山口県こども読書支援センターでは、毎年読書週間(10/27~11/9)行事の一環として「秋のスペシャルおはなし会」を開催しています。今年は、山口県教育庁地域連携教育推進課と共催した「乳幼児期からの読書応援事業」の親子セミナーとして「親子ふれあい絵本レストラン」をその代替行事として実施しました。
日時:令和6年11月2日(土曜日)14:00~15:00
会場:山口県教育会館 第5研修室(1階)
参加者:24名(子ども13名、大人11名)
当日の様子
参加者を迎えるのは、面展台に並べられた数々の絵本。
たった1日だけ開店する「親子ふれあいレストラン」です。
お客様をお出迎えするのは、絵本の案内人の村中李衣シェフ(児童文学作家、山口学芸大学客員教授)と横山 眞佐子シェフ(児童書専門店(株)こどもの広場代表取締役)、そして山本 安彦支配人(山陽小野田市立中央図書館長 山口県子ども文庫連絡会会長)です。
シェフたちの手品で会場は楽しい雰囲気となり、コースの説明がはじまりました。並べられた絵本は、「前菜」「スープ・サラダ」「肉類」「お口直し」「魚介類」「デザート・スイツ」と分けて並べられていました。参加した親子は、入店の際に配られた白紙のメニュー表に、そのファミリーごとの絵本のフルコースを作っていくのです。
親子で、たくさんの絵本を味見(試し読み)して、オリジナルメニューを作っていきました。時にシェフや支配人からアドバイスをもらいながら…。
作ったメニューをシェフに見てもらった、子どもたちは、シェフ帽子(お面)をかぶりました。修業終了です。
シェフは、参加した親子が作ったメニューをもとに、本を紹介したり、読んだりしました。参加した親子は、時間いっぱい絵本を味わうことができました。
参加者のアンケートからは、「普段では、手に取らない絵本に触れることができました。」「レストランになぞらえるだけで、楽しさがまた違ってよかったです」「絵本を読む順番を気にしながら家で取り組んでみようと思います」などの声が寄せられました。