山口県子ども読書支援センターでは、毎年夏休みに、小学生を対象としたイベントを行っています。今年は、山口県子ども読書支援センター 開設20周年記念事業として、「小学生対象夏休み企画ヒマラヤちょっと体験」を実施しました。写真家・登山家である石川直樹さんをお迎えし、撮影された写真をもとに、ヒマラヤなどへの登山の様子や世界中を旅した経験のお話や、著作の絵本の読み聞かせをしていただきました。
日時:令和6年7月24日(水曜日)13:30~15:30
会場:県立図書館 レクチャールーム
参加者:60名(子ども28名、大人32名)
当日の様子
はじめに、「冒険へ出発!」をテーマにした職員によるブックトークを行いました。読み継がれてきた冒険の物語や講師である石川直樹さんの著作など数冊を紹介しました。
次に、石川さんが登壇され、数多くの写真や動画をもとにお話をされました。世界中で立ち寄った場所での土地の様子や文化の違い、人との出会いなど旅することの魅力を感じることができました。また、ヒマラヤなどの高い山に登るときの様子について、実際に使っているピッケルやテントなどの道具についても紹介されました。
著者である石川さんご自身の解説付きの絵本の読み聞かせや、臨場感あふれる登山の動画を視聴することで、参加者はヒマラヤの登山を「ちょっと体験」できる時間を過ごすことができました。
さいごの質問の時間には、多くの子ども達が手を挙げ、思い思いに石川さんへの質問をしていました。石川さんは、旅に出るようになった一番のきっかけは読書だったということ、本を通じて自身の世界が広がったことを話され、子ども達に「よい本をたくさん読むといいよ」とメッセージを送られました。
参加者からは、「興味深い話だった」「本を読むことの大切さを感じた」「石川さんを通して世界のいろいろな文化にふれることができた」等の感想を聞くことができました。
こどもとしょしつでは、今回の企画と関連しまして「冒険に出発!」の展示コーナーを設置しています。