山口県こども読書支援センターでは、毎年こどもの読書週間(4月23日~5月12日)に合わせて、山口県立山口博物館との共催イベントを開催しています。今年は、博物館の杉江喜寿(すぎえよしひさ)先生をお迎えして、身近な植物について学ぶ講座「葉脈標本のしおりを作って、植物のふしぎを調べよう!」を実施しました。

日時:令和4年5月7日(土曜日) 10時~12時

会場:県立図書館 第1研修室

参加者:17名 (子供11名 大人6名)

 はじめに、山口県立山口博物館についてがされた後、身近な植物をテーマにしたクイズを楽しんだり、植物の名前や特徴について教わったりしました。

 続いて、しおりづくりです。作業しやすいように下処理をされた葉を、歯ブラシでやさしくこすりながら、葉肉を落としていきます。取り出した葉脈はアイロンで乾かし、飾りのスパンコールと一緒に台紙にのせ、ラミネートをかけて完成です。

 さらに、できあがったしおりを、デジタル顕微鏡で観察しました。肉眼ではなかなか見られない葉脈に、参加した子供たちは大興奮の様子でした。また、草花の標本や世界一大きな種も見せていただきました。

 最後に、県立図書館の職員が、植物に関する図鑑や物語、日本植物学の父といわれる牧野富太郎の伝記などを紹介し、希望者は興味のある本を借りました。

 感染対策のために、人数の制限、ソーシャルディスタンスの確保などに努めて開催しましたが、参加された皆様が、しっかりと楽しめた会になりました。

参加者が葉脈を取り出す作業をしている様子

デジタル顕微鏡で葉脈や花を観察する参加者
世界一大きな種を見せる杉江先生
図書館職員がブックトークする様子

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