子ども読書支援センターニュースNo.90

 2011.11.25

山口県子ども読書支援センター発行

(山口県立山口図書館内)

TEL083-924-2111

FAX083-932-2817

https://library.pref.yamaguchi.lg.jp

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【山口県立山口図書館からのお知らせ】

☆館内工事等に伴う閉館のお知らせ

県立図書館、県点字図書館、県文書館の3館では、このたび、施設の老朽化による設備更新、館内レイアウトの変更及びICタグ導入に伴う機器設置等の館内改修工事のため、下記の期間を閉館いたします。皆様には大変御迷惑をおかけしますが、御理解を賜りますようお願いいたします。

●閉館期間  平成23年11月14日(月)~ 平成24年2月下旬(予定)

【支援センター関連行事】

☆本でつなぐ、図書館でつながる   *会場はいずれも「C・S赤れんが 1Fホール」です。

1「どうぶつたちのクリスマス」展示・貸出

○日時:12月8日(木)~12月11日(日)

午前10時00分~午後5時00分(11日のみ午後4時まで)

○内容:「どうぶつたちのクリスマス」絵本展示。クリスマスや冬の絵本・児童書の貸出。

2「2・3歳児のためのおはなし会 クリスマススペシャル」

○日時:12月10日(土) 午前11時~11時20分

○内容:クリスマスにちなんだ絵本の読み聞かせです。

○対象:2・3歳児とその保護者

○定員:20名(申込不要)、参加費:無料

3「武田美穂絵本原画展」

○日時:12月8日(木)~12月11日(日)

午前10時00分~午後5時00分(11日のみ午後4時まで)

○内容:絵本作家「武田美穂」さんの絵本『あしたはえんそく』などの原画約30点を展示します。

4「絵本作家武田美穂おはなし会」

○日時:12月11日(日) 午後1時~2時

○内容:人気絵本作家武田美穂さんによる自作絵本の読み聞かせです。

○対象:4・5歳児~

○定員:20名(先着順、申込が必要です)

○参加費:無料

【11月のおはなし会で使った絵本】

『せんべせんべやけた』 こばやしえみこ/案 ましませつこ絵 こぐま社 2006

『ひこうき』 バイロン・バートン/作・絵 金の星社 1992

『りんごがたべたいねすみくん』 なかえよしを/作 上野紀子/絵 ポプラ社 1978

『おおきなおおきなかぶ』 田島征三/作・絵 三起商行 1988

【新刊書から】

価格は消費税抜き

<絵本-5,6歳から>

『ラーメンちゃん』 長谷川義史/作 絵本館 2011.9 \1200

 ラ、ラ、ラ、ラーメンちゃん ないているこ みつけたよ。「なると」をもって いいました。「なんとかなるとー」ラーメンちゃんに声をかけられれば、泣いている子もひとりぼっちの子もみんな元気に……。さあ、明日に向かってこどもたちGO!ラーメンちゃんのだじゃれとユーモアに読んでいて思わずほほえんでしまう絵本。

『ねえ、おきてる?』 ソフィー・ブラックオール/作 もとしたいづみ/訳 光村教育図書 2011.9 \1300

 ママ、ねえ、ママ、おきてる? 明け方、ちっとも眠くない様子のエドワードは、眠っているママを無理矢理起こして次々に質問をする。優しいママは、エドワードが繰り返す質問に眠いのを我慢しながら答える。やがて、朝がやってきてエドワードは……。フクロウの時計が指す時刻が時間の経過と母子が過ごした布団の中での濃密な時間をうまく表している愛情たっぷりの絵本。

<絵本-小学校低学年から>

『からすのせっけん』 むらやまけいこ/さく やまわきゆりこ/え 福音館書店 2011.4 \800

 からすはある日、しろくてまるくて、いいにおいのするものを拾ってきた。それを使って体を洗うと、「じゃぶ じゃぶ ぷるる ぷわららら」とってもさっぱり、いい気持ち。からすは、ねずみ、りす、うさぎ、さる、くま、ぞう、みんなに貸してあげることに。すると……。「『こどものとも』人気作家のかくれた名作10選」の1冊。

<読み物-小学校低学年から>

『へんてこもりのまるぼつぼ』 たかどのほうこ/作・絵 偕成社 2011.9 \900

 そらいろようちえんのうらにある「へんてこもり」。なかよし四人組が休み時間に遊ぼうと飛び出していくと、「まるぼ」の歌が聞こえてきた。「つづいた つづいた まんげつ みっか つもうよ つもう ことばぐさ!」皆で「ことばぐさ」を摘みに行くと、そこに偽者のまるぼが現れて……。「へんてこもりのおはなし」シリーズ第5作目。

『いちねんせいのよーい、どん!』 北川チハル/作 吉田奈美/絵 ポプラ社 2011.10 \900

 もうすぐ初めての運動会。1年生のしゅうくんはいなずまマークのかっこいい靴で、一等賞をめざしている。ところが練習で負けてしまい、逃げ出してしまったしゅうくんはなんと靴に吸い込まれてしまった……。そして、すずちゃんとしゅうくんを吸い込んだくつおばけの徒競走が始まった。

<読み物-小学校中学年から>

『父さんは地球儀の上にいる』 加藤章子/作 小松良佳/絵 角川学芸出版 2011.9 \1600

 一岳(かずたけ)の父が、仕事先のスリランカで津波に巻き込まれ、消息不明になった。不安に押しつぶされそうになりながら過ごす一岳は、かつて誕生日にもらった地球儀を見つめる。父の被災を通して自分や家族の存在について考え、たくましく成長していく少年の姿を描いた作品。

<読み物-小学校高学年から>

『教室』 真田コジマ/作 金の星社 2011.9 \1400

 5年2組の生徒7人と担任の水島先生、8人のそれぞれのドラマが各章で展開する物語。両親からの勝手な期待、親の離婚や自分自身のコンプレックスなど、さまざまな悩みに直面しながら自分の生き方を模索していく姿が描かれる。エンディングでの子どもたちの心の成長の様子が印象的な作品。

『マジックアウト 1』 佐藤まどか/著 丹地陽子/画 フレーベル館 2011.9 \1500

 エテルリア国では、誰もが一つの「才」を持って生まれてくる。しかし、アニアはまれに生まれる「無才人」であった。あるとき、全ての才術が失われてしまう「マジックアウト」が起き、エテルリア国は混乱に陥る。無才人として侮辱されながらも本から学ぶことによって「知識」を積み上げてきたアニアが、危機回避に立ち上がる。3部作の第1作。

<読み物-中学生から>

『チロル、プリーズ』 片川優子/著 講談社 2011.7  \1400

 勉強にも容姿にも自信のない平凡な女子高生チャコが受験生に。「やってらんないよ……」という受験生活の中で、親友の「結婚宣言」に動揺。さらに、恋愛対象外のポンちゃんからの告白。現役大学生作家が受験期の女子高生の心情をリアルに描く。『ジョナさん』の続編。著者は中3のとき書いた『佐藤さん』で第44回講談社児童文学新人賞佳作を受賞、現在、獣医学部に在学中。

<ノンフィクション>

『ぼくが写真家になった理由(わけ)』 水口博也/著 しろ/絵 シータス 2011.9 \1500

 写真家で海洋ジャーナリストの著者が、出版社勤務を辞めて、クジラの撮影に専念しはじめたところから現在に至るまでを振り返った本。自らの経験に基づいて書かれた文章は説得力があり、まるで人間と同じような親子の愛情を感じさせるクジラの生態には、思わず引き込まれてしまう。2011年刊行の『クジラと海とぼく』の続編。小学校中学年から。

『はじめて学ぶ生命倫理』 小林亜津子/著 筑摩書房 2011.10 \780

 余命数日、痛み止めの効かなくなった患者から安楽死を求められたらどうするか、結合双生児の一人を助けるためにもう一人を殺してもよいか。実際にあった例やブラックジャックの行動を取り上げ、自分自身との対話に誘う。医学や看護をめざす人だけでなく、「自分のいのち」の決定権について考えてみたい全ての人に。ちくまプリマー新書。高校生から。

【山口県子ども読書支援センター主催行事】

★「子ども読書ステップアップ講座」12/10~3/9まで全5日。詳しくはHPをご覧ください。

○対象:市町立図書館職員、学校図書館関係者、子ども読書団体関係者等

○定員:各会場40名(要申し込み・先着順) 締切:各開催日の1週間前まで

○申込先:山口県子ども読書支援センター(山口県立山口図書館内)

1 講義「子どもの読書活動を豊かにするために」 講師 青山学院女子短期大学教授 堀川照代

○日時:12月10日(土)10:00~12:00

○会場:岩国市中央図書館

2「新刊児童書閲覧会」 8月から11月まで県立図書館で受け入れた1000冊を展示・紹介。

○日時:12月10日(土)13:30~15:30

○会場:岩国市中央図書館

3 講義「読書会をひらこう」 講師 県立厚狭高等学校教諭 長尾幸子

○日時:12月17日(土)10:00~12:00

○会場:萩市立萩図書館

4「新刊児童書閲覧会」 8月から11月まで県立図書館で受け入れた1000冊を展示・紹介。

○日時:12月17日(土)13:30~15:30

○会場:萩市立萩図書館

※子どもの本や読書についてのイベント情報をお寄せください。

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