うこと になるが、彼女が速水のかつての恋人に会ったことから、速水の心は動揺する。そして、速水と恋人との再会…。同和問題を考えさせる文芸的な味わいの深い作品である。H12
ワシントンポスト・マーチ *40中・高・一般生まれた時の病気がもとで脳性マヒになった主人公が、姉の結婚式出席をめぐって、親戚から差別を受けるという厳しい現実に直面しながらも、友だちへの優しい心を失わず、明るく前向きに生きる姿を描いており、その心情をよく伝えている。障害者に対する理解のない言動や干渉に気付き、ノーマライゼーションの理念を実現するために、何が必要なのかを考える手がかりとなる。H13
夢の箱50小・中・高・一般結婚を機に日本で生活することになったタイ出身の女性を中心に、彼女と彼女の家族が出会う様々な場面を通して、一人一人が、互いの文化や生活習慣を認め合い、違った環境で育った人たちが、お互いに理解していくことの大切さを描いている。外国人に対する固定観念などから一時的に摩擦が生じても、本音で交流することで真の理解が生まれることや、相手を人間として尊重し、互いに思いやる心の大切さなどについて考えることをねらいとしている。H13
港まちの小さなネットワーク51中・高・一般老後をどう生きるかは、お年寄りやこれから定年を迎える熟年世代にとっては切実な問題である。この作品では、高齢者の「自立」「参加」「ケア」「自己実現」「尊厳」というテーマに焦点をあてるとともに、看護師志望の高校生と高齢者の心の交流やボランティア活動から広がっていく人々のふれあいを描きながら、すべての世代が理解し合い、支え合うことの大切さを問いかける。H13
風のひびき54中・高・一般 ノーマライゼーションの理念を実現するために、環境整備や私たち一人一人がお互いを認め合い、共に生きていこうとする姿勢の大切さについて考えさせられる。作品では、聴覚に障害のある主人公が、ホームヘルパーとして働き、様々な現実の壁を体感していく中で悩みながらも、周囲の人たちの理解を得て、前向きに生きていく様子を描いている。H14
翔太のあした一話「らしさって何?」二話「挑戦」 三話「父ちゃんは変?」54小・中・高・一般学校、職場、家庭それぞれの場面における登場人物の言動を通して、男女共同参画社会の意義について考え、実現に向けての実践力を育むことをねらいとしている。普段何気なく発せられる言葉や一瞬の出来事から、その背後にある習慣や人々の意識、制度等について、改めて考えることの出来る作品である。H14
泣いて笑って涙してポコァポコ53小・中・高・一般肢体不自由の主人公が、車椅子に乗り空き缶を拾って得たお金で、5年間で100台もの車椅子を高齢者に贈ったという実話に基づく作品である。主人公の日常生活を通して、本人の努力と家族の力強い生き方を、周囲の人々の温かい励ましを交えて描かれた、明るい社会をめざすことをねらいとした作品である。H14
陽だまりの家42小・中・高・一般 人は、一人ひとりが違った個性を持ち、家庭、地域、職場などで、家族をはじめ、様々な人たちと関わり合いながら生きている。人は皆、人として尊重され、幸せに生活する権利がある。そして、誰もが幸せになりたいと願っている。誰もが幸せになるためには、まず自分の生き方を自分自身が認め、そして相手の考え方や生き方も同じように認めることが大切である。この作品は、一人の女性とその娘が、いろいろな出会いを通して成長していく姿を描いたものである。(小学〜)H15
ぼくのお姉さん36小・中・高・一般障害を乗り越え、自立して生きようとする姉。姉を疎ましく思いつつ、心の痛みや苦しみを理解しようとする弟。その家族の明るい生き方を描き、家族の絆の素晴らしさ、障害者を正しく理解することの大切さが描かれている。この作品は、障害の有無に関係なく、誰に対しても優しさや思いやりの気持ちを持つことの重要性を訴える。(小学〜)H15

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