山口県こども読書支援センターでは、毎年読書週間(10/27~11/9)行事の一環として「秋のスペシャルおはなし会」を開催しています。今年も昨年度に引き続き、山口県教育庁地域連携教育推進課と共催した「乳幼児期からの読書応援事業」の親子セミナーとして「ももんちゃんとあそぼうinやまぐち」をその代替行事として実施しました。
日時:令和7年10月25日(土) 13:00~14:30
会場:山口県教育会館 第5研修室(1階)
参加者:55名(子ども28名、大人27名)
当日の様子
ももんちゃんこと、絵本作家とよたかずひこさんによる「ももんちゃんとあそぼうinやまぐち」の開催。
ピンク色を基調としたお花や風船で飾り付けられ壁面、部屋いっぱいに敷き詰められたマットに、会場は楽しい雰囲気となりました。
受付を済ますと、とよたさんが自らお出迎えされ、来られたお子さんや保護者の皆様と楽しいおしゃべりの時間となりました。
いよいよ開始時刻となり、とよたさんのお話の時間が始まりました。
普通の大きさの紙芝居に、会場のみんなで「おおきくなあれ、おおきくなあれ」と唱えてみると…
約2倍の大きさになった紙芝居が現れました。
『はい タッチ』(とよた/かずひこ‖脚本・絵 童心社 2018.11)に登場する動物たちに、参加の皆さんもいっしょに「ターッチ!」と声をそろえ盛り上がります。
その後は、とよたさん著作の絵本の読み聞かせや、本になる前の手書きの原稿や手作りの大型本の披露もありました。創作に関連したエピソードや、紹介された物語の背景などのお話もされました。特に保護者のみなさんは、作者であるとよたさんから、直にお聞きしたことで、とよたさん著作の本やお子さんと本を読むことへの関心が高まった様子でした。また、とよたさんは、ご自身の読書や本とのつながり、図書館への思いも語られました。
イベントの終了後は、参加者が持参した本へのサイン会も実施しました。とよたさんは、一組ずつ参加者の皆さんとお話されながら、メッセージとイラストのサインを綴られました。
参加者のアンケートからは「あたたかいふんいきの中でとても楽しく絵本の魅力を知れました!」「先生とお話しができてうれしかったです。子供の名前をよんでいただいてうれしかったです。」「きさくな先生のお話、とても楽しく聞かせていただきました。」などの声が寄せられました。

とよたさんが、紙芝居を演じる様子

とよたさんが手書きの原稿を紹介する様子

サイン会の様子