山口県子ども読書支援センターでは、毎年、公共図書館、幼稚園・保育園、学校図書館等で子どもの読書に関わる活動をしているボランティアや職員を対象に、子どもと本をつなぐための知識や技術の向上に向けた講座を開催しています。

日時
令和6年6月20日(木曜日) 10時00分から15時30分まで
 【講義】(午前の部)10時00分から11時45分まで
 「子どもと本をつなぐブックトーク~その意義と基本~」
 【演習】(午後の部)13時15分から15時30分まで
 「やってみよう!ブックトーク~シナリオ作成と発表~」
講師
杉山 きく子氏(公益財団法人東京子ども図書館理事)
会場
山口県立山口図書館 第2研修室
参加者
午前の部 62名
午後の部 31名
内容
 ブックトークなどの実践経験が豊富な杉山きく子先生を講師にお迎えした研修会を実施しました。午前中はブックトークについての講義と実演、午後は受講生によるブックトーク実演と先生の講評という一日の研修会でした。
 午前中は、ブックトークの意義や基本について、子どもたちへの実践経験等も交えながら、わかりやすいお話を伺うことができました。先生の2種類のブックトークの実演に、受講生全員が本の世界に引き込まれ、魅了されました。先生のご講義や実演により、ブックトークは子どもたちに本の楽しさを届けるための素晴らしい手法であることを、改めて実感することができました。
 午後は受講生6名のブックトークの実演と先生の講評でした。ブックトーク原稿の課題(事前提出)に取り組んだ受講生の中から、先生が6名の受講生を選出。受講生に事前練習と発表をお願いしました。受講生の各ブックトーク(1人15分以内)に対して、杉山先生は的確で今後につながるアドバイスをしてくださいました。(受講生のブックトークもそれぞれ聞き応えがあり、楽しい時間をすごすことができました。)
 また、課題を提出した受講生全員に、先生の講評が書き添えられたブックトーク原稿を渡しました。受講生からは「杉山先生や受講生のブックトークの実演を見ることができて、大変参考になった。」「課題提出は大変だったけれど、とても勉強になった。」「杉山先生から心のこもったアドバイスを頂戴した。これからの励みになる。」などの声が多数寄せられました。ブックトークの奥深さや本の楽しさなどが体験できた、とても充実した研修会でした。
写真1 研修会の様子(午前の部)
写真2 杉山先生のブックトーク

写真3 受講生のブックトークに対する講評の様子

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