2013年7月21日(土曜日)に行われた「やまぐちの文学者たち」文学講座の様子をご紹介します。
文学講座報告
当館ふるさと山口文学ギャラリーで行っている企画展「書くということ 2人の作家の軌跡 岩川隆と北森鴻」に関連して、岩川隆と北森鴻についての文学講座が開催されました。
この講座は、やまぐち文学回廊構想推進協議会との共催により開かれたもので、2人の作家の人となりや作品の魅力について、それぞれ講師にお話いただきました。
当日は、県外からの方を含む34名の参加がありました。
森川氏の講演
最初に、防府市立防府図書館長の森川信夫氏が「岩川隆 ~歩いたあとには草一本生えていないと言われたノンフィクション作家~」と題して講演されました。
まだまだ知られていない岩川隆の業績について、岩川が防府図書館を尋ねたときの様子なども交えながら解説されました。
浅野氏の講演
次に、北森鴻の遺作を書きついで出版された浅野里沙子氏が「北森鴻の足跡」と題して講演されました。
氏ならではの、間近で見た北森鴻のエピソードは、他ではなかなか聞くことのできない、興味深いものでした。
文学講座はこの日一日かぎりで終了しましたが、開催中の企画展「書くということ 2人の作家の軌跡 岩川隆と北森鴻」は、8月29日までご覧いただけます。ご来館をお待ちしております。
関連展示の紹介
- 企画展「書くということ 2人の作家の軌跡 岩川隆と北森鴻」
- 期間:平成25年6月1日(土曜日)~8月29日(木曜日)
- 場所:山口県立山口図書館 2階 ふるさと山口文学ギャラリー