WEB版明治維新資料室は、山口県立山口図書館と山口県文書館が所蔵する明治維新関係史資料等をインターネット上で利用することができるデジタルアーカイブです。
明治150年に向け、両館が所蔵する明治維新関係資料の利活用を図ることを目的に構築したもので、 デジタル化した明治維新関係史資料等、460点が収録されています。2017年4月1日に公開しました。
館内施設の明治維新資料室、明治維新人物ギャラリーとあわせ、ぜひご利用ください。
WEB版明治維新資料室の特徴
WEB版明治維新資料室の主な特徴は以下のとおりです。
ビューア(画像閲覧画面)
ビューア(画像閲覧画面)では、史資料の画像を、自由に拡大縮小、回転することができます。また、一部の資料(『仮御手鑑』、「松陰絶筆」、「久坂玄瑞宛て松陰書状」)では、翻刻文と画像を重ね合わせたり、並べたりして表示することができます。
画像のPDFダウンロード
各画像のPDFファイルをダウンロードしたり、印刷したりすることができます。
国立国会図書館デジタルコレクションとの連携
「吉田松陰関係資料(吉田家伝来)」のうち、『吉田松陰全集』(岩波書店、昭和9~11年)に収録されている資料については、国立国会図書館デジタルコレクションに収録された同全集の該当ページへのリンクを設置しています。翻刻文と原文を見比べることができます。
キーワード検索・連携検索
収録資料の目録情報や解説文をキーワードで検索できるキーワード検索や、主要なキーワードの検索結果をワンクリックで表示できる、キーワード一覧もあります。
キーワード検索やキーワード一覧から、同じキーワードで、当館の「ふるさと文献情報検索」や、文書館の「所蔵文書検索」、「国立国会図書館サーチ」を検索することができます。
収録資料の紹介
図書館所蔵資料
- 明治維新関係版本
- 大村益次郎翻訳の兵術書『活版兵家須知戦闘術門 一』など69点
- 幕末の瓦版
- 下関戦争で炎上する下関の町を描いた「元治元年長門の国大火之図」など、幕末期の木版摺瓦版等4点
- 山口の逸品
- 防長ゆかりの人々の古筆が収められた『仮御手鑑』、県指定文化財の『聚分韻略 巻之1』など、中世山口の守護大名であった大内氏に関わる文化財6点
文書館所蔵資料
- 吉田松陰関係資料(吉田家伝来):県指定有形文化財
- 「吉田松陰絶筆」など、嘉永3年(1850年)8月の諸国遊歴から安政6年(1859年)10月の処刑に至るまでの資料を中心とした377点
- 明治維新関係絵地図
- 幕末山口市街図(1868年頃)など4点