子ども読書支援センターニュース No.126 2014.11.28 山口県子ども読書支援センター(山口県立山口図書館)発行 TEL083-924-2111 FAX083-932-2817 |
【山口県子ども読書支援センター関連行事】
★幼児のためのおはなし会
○日 時:平成26年12月2日(火) 11:00~11:20
○会 場:山口県立山口図書館 こどもとしょしつ
○対 象:2、3歳児とその保護者
○内 容:絵本の読み聞かせなど
《11月のおはなし会で使った絵本》
『ぼうしとったら』 tupera tupera 学習研究社 2012
『ぼくのようふく、どれかな?』(紙芝居) 藤巻吏絵/脚本 たしろちさと/絵 教育画劇 2014
『ねてるのだあれ』 神沢利子/さく 山内ふじ江/え 福音館書店 2011
『あいうえおにぎり』 ねじめ正一 偕成社 2010
『みんなうんち』(大型絵本) 五味太郎/さく 福音館書店 2011
『ばけばけはっぱ』 藤本ともひこ/著 ハッピーオウル社 2012
【新刊書から】価格は消費税抜き
<絵本> 『きょうのおやつは かがみのえほん』 わたなべちなつ/さく 福音館書店 2014.10 ¥1500 おやつの支度を始めよう。ボウルに卵をかしゃっ。小麦粉や砂糖を足して混ぜた生地を、熱いフライパンでじゅじゅじゅと焼いたら…ホットケーキの完成!縦開きの絵本で、上側のページが鏡のような紙でできており、上下のページが直角になるよう開くと、絵が互いに映りこみ、奥行きある立体的な画面になる。おやつづくり気分を味わえる、発想に富んだ絵本。乳幼児から。 『おにいちゃんだいすき』 ローラ・M・シェーファー/作 ジェシカ・ミザーヴ/絵 垣内磯子/訳 フレーベル館 2014.10 \1300 ミアは大好きなお兄ちゃんと遊びたいけれど、相手にして貰えない。だから一人で絵をかいて、画家になってみたり、踊ってバレリーナになってみたりと、空想の世界へと繰り出す。すると、いつの間にかお兄ちゃんを巻き込んで、2人で海賊や勇者となり大冒険へ…。実際に遊ぶ姿と、空想の世界が描かれる対比も楽しい。兄妹の愛がつまったアメリカの絵本。3,4歳から。 『みまわりこびと』 アストリッド・リンドグレーン/文 キティ・クローザー/絵 ふしみみさを/訳 講談社 2014.10 ¥1400 凍えるような冬の夜。雪の降り積む森の農場では、人も動物もぐっすり眠っている。起きているのは、年とった小人だけ。月明かりの中、朴訥とした愛らしい小人はひとり、羊小屋、馬小屋、犬小屋と、農場の隅から隅までをそっと見回り、雪にてんてんと小さな足跡を残しながら、生き物達に小人の言葉で語りかけ…。静謐な冬の夜に寄り添う、クリスマス絵本。5,6歳から。 『お金のない王女のおはなし』 アーシュラ・ジョーンズ/文 サラ・ギブ/絵 石井睦美/訳 BL出版 2014.10 \1800 その昔、父の王様と猫と暮らす王女がいた。雨漏りする城に穴だらけのドレス。1ペニーのお金さえない始末。ある日、国中の人々が城のお茶会に来ることになり、慌てて準備を始めた王女は、訪ねてきた若い庭師を雇うが…。おとぎ話のテイストに現代的なスパイスをきかせたプリンセス・ストーリー。煌びやかな色彩、散りばめられた影絵風の表現が大変美しい。小学校低学年から。 <読み物> 『ヨコちゃんとライオン』 角野栄子/文 網中いづる/絵 三越伊勢丹ホールディング 2014.10 ¥1280 大きな店を守る銅像のライオンに、買い物に来たヨコちゃんが話しかける。「ねえ、ライオンさん、おなまえは?」しばらく経って、少し身長が高くなったヨコちゃんが現れた。さらに年月が経ち、恋人とやってきた年頃に成長したヨコちゃんが…。しばらくヨコちゃんに会えなかったが、ある日小さな女の子がライオンに話しかけた…。女の子の成長を見守ってきた銅像のライオンとの心あたたまるストーリー。小学校低学年から。 『落っこちた!』 ザラー・ナオウラ/作 森川弘子/訳 佐竹美保/絵 岩波書店 2014.9 ¥1800 ヘンリックの家族は、町一番のすばらしい家族だった。両親と姉、そして大きな家に広い庭。ママは庭仕事が得意で、熱心に世話をしている。平和な日常を過ごしている家族の前に、退屈が大嫌いで、トラブルを起こすのを何よりの楽しみにしているコルデュラおばあちゃんが突然現れた。家の敷地のどこかにひいおじいちゃんが金の延べ棒を隠したいう。家族は庭にいくつも穴を掘り延べ棒探しに熱中する。うわさは町中に広がり、家の隣の公園も町中の人が掘り始めた…。破天荒な展開とユーモアで一気に読ませる快作。小学校中学年から。 『シャイローがきた夏』 フィリス・レイノルズ・ネイラー/著 さくまゆみこ/訳 岡本順/画 あすなろ書房 2014.9 ¥1300 マーティーは白に茶色と黒のぶちの入ったビーグル犬を見つけた。おびえたようすで、あばらが少し浮き出ていた。シャイローと名づけた子犬は、実は村で猟師をしているジャド・トラバースの猟犬だった。ジャドは言うことを聞かない犬をけったり、満足にえさを与えていなかったのでシャイローは何回か逃げ出していた。マーティーはシャイローを隠してこっそり飼っていたが…。子犬を思う少年の気持ちが、痛いほど伝わってくる名作。ニューベリー賞、マーク・トウェイン読者賞受賞作。小学校高学年から。 『鹿の王 上・下』 上橋菜穂子/著 KADOKAWA 2014.9 各¥1600 「飛鹿」(ピユイカ)を巧みに乗りこなす命知らずの戦士団の頭ヴァン。捕虜として働いていた岩塩鉱を黒い犬が襲い、不思議な病であっという間に人々は死んだ。生き残ったヴァンと幼子を追う、後追い狩人たち。一方、若き天才医術師ホッサルは、この病の原因を突き止め、治療法を探すべく奔走する。強大な帝国に征服された部族たちのさまざまな思いが重なり…。作者は今年、国際アンデルセン賞作家賞を受賞。中学生から。 『サマーと幸運の小麦畑』 シンシア・カドハタ/著 代田亜香子/訳 金原瑞人/選 作品社 2014.8 ¥1800 12歳の日系少女サマーは、両親が日本に旅立ったこの夏、日系一世の祖父母と、少し扱いの難しい弟とともに小麦の刈り入れにテキサス州へ向った。小麦収穫の大変さ、厳しい祖母とのやり取り、弟への思い、祖父との交流…。サマーの揺れ動く心の内を鮮やかに描く。2013年全米図書賞児童文学部門受賞作品。作者は、1956年シカゴ生まれの日系三世。中学生から。 <ノンフィクション> 『絵で見る乗り物の歴史100』 マイク・レマンスキー/絵 クリス・オックスレード/文 S&S/監修 ポプラ社 2014.10 ¥1600 1760年代から始まる産業革命をきっかけに、自動車、列車、航空機、船そしてボートなど多くの乗り物によってより速く、より遠くへと人類の生活は変わっていった。フルトンの設計による潜水艇ノーチラス号や、有名な飛行船ヒンデンブルグ号から、最新素材を使った現代の乗り物まで100種類以上を紹介。広げると約2mになるワイドページで、乗り物のデザインの変遷が、ひと目でわかるしかけ絵本。小学校低学年から。 『日本にしかいない生き物図鑑』 今泉忠明/監修 PHP研究所 2014.11 ¥3000 他の国とくらべて日本固有の種が多いのはなぜか。日本列島の成り立ちや、気候、植生の関係そして何よりも豊かな自然環境が残っていることが大きい。特に小笠原諸島や、南西諸島、沖縄など独自の生態系をもつ地域には固有種が多い。ニホンヤマネ、ニホンカモシカ、ムササビ、オオサンショウウオなど、日本にしか生息しない代表的な固有種の進化の過程と生態を、写真とともに解説する。絶滅が心配される固有種を守るためにできることも紹介。小学校中学年から。 『みんな知りたい!ドクターイエローのひみつ』 飯田守/著 講談社 2014.10 ¥1200 運転日や発着時間などの運行情報が何も知らされていない幻の新幹線「ドクター・イエロー」は新幹線の安全な運行のために電気系統や軌道などの設備を検測する試験車である。鮮やかな黄色に塗られた車体を撮るために鉄道ファンが集まる人気のある車両である。著者は実際にドクター・イエローに乗って取材した。ドクターイエローのプロフィールや仕事の内容など、普段は公開されない内部を写真とともに紹介する。東海道新幹線誕生の歴史なども掲載。小学校高学年から。 <研究書> 『オウリィと呼ばれたころ 終戦をはさんだ自伝物語』 佐藤さとる/作 理論社 2014.10 ¥1600 「コロボックル物語」の作者・佐藤さとるが、昭和20年の中学卒業後からの終戦を挟んだ2年間を中心に綴った自伝。父の戦死、横浜大空襲を逃れての北海道への疎開。米軍の中でのキチンボーイやルームボーイのアルバイト、その中で芽生えた童話作家への思い…。「コロボックル物語」の原点ともなる、初めての短編童話「クリクルの話」や初めて雑誌に載った「大男と小人」も収録。 |
【県内の動き】
★第1回ワークショップ えほんとあ・そ・ぼ!
○内 容:紙袋でおしゃれな帽子づくり&ミニ絵本ライブ
○講 師:長谷川義史さん(絵本作家)
○日 時:平成26年12月6日(土) 14:00~16:30
○会 場:光市教育委員会ホール(光市光井9-18-13)
○対 象:幼稚園年少~大人
○定 員:30組60名(要申込、先着順、定員になり次第締切)一人で参加可(大人のみも可)
○材料費:親子1500円、一人800円、(見学のみは参加費800円)
○持参物:クレヨン、はさみ、木工用ボンド、ホッチキス
○主 催:子どもと本ジョイントネット21・山口
○申 込:090-3673-0179(三浦)、083-922-0131(山口)、090-2008-9467(山本)、0833-77-3021(FAX 三浦)
詳細は http://www.saporant.jp/e-lib/244_3.html
★第2回やまぐち物語・絵本ライブ
○内 容:クリスマス絵本ライブ こどもたちGO
○講 師:長谷川義史さん(絵本作家)
○日 時:平成26年12月7日(日) 13:00~14:30(12:30開場)
○会 場:山口市民館小ホール(山口市中央2-5-1)
○定 員:400名
○チケット:前売り券(大人800円 こども500円)、当日券(大人999円、子ども500円)
(子どもの広場、ギャラリーナカノ、C・S赤レンガ、ひびきの森、さくらんぼクラブで販売)
○主 催:子どもと本ジョイントネット21・山口
○問合せ・予約:083-922-0131(山口)、0835-52-0196/090-7123-9422(蕨)
詳細は http://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/kokai/boshu/boshu1_d.php?no=4112
★学校図書館講演会
○演 題:学校図書館の活性化と当面する課題~子どもたちの豊かな学びを支えるために~
○講 師:塩見 昇 氏(大阪教育大学名誉教授、前日本図書館協会理事長)
○日 時:平成26年12月7日(日) 14:00~16:00
○会 場:山口県立山口図書館 3階 第2研修室
○資料代:500円
○問合せ:学校図書館を考える会・やまぐち事務局 電話 0835-21-3643(藤村)
詳細は http://homepage3.nifty.com/patchwork/ivent.htm
★第8回「読みあい」講演会
○演 題:絵本ってすごい!おもしろい!! ~目からウロコの絵本体験~
○講 師:村中李衣さん(児童文学作家)
○日 時:平成26年12月7日(日) 13:30~15:00
○会 場:山陽小野田市立中央図書館 第1会議室
○定 員:30名
○参加費:無料(要申込み)
○問合せ・申込み:山陽小野田市立中央図書館(0836-83-2870)
★読み聞かせ絵本を楽しむ会
○日 時:平成26年12月11日(木) 10:00~12:00
○会 場:山陽小野田市立中央図書館 第1会議室
○対 象:絵本の読み聞かせ活動に関心のある大人(初心者向き)
○定 員:15名程度
○参加費:無料(要申込み)
○問合せ・申込み:山陽小野田市立中央図書館(0836-83-2870)
★ミニミニ絵本ライブ
○講 師:武田美穂さん(絵本作家)
○日 時:平成26年12月13日(土) 15:00開場 15:30開演 (30分間)
○会 場:山陽小野田市立中央図書館
○定 員:80名
○入場料:無料(要申込み)
○問合せ・申込み:山陽小野田市立中央図書館(0836-83-2870)
詳細は http://library.city.sanyo-onoda.lg.jp/staticData/kouza/武田美穂さんポスター.pdf
★ワークショップ~武田美穂さんとキラキラクリスマス飾りを作ろう!
○日 時:平成26年12月14日(日) 10:30~12:00 14:00~15:30 ※午前、午後は同じ内容。
○会 場:山口情報芸術センター ワークスペース前
○申込方法:電話(先着順)(付き添い、見学の方の申込みは不要です)
○対 象:小学生
○定 員:各回20名程度 ※作業スペースに余裕がある場合、当日参加も受け付けます。
○参加料:無料
○問合せ・申込:山口市立中央図書館 083-901-1040 E-mail info@lib-yama.jp
詳細は http://www.lib-yama.jp/news/news141114.html
★鳥の巣と絵本のふしぎ~鳥の巣が教えてくれること&ワークショップ
○講 師:鈴木まもるさん(画家、絵本作家、鳥の巣研究家)
○日 時:平成27年1月18日(日) 13:00~15:30
○会 場:山口県立美術館 講座室
○定 員:約80名
○対 象:小学生から一般の大人まで。絵本、自然、動物、鳥や鳥の巣、教育、美術、造形活動、子育てに興味のある人。
○参加費:500円(材料費込み)
○主 催:子どもと本ジョイントネット21・山口
○申込み:083-922-0131(山口)、0835-52-0196/090-7123-9422(蕨)
詳細は http://www.saporant.jp/e-lib/244_34.html
★藤本ともひこ あそびうた☆絵本 クリスマスライブ
○講 師:藤本ともひこ(絵本作家)
○日 時:平成26年12月24日(水) 10:30~12:00
○会 場:山陽小野田市立中央図書館 視聴覚ホール
○対 象:3歳くらいから
○定 員:80名
○参加費:無料(要申込み)
○問合せ・申込み:山陽小野田市立中央図書館(0836-83-2870)
★第2回 知的書評合戦ビブリオバトルin山陽小野田
○日 時:平成27年2月8日(日) 14:00~16:00
○会 場:山陽小野田市立中央図書館 2階和室
○定 員:参加者10名程度(中学生~大人) 観戦者10名程度
○申込み締切:2月7日(土)
○窓口:読書普及協会チーム山口 倉迫一男 090-5266-9769、sanyouonoda322@docomo.ne.jp