開催日:令和6年8月21日(水曜日) 14:00~16:00
会場:山口県立山口図書館 第2研修室(オンライン配信あり)
内容:【講義】「デジタル時代の紙のチカラ~主役は新聞、学校図書館~」
:【講師】関口修司 氏(日本新聞協会NIEコーディネーター)
参加者:108名 (会場22名、オンライン79回線)
今回は、「NIE」テーマに研修会を行いました。NIE「(Newspaper in Education=「エヌ・アイ・イー」)とは、学校などで新聞を教材として活用する活動です。
講義では、関口先生が長年取り組んでおられた「NIEタイム」についての紹介がありました。「NIEタイム」とは、子供達が教室で、新聞を全ページ読み、興味関心のある記事を選び、その記事を台紙にはり、記事の要約や感想・意見を書く活動です。この活動でどのような力が伸びるのか、全国学力・状況調査の結果をもとにお話しくださいました。
また、ICTと紙、デジタルとアナログの両方が学校現場に存在する中、それぞれをどのように取り入れ活用していくことが効果的であるか、スマホ・タブレットの有効活用の仕方や弊害について、学術的根拠をもとに説明をしてくださいました。
さらに、新聞を取り入れた実践事例を数多く紹介されました。
受講者からは、「デジタル時代でたくさん新しいものが出ている中で、紙の魅力をたくさん教えてくださって、紙の良さを感じた。」「新聞を教育に活用する方法を知ることができた。また、学力との関連についてもデータを元にされ説得力があった。」「学校全体で協力して、学校図書館を学習の中でうまく活用していきたい。」などの感想が寄せられ実りの多い研修会となりました。