子ども読書支援センターニュースNo.95

2012.4.25

山口県子ども読書支援センター発行

(山口県立山口図書館内)

TEL083-924-2111   FAX083-932-2817

https://library.pref.yamaguchi.lg.jp

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【山口県子ども読書支援センター関連行事】
☆「かがくであ・そ・ぼ! ~電気と磁気の不思議な関係~」
「こどもの読書週間(4月23日~5月12日)」関連行事として山口県立博物館と連携して、科学の不思議やおもしろさを体験する実験を行い、科学の本を紹介します。
○日 時:5月6日(日) 午後1時30分~3時30分
○会 場:山口県立山口図書館 第1研修室
○講 師:漁 剛志(いさり こうじ)さん  (県立山口博物館学芸課主任)
○内 容:実験を通して電気と磁気の不思議な関係を観察します。
○対 象:小学生(低学年は保護者同伴)
○定 員:20名(先着順)  参加費無料

☆2、3歳児のためのおはなし会 毎月第一火曜日 午前11時~11時20分(こどもとしょしつ)
【4月のおはなし会で使った絵本】
『へんしんトンネル』 あきやまただし/作 金の星社 2002
『ロボットボット』 こかぜさち/作 わきさかかつじ/絵 福音館書店 2003
『わがままろぼっと』 和歌山静子/作・絵 童心社 1999
『いちごです』 川端誠/作・絵 文化出版局 1984
『みんなでんしゃ』(大型絵本) 薫くみこ/作 かとうようこ/絵 チャイルド本社 2009

【新刊書から】

価格は消費税抜き
<絵本-幼児期から>
『ゆびでんしゃ』 冬野いちこ/作・絵 フレーベル館 2012.2 700円
ぼくのゆびでんしゃ、ゴトンゴトン。本の山をゴトンゴトン。いすの鉄橋わたるぞ、ゴトンゴトン。ねこの背中はジャングルだ。カーペットの砂漠もゴトンゴトン。高いビルもどんどん登って、到着したのはママの駅。『あかちゃんといっしょ0・1・2』シリーズの1冊。

<絵本-3,4歳から>
『マグノリアおじさん』 クエンティン・ブレイク/作・絵 谷川俊太郎/訳 好学社 2012.2 \1500
マグノリアおじさんのくつはいつでもかたっぽ!ふるいトランペットは ばぶっぼばぶっぼ― ふとったふくろうは ほうほほほうほほ― 谷川俊太郎の訳によるリズミカルなことばの繰り返しが楽しいユーモア絵本。1980年ケイト・グイーナウェイ賞受賞作。1984年佑学社刊の再刊。

<絵本-5,6歳から>
『どうだ!まいったか』 田島征三/作 大日本図書 2012.2 \1400
大好きないなごのオヤツちゃんに会える日を夢見て旅を続けるかまきりのカマーくん。ナマズやネコやカラスにおそわれながらもその都度、オヤツちゃんのおかげで助かるカマーくん。でも、オヤツちゃんに気が付かないカマーくんは自分がやっつけたと思って自信満々・・・・・・。絵もストーリーもユーモラスなナンセンス絵本。『かまきりのカマーといなごのオヤツちゃん』(2010年5月刊)の続編なので、あわせて読むのがおすすめ。

『おかあさんのまほうのおうかん』 かたおかけいこ/作 松成真理子/絵 ひさかたチャイルド 2012.2 \1300
しょう君は泣き虫の男の子。そんなしょう君の5歳の誕生日におかあさんがプレゼントしてくれたのは、泣き虫を追っ払ってくれるという「まほうのおうかん」。目には見えない「まほうのおうかん」をかぶったしょう君は・・・・・・。作者のかたおかけいこは柳井市出身。『ゆみちゃんとえんぴつさん』(「おはなしチャイルド」1月号)に続く2作目。

<絵本―小学校低学年から>
『スイスイスイーツ』 さいとうしのぶ/作・絵 教育画劇 2012.2 1100円
おかあさんとおばあちゃんと三人暮らしのあやちゃんは、甘いものが大好きな小学生。そんなあやちゃんの夢は、おかあさんと世界中のスイーツの食べ歩きをすること。現代のスイーツ、母世代、おばあちゃん世代のおやつ。時代をさかのぼって古代までのスイーツや世界のスイーツが画面いっぱいに描かれた、見ているだけでも楽しくなる絵本。

<絵本―小学校中学年から>
『風の島へようこそ』 アラン ドラモンド/さく まつむらゆりこ/訳 福音館書店 2012.2 \1300
サムス島は4000人が住むデンマークの小さな島。今では世界から多くの科学者が訪れる。その理由は風力発電で島の全エネルギーをまかなっているからだ。「くりかえしつかえるエネルギー」の副題のとおり再生可能エネルギーの可能性を学ぶ絵本。2011年コルデコット賞銀賞受賞作。

<読み物-小学校低学年から>
『とっておきのはいく』  村上しいこ/作 市居みか/絵 PHP研究所 2012.2 ¥1100
ゴールデンウィークなのに、つよしは担任の先生から俳句を作る宿題を出された。しかし、人の欠点を題材にしたものや、「ねこはにゃー、いぬはわんわん、うしはモー」といった駄作しか書けない。一方、俳句の上手なみさきはいろいろなアイデアが浮かんで、五七五のリズムでつよしに話しかけてくる。五七五の口調で楽しく読み進められる物語。

<読み物-小学校中学年から>
『かなと花ちゃん』 富安陽子/作 平澤朋子/絵 アリス館 2012.2 ¥1400
草むらに置き去りにされた人形を加奈という女の子が拾う。その人形の名は花代。花代は不思議な力を持っていて加奈と心の中で会話ができる。二人のまわりで不思議なできごとが次々起こり、女の子と人形の絆が深まっていく。最後は前の持ち主の茉莉に出会ってしまうが……。悲しい思いの中に温かい人間のつながりを考えさせてくれる一冊。

<読み物-小学校高学年から>
『はるかなるアフガニスタン』 アンドリュー・クレメンツ/著 田中奈津子/訳 講談社 2012.2 \1400
イリノイ州に住む小学6年生の女の子アビーは、落第を免れるため外国の子どもと文通する課題を課せられた。地球儀を見て山の多いアフガニスタンに住む男の子サディードと文通をすることになったが……。文学の扉シリーズ。

<読み物-中学生から>
『炎路を行く者 守り人作品集』 上橋菜穂子/著 偕成社 2012.2  \1500
「蒼路の旅人」でチャグムをさらうタルシェ帝国の密偵アラユタン・ヒュウゴが、なぜおのれの故国を滅ぼし、家族を虐殺した男の配下で生きることになったのか?!「精霊の木」の帯で紹介されながらも発表されなかったヒュウゴの若き日の物語とジグロの庇護から独り立ちしようともがく15歳の女用心棒バルサの物語(短篇)が収められている。

『ジェンナ 奇跡を生きる少女』 メアリ・E・ピアソン/著 三辺律子/訳 小学館 2012.2  \1500
医療倫理を超える親の愛によって一命を取り留めたジェンナ・17歳。近未来の最先端技術における光と闇の中でジェンナは「私は誰?」と問い続ける。自我の目覚めとアイデンティティの問題、そして親子の愛を描く。SUPER!YAシリーズ。ゴールデン・カイト賞、米国図書館協会賞等受賞。

<ノンフィクション>
『がんばっぺ!アクアマリンふくしま』 中村庸夫/作 フレーベル館 2012.2 \1200
東日本大震災で、大津波の直撃を受けた水族館。被災直後、生き残った生物をどのようにして守るか。水槽の水が循環しないため多くの貴重な魚が死ぬ。海獣類を他の水族館へ移送しなければならない。飼育員や職員が不眠不休の救出を試みる。2011年7月15日の再開の日を迎えるまでの感動的なドキュメンタリー作品。小学校中学年から。

『ふるさと60年』(戦後の日本とわたしたちの歩み) 道浦母都子/文 金斗鉉/絵 福音館書店 2012.2 \2300
1946年、戦後すぐの町並みのイラストから始まる。ところどころわら屋根も見える町並み。最後は、ビルが建ち並んでいるが、自然も豊かな未来の町並みが描かれている。その時々のふるさとの様子や人びとの暮らしを解説しながら、戦後の日本人の生活の変化をイラストで伝える。小学校中学年から。

『ハードカバーの本を作ってみよう!』 水野真帆/作 岩崎書店 2012.2 \3000
「文庫本の本をハードカバーにしてみよう!」「ハードカバーの本を作ってみよう!」「豆本を作ってみよう!」の三部構成からなる。本格的なハードカバーの本を作る方法を解説してある。小学生にも世界でひとつだけのお気に入りの上製本の本を作ることができる。「かんたん 楽しい 手づくり本」第3巻。小学校中学年から中学生まで。

『図解東京スカイツリーのしくみ』 NHK出版/編 NHK出版 2012.1 \1500
東京スカイツリーは高さ世界一の634メートルの自立式電波塔。その基礎工事から完成までの様子や、スカイツリーの仕組み、地震対策など高度な技術を駆使して作られた様子を解説している。世界の高層建築物の比較などもあり、楽しめる構成になっている。小学校高学年から中学生まで。

『フクシマから学ぶ原発・放射能』 安斎育郎/監修 かもがわ出版 2012.2 \2500
福島の原子力発電所の事故が大きな問題となっているが、原子力発電、放射能についていたずらに不安をもつだけでなく正しい知識をもつことが求められている。原子力発電の仕組みから、事故の影響、今後のエネルギーについて解説してあり、小学校高学年から学べるようにていねいに解説している。

【県内の動き】
<新聞記事より>
★野田学園中学高校で地域開放型の学校図書館がオープン
○毎日新聞山口版 4月18日(水)、山口新聞 4月18日(水)

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