山口県こども読書支援センターでは、平成29年度より、「幼稚園・保育園のための子ども読書研修会」を開催しています。今回で6回目の開催となりました。

今年度は、梅光学院大学 教授 寺井 知香(てらい ちか)氏をお迎えして、「保育に絵本を~心を育む絵本体験~」と題して、講義及び演習を行いました。

開催日:令和5年6月24日(土曜日) 13301530

会場:山口県立山口図書館 第2研修室  

内容:【講義】「保育に絵本を~心を育む絵本体験~」

参加者:24名 

当日の様子

初めに、絵本を使ったアイスブレイクの演習を行いました。

「線」をテーマにした絵本では、描かれる線の様子を寺井先生が読み、それにあわせて受講者が紙テープを動かすというものでした。「ぴょーん」「ががががが」など、オノマトペにあわせて表現しました。

 次に、保育における絵本の意義や、絵本を取り入れた保育実践事例、絵本と子ども達とのエピソードについてお話しされました。特に、具体的な数多くの事例は、幼稚園・保育園等の現職の受講者からは、「自身の職場でも実践してみたい」と好評でした。また、読み聞かせでの留意点などについても触れられました。また、現在指導されている学生の授業の様子をエビデンスとし、幼少期の絵本の記憶についての事例も紹介されました。

 最後に、歌の歌詞が書かれた絵本を歌いながら紹介され、また、その後には歌付きの手話も披露されました。

 子ども達にも、絵本にも情熱と愛情を注いでおられる寺井先生による、温かい雰囲気での研修会となりました。

 
   
写真1 紙テープを使って線を表す参加者
写真2 絵本を取り入れた実践の紹介をする寺井教授

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