山口県子ども読書支援センターでは、毎年、公共図書館、幼稚園・保育園、学校図書館等で子どもの読書に関わる活動をしているボランティアや職員を対象に、子どもと本をつなぐための知識や技術の向上に向けた講座を開催しています。

第1回

日時
令和5年6月10日(土曜日) 13時30分から15時30分まで
演題
「読み聞かせ講座 基本の“き”」
講師
山本 安彦氏(山陽小野田市立中央図書館長 元・山口県立山口図書館職員)
会場
山口県立山口図書館 第2研修室
参加者
30名
内容
第1回は、絵本の読み聞かせについての基本的な知識を学びました。前半は、読み聞かせに向く絵本の選び方や読み方などについての講義でした。『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社)や『やさいのおなか』(福音館書店)などの絵本を使った実践的な内容でした。後半は受講生による絵本の読み聞かせの実習を行いました。5名ずつのグループに分かれて、全員がグループ内で読み聞かせをしました。受講生による様々な絵本の読み聞かせが行われ、会場は和やかな雰囲気に包まれました。受講生からは「読み聞かせについて知りたいことがわかった」「グループ実習でいろいろな読み聞かせを見ることができて、参考になった」と好評でした。絵本や読み聞かせの楽しさ、素晴らしさなどが体験できた研修会でした。
写真1 受講生たちが選んだ読み聞かせ用の絵本を確認する講師

写真2 受講生たちからの質問に回答する講師確認する講師

第2回

日時
令和5年12月9日(土曜日) 13時30分から15時30分まで
演題
「紙芝居基礎講座- 選び方、演じ方のポイント- 紙芝居の、はじまりはじまり」
講師
長谷川 雅美氏(元山口市立小郡図書館長)
会場
山口県立山口図書館 第2研修室
参加者
31名
内容
第2回は、紙芝居を演じる際に必要な基本的な知識などを学びました。前半は、長谷川先生による紙芝居の実演と講義、後半は、3~4名のグループに分かれて受講生全員が紙芝居を演じ合うワークショップでした。講義では、紙芝居の特長や種類、紙芝居舞台の使い方、下読みの大切さなどについて、先生がわかりやすく説明してくださいました。ワークショップでは、受講生全員が各自持参した紙芝居を紙芝居舞台を使って演じました。受講生からは「紙芝居を演じる基礎や練習方法がわかった」「先生のお話や実演がとても楽しく、紙芝居の素晴らしさを感じることができた」など好評でした。先生が実践されている乳幼児向けや高齢者向けの「おはなし会」のプログラムなどに関するお話もあり、充実した研修会となりました。

写真1 講師による紙芝居の実演

写真2 受講生によるワークショップ

戻る