公開日:2009年9月20日、更新日:2022年4月27日
山口県立山口図書館のレファレンス・サービスに問い合わせのあった質問事例をご紹介するページです。
質問事項をクリックすると「レファレンス協同データベース」のページが開き、回答と参考資料を見ることができます。レファレンス協同データベースは、国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。
なお、山口県立山口図書館が登録しているすべての事例についてはこちらをご覧ください。
「総記」のレファレンス事例
- 朝日新聞の連載記事「折々のことば」(鷲田清一)に掲載された文章を探している。内容は、「吝嗇家は、貯金が目減りするのを嫌がる」といったもの。
- 小学校難聴学級で道徳(人権教育)の授業に使える絵本を探している。(質問者は教員)
- 大正9年(1920年)頃の山口県立山口図書館の玄関付近の写真がほしい。
- 「馬関毎日新聞」の創刊年や社長・主筆などの経歴がわかる本・資料等はあるか。また、「馬関毎日新聞」の特徴や性格がわかるようなものがあれば紹介してほしい。
「哲学」のレファレンス事例
「歴史」のレファレンス事例
- 「逃散」(ちょうさん)が説明されている図や絵が掲載された資料はないか。学習漫画や子ども向けの本の挿絵でよい。
- 吉田松陰の実家である杉百合之助家の家系図が収録されている資料はないか。
- 山口県内で出土した人物埴輪について調べているが、赤妻古墳(山口市)出土とされる2体の人物埴輪頭部は、後代に他地域のものが混入した可能性があるとされている。この人物埴輪の詳細について、明治期の資料である『赤妻古墳』(近藤清石 著,近藤清石,1912)にどのように記されているか知りたい。
- 明治24年(1891年)9月14日に山口県を襲った台風の被害状況についての新聞記事等を探している。具体的には、この台風で「門司乕子」という女性が亡くなり、その死を悼んで「山口株式製絲会社」の有志により碑が萩市の俊光寺に建てられているが、その経緯等が分かるものはないか。
「社会科学」のレファレンス事例
- 銀行で行われるお札の数え方(札勘定、札勘)の方法が知りたい。紙媒体の資料がよい。
- トンボのことを「勝虫(かちむし、かつむし)」と呼ぶが、その由来などが知りたい。
- 「地域創生」について、山口県の取り組みや地域創生に関する資料を知りたい。
- 山口県と防府市の将来人口の予測値が知りたい。20年から30年後を想定している。
「自然科学」のレファレンス事例
- 動物、特に鳥類(スズメや、ムクドリなど)の寿命がわかる本を探している。
- 以前飲んでいたかぜ薬が販売終了になり、同じ(近い)成分の薬を探したい。検索できるインターネット情報源はないか。
- 周南市八代(やしろ)のツルについて、飛来数など昭和頃の状況が分かる資料がみたい。
- 萩藩で行われた日本初の女体解剖について、その解剖された女性に関する資料はあるか。(処刑された事情など)
「技術・工学」のレファレンス事例
- 東大寺の修理報告書が見たい。できれば大仏殿のものがよい。
- 昭和2年(1927年)10月~昭和3年6月の間に、ベルリンで撮ったと思われる写真がある。この写真に写っている乗合バスと思われるものと、写真を撮影した場所が知りたい。(写真の写しを持参)
- 山口県内の橋に関する資料があれば教えてほしい。特に以下の橋について知りたい。1.岩国市・錦帯橋、2.萩市・萩城極楽(幸)橋、3.萩市・橋本橋、松本橋、中津江橋、4.小郡町・椹野川(東津)橋、5.防府市・宮市橋、宮市新橋、宝暦橋、6.阿武町・惣郷川橋梁、7.岩国市・臥龍橋
- 山口県萩地域の郷土料理としての「いとこ煮」について書かれた資料はあるか。調理方法のほか、文化的な背景(歴史など)が知りたい。
「産業」のレファレンス事例
- タケノコの品種についての写真がある資料を探している。栽培、料理法についても知りたい。
- 聖書に登場する植物「カラシダネ」の接ぎ木の仕方について知りたい。
- 明治34-35(1901-1902)年ころの県内の電話の普及状況について、特に、神戸から山口の連絡手段として使える状態であったか知りたい。
- 協同組合下関ふく連盟が制定した「ふくの日(2月9日)」について、制定された年及び制定に関する詳細が記された資料について知りたい。(インターネット上では、制定年として「昭和55年(1980年)」と「昭和56年(1981年)」の二説ある。)
「芸術」のレファレンス事例
- 日本刀にまつわる逸話「鳥止まらずの蔵」について、「刀の研究」(大正5年(1916年))にある「三池典太の作である定木の刀」についての記述と関係があるようだが、該当部分を確認したい。
- 大正11年(1922年)に行われた第7回全国中等学校野球大会に釜山商業高校が出場している。以下の資料以外で、関係する資料があれば知りたい。 1.『運動年鑑 大正11年度』 2.『朝鮮中等学校野球史』 3.「運動会」大正11年10月号 また地方予選大会として、第一回朝鮮野球大会で勝ち抜いて代表になっているが、これに関する資料もあわせて知りたい。
- 昭和10年(1935年)9月にコロムビアレコードから「躍進の宇部」というレコードが発売されている。古関裕而作曲、古谷以和雄作詩で、関門日日新聞社が募集したらしい。当時の関門日日新聞に、「躍進の宇部」の募集経緯等が掲載されているか確認してほしい。具体的には、『関門日日新聞』昭和10年7月15日~8月31日までの記事を確認してほしい。
- 光市の伊保木(いよき)皿山窯について書かれている資料はないか。
「語学」のレファレンス事例
- 「芏苡」という語が、大正期の文書に出てくる。読みと意味を知りたい。
- 顔の部位の名称で、眉と眉の間は眉間と呼ぶが、目と目の間は何と呼ぶのか。
- 『花神 第4巻』(司馬遼太郎 著,新潮社,1972)p10に「医院」や「病院」という言葉を使い始めたのは長州藩が最初であるという記述があった。このことについて書かれた資料はあるか。特に「医院」については、文久3年(1863年)に京都河原町藩邸の向かいにおかれた診療所に「医院」とつけたのがこの用語の使い始めだと書かれている。
- 山口県の方言「はぶてる」が掲載されている方言辞典を紹介してほしい。比較的記述量が多いものがよい。
「文学」のレファレンス事例
- 次のような小説を探している。人を信じることで報われる、より大きな物を手に入れる、世界が良くなる、といった内容の小説(ライトノベルを除く。) 助けてあげる、もらうというより、互いに対等でWin-Winな関係がよい。お互い与え合っている感じで、本編のなかで他者との関係性が始まるのが良い。(親子、上司部下、友人関係等を除く。)
- 三笠宮崇仁親王が72歳ごろ詠まれた「ようやくに母の心の想われて知らざりし若き日よくゆ」という歌が載っている本を探している。
- 長谷川龍生(はせがわりゅうせい)の現代詩「山口線仁保」は、山口市出身の作家、嘉村礒多(かむらいそた)について描かれている。その詩(初出版)の中に、「乾絡性結核で倒れた米田俊というやつの骨肉を焙べた」という一文がある。山口市仁保出身の「米田俊」という詩人がいたのか知りたい。
- 福原越後の歌集『緑浜詠草』を翻刻したものを探している。また、福原の別名「翠崖」が題に入っている『翠崖詠草』もあるようだが、『緑浜詠草』とは違うものなのか。