月間資料展示「廻船」のポスターの画像です。

廻船(かいせん)は、日本の沿岸航路で海運に従事する積み荷船で、特に商船を意味する場合が多く、鎌倉初期にはすでにその名が見られます。

江戸時代に入り幕藩体制が確立すると、幕府や諸藩は天下の台所と呼ばれた大坂、大消費地となった江戸に年貢米を廻漕する必要性がありました。東廻り航路、西廻り航路が整備され、全国的な商品流通が活発化しました。それを支える廻船も、帆走技術や船の大型化による輸送力など、大きく進展していきました。北海道と大坂を結び、米や酒、ニシン、昆布、塩などを運んだ北前船や、江戸と大坂を結んだ菱垣(ひがき)廻船、樽(たる)廻船などは、その代表的な例として有名です。

山口では、赤間関(下関)や中関(防府)、室積(光)、上関などが西廻り航路の港として賑わい、また、藩内の各浦々でも廻船の活動がありました。米、塩、紙、蝋(ろう)という長州藩の四大産物も、廻船によって大坂をはじめ各地に運ばれ、藩の財政を支えました。

今回の展示目録には、各館所蔵の廻船関係資料リストを掲載し、山口県内だけでなく中国地方各地の資料をご紹介します。

  • 場所:山口県立山口図書館 2F展示コーナー
  • 展示期間:平成21年9月1日(火曜日)~9月29日(火曜日)
  • 展示資料:約50冊

目録目次

関係資料目録

当館所蔵図書

廻船の歴史
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
転換期長州藩の研究
「西廻り海運と港町の整備」p149-220
小川 国治 著 思文閣出版 1996.5 Y215.8 M 6
長州藩明治維新史研究
「下関の発達と北前交易」p76-112
小林 茂 著 未来社 1968.7 Y216.1 K 0
瀬戸内海地域史研究 第7輯
「萩藩における廻船調達体制の確立とその特質」木部和昭 p285-323
瀬戸内海地域史研究会 [編] 文献出版 1999.7 Y221 L 7
再発見大島町の歴史 松田 保馬 作 大島町文化を高める会 1995.5 Y231.4 M 5
目で見る下関・豊浦の100年
「北前船(下関市南部沖・明治前期)」(写真1枚)p27
郷土出版社 1998.11 Y267 M 8
海港都市下関
「下関と北前船」高岡勲 p41-43
下関市立長府博物館 編 下関市立長府博物館 2002.11 Y267 N 2
嘉永無人島漂流記
-長州藤曲村廻船遭難事件の研究
小林 郁 著 三一書房 1998.6 Y290 M 8
北國航路と下関(下関商工経済調査8) 上田 強 著 下関商工学校 1943.11 Y332 H 3
下関経済史雑考 上田 強 著 集文堂書店 1971.3 Y332 K 1
日本民衆史 3 海に生きる人びと
「海と老人」p185-192 他
宮本 常一 著 未来社 1964.8 Y382 M 3
萩藩近世漁村の研究
「海難救助」p76-89
新宅 勇 著 新宅勇 1979.9 Y660 K 9
企画展海の日本史 船にまつわる日本のあゆみ 山口県立山口博物館 編 山口県立山口博物館 1987.7 Y683 L 7
北海道近世史の研究
「商品流通と日本海海運」p223-491
榎森 進 著 北海道出版企画センター 1997.4 R210.1 M 7
人づくり風土記 35 山口県
「北前船の寄港地として繁栄した沿岸諸港」p135-139
農山漁村文化協会 1996.2 R215 L 8
街道の日本史 43 長州と萩街道
「海の回廊と経済活動」p69-75
吉川弘文館 2001.12 682.1 N 1
北前船 牧野 隆信 著 柏書房 1972 R683.2 K 3
江戸海運と弁才船 石井 謙治 著 日本海事広報協会 1988.5 R683.2 L 8
北前船考 越崎 宗一 著 北海道出版企画センター 1972.11 683.21 K 2
近世海運史の研究 柚木 学 著 法政大学出版局 1979.4 R683.21 K 9
日本海水上交通史(日本水上交通史論集 第1巻)
「長州藩経済政策と萩(浜崎)港」小川国治 p549-580
柚木 学 編 文献出版 1986.5 R683.21 L 6
日本海水上交通史 続(日本水上交通史論集 第2巻)
「近世中期における西廻り航路の航海と海難について-響灘海難史料から-」小林茂 p295-341
柚木 学 編 文献出版 1987.9 R683.21 L 6
瀬戸内海水上交通史(日本水上交通史論集 第3巻) 柚木 学 編 文献出版 1989.8 R683.21 L 6
江戸・上方間の水上交通史(日本水上交通史論集 第4巻) 柚木 学 編 文献出版 1991.6 R683.21 L 6
九州水上交通史(日本水上交通史論集 第5巻) 柚木 学 編 文献出版 1993.6 R683.21 L 6
総論水上交通史(日本水上交通史論集 第6巻) 柚木 学 編 文献出版 1996.1 R683.21 L 6
北前船の研究 牧野 隆信 著 法政大学出版局 1989.3 R683.21 L 9
内海船と幕藩制市場の解体
「幕藩制流通拠点・下関と浦賀の変貌」p214-231
斎藤 善之 著 柏書房 1994.6 R683.21 M 4
日本海事史の諸問題 海運編 石井 謙治 編 文献出版 1995.5 R683.21 M 5
日本海事史の諸問題 船舶編 石井 謙治 編 文献出版 1995.5 R683.21 M 5
北前船と日本海の時代 日本福祉大学知多半島総合研究所 編 福井県南条郡河野村 1997.8 683.21 M 7
近世海運の経営と歴史 柚木 学 著 清文堂出版 2001.4 683.21 N 1
近世日本海海運史の研究
-北前船と抜荷
深井 甚三 著 東京堂出版 2009.1 R683.21 N 9
海からの文化 渡辺 信夫 著 河出書房新社 1992.3 R683.212 M 2
内海産業と水運の史的研究
「西廻り航路と長州藩」小林茂 p159-196
福尾 猛市郎 編 吉川弘文館 1966.9 R683.2179 J 6
日本の歴史 3 近世
「日本海海運と北前船」p54-55
「天下の台所-大坂」p56-57
朝日新聞社 1992.12 J21
古文書に見る廻船
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
山口県史料 近世編 法制 上「船法巻物(大公儀廻船式目)」p538-540 他 山口県文書館 編 山口県文書館 1976.1 Y208 K 3
山口県史料 近世編 法制 下
「覚(海上風波破船の事)」p4-7 他
山口県文書館 編 山口県文書館 1977.1 Y208 K 3
大内氏壁書を読む 岩崎 俊彦 著 大内文化探訪会 1997.10 Y214 M 7
周防國秋穂浦文書 秋穂浦文書研究会 編集 秋穂町 2004.9 Y246.1 N 4
周防國秋穂浦文書 続 秋穂浦文書研究会 編集 山口市 2007.3 Y246.1 N 4
海陸道順達日記 -佐渡廻船商人の西国見聞記- [笹井/秀山 著] 佐藤/利夫 編 法政大学出版局 1991.3 R291.09 M 1
古地図・古文書で愉しむ諸国海陸旅案内 小泉 吉永 解読文・現代訳文 人文社 2004.10 291.09 N 4
海事史料叢書 第1巻~第20巻
「廻船式目」「諸国御客帳」「和漢船用集」他
住田 正一 編纂 巖松堂書店 1929-1931 R683.21 F 9
続海事史料叢書 第1巻~第10巻
「樽廻船関係史料」「菱垣廻船関係史料」他
日本海事史学会 編著 成山堂書店 1969-1986 R683.21 F 9
近代海運史料 -石州浜田廻船問屋記録- (清文堂史料叢書第62刊) 柚木 学 編 清文堂出版 1992.2 R683.4 M 2
船の種類・構造
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
明治・大正長州北浦風俗絵巻 小西常七 絵・文 マツノ書店 1976.6 Y382 K 6
復元日本大観 4 船 石井 謙治 責任編集 世界文化社 1988.11 Q210.08 L 8
海と船なるほど豆事典 日本海事広報協会 2002.1 550.1 N 2
船(ものと人間の文化史) 須藤 利一 編 法政大学出版局 1968.7 550.2 K 2
日本の船 日本海事科学振興財団 1977.3 550.2 K 7
海の日本史再発見(海の歴史選書1) 石井 謙治 著 日本海事広報協会 1987.5 550.2 L 7
和船 1(ものと人間の文化史76-1) 石井 謙治 著 法政大学出版局 1995.7 550.2 M 5
和船 2(ものと人間の文化史76-2) 石井 謙治 著 法政大学出版局 1995.7 550.2 M 5
日本の船を復元する 石井 謙治 執筆 安達 裕之 執筆 学研 2002.12 550.2 N 2
図説 和船史話 石井 謙治 著 至誠堂 1983.7 R550.21 L 3
大和型船 船体・船道具編 堀内 雅文 著 成山堂書店 2001.9 R552.3 N 1
調べ学習日本の歴史 15
日本の船の研究
ポプラ社 2001.4 J21
港の様子
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
山口県商工図録 神崎 宣武 解説 マツノ書店 1993.7 Y670 M 3
江戸時代図誌 20 山陽道 筑摩書房 1976.8 Q215 K 5
広重の諸国六十余州旅景色(古地図ライブラリー12) 森山 悦乃 作品解説 松村 真佐子 作品解説 人文社 2005.10 291.038 N 3
航海
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
江戸時代舟と航路の歴史 横倉 辰次 著 雄山閣 1971.2 R215 K 1
皇国総海岸図 絵図篇 第一巻 第一武蔵湾~第二十八薩摩属島 昭和礼文社 1987.9 Q291.038 L 7
人と物の旅百科 2 川と海を渡って 岩井 宏實 編著 河出書房新社 1999.4 J38
信仰
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
絵馬の世界(企画展図録) 山口県立山口博物館 編集 山口県立山口博物館 1991.4 Y164 M 1
瀬戸内の海上信仰調査報告(西部地域) 瀬戸内海歴史民俗資料館 編集 瀬戸内海歴史民俗資料館 1980.3 Y385 L 0
山口県の絵馬 山口県教育委員会文化課 編 山口県教育委員会 1986.3 Y709 L 6
山口県の絵馬 続 山口県教育委員会文化課 編 山口県教育委員会 1990.9 Y709 L 6
日本の船絵馬 牧野 隆信 [ほか]編 柏書房 1977.3 Q164 K 7
船絵馬入門(船の科学館叢書 4) 石井 謙治 著 安達 裕之 著 船の科学館 2004.9 385.1 N 4
海と日本人
「船舶画としての船絵馬とその流派」石井謙治 p101-125
東海大学海洋学部 編 東海大学出版会 1977.11 452 K 7
山口県の市町史に見る廻船
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
東和町誌
「廻船の発達」p411-415「漁業・廻船稼ぎ高」p440-441「廻船業」p443-444
宮本 常一 著岡本 定 著 山口県大島郡東和町 2004.2 Y231.1 N 4
久賀町史 現代編
「廻船業」p68-70
久賀町史編纂委員会 編 久賀町 2004.9 Y231.2 N 4
橘町史
「廻船数」p306-307「北前船」p312-315
橘町史編集委員会 編 山口県大島郡橘町 1983.11 Y231.3 L 3
周防大島の廻船と海運業
(周防大島町誌別冊)
大島町誌編さん委員会 編 大島町役場 2002.8 Y231.4 I 9
由宇町史
「廻船業の発達と市の形成」p238-250
松岡 利夫 著 由宇町史編纂委員会 1966.12 Y232.8 J 6
大畠町史
「海上交通」p257-265
大畠町史編纂委員会 [編] 大畠町 1992.6 Y232.9 M 2
柳井市史 通史編
「海運業」p433-436「海上交通」p521-523
柳井市史編纂委員会 編 柳井市 1984.10 Y234 L 4
柳井市史 総論編
「回船」p338-341
柳井市史編纂委員会 編 柳井市 1988.11 Y234 L 4
田布施町史
「廻船業」p311-315「廻船業と海外発展」p622-624
田布施町史編纂委員会 [編] 田布施町 1990.12 Y235.3 M 0
平生町史
「廻船の活動」p546-553
平生町 [編] 平生町役場 1978.3 Y235.4 K 8
上関町史
「海上交通と商業の発達」p262-285
上関町史編纂委員会 編 上関町 1988.3 Y235.5 L 8
光市史
「港町の生活」p298-314
光市史編纂委員会 編 光市 1975.3 Y236 K 5
新南陽市史
「廻船・いさば船の活躍」p562-573
新南陽市史編纂委員会 編 新南陽市 1985.11 Y241.2 L 5
防府市史 通史 2 近世
「塩の流通」p460-473「西廻り航路の発展と廻船の活動」p496-507
防府市史編纂委員会 編集 防府市 1999.3 Y245 M 2
秋穂町史
「海上交通」p823-832
秋穂町史編集委員会 編 秋穂町 1982 Y246.1 L 2
阿知須町史
「阿知須浦と廻船」p181-194
阿知須町史編さん委員会 編 阿知須町 1981.8 Y246.3 L 1
宇部市史 通史篇 上巻
「廻船の活動」p926-946
宇部市史編集委員会 編 宇部市 1992.12 Y262 M 0
豊北町史
「海上交通と廻船」p486-505
豊北町史編纂委員会 編 豊北町史編纂委員会 1972.10 Y266.3 K 2
豊浦町史
「海上交通」p338-344
豊浦町史編纂委員会 編 豊浦町役場 1979.12 Y266.4 K 9
下関市史 藩政-明治前期
「交通 北前船」p246-254
下関市市史編集委員会 編 名著出版 1973.11 Y267 I 8
下関市史 民俗編
「西廻り航路(北前船)と下関」p556-558
下関市市史編修委員会 編修 下関市 1992.3 Y267 L 3
下関市史 別巻(写真集)
「岬之町付近(元治元年)」p164
下関市市史編修委員会 編修 下関市 1995.3 Y267 L 3
日置町史
「海上交通」p349-357
日置町史編纂委員会 編 日置町 1983.3 Y271.2 L 3
油谷町史
「廻船」p271-285
油谷町史編纂委員会 編 油谷町 1990.8 Y271.3 M 0
新油谷町史
「廻船業」p350-351
油谷町史編集委員会 編 山口県長門市 2006.3 Y271.3 N 6
長門市史 歴史編
「港町瀬戸崎の振興」p397-420「回船の活動」p426-435
長門市史編集委員会 編 長門市 1981.12 Y272 K 9
田万川町史
「交易」p539-577
田万川町史編さん委員会 編 田万川町 1999.3 Y273.1 M 9
須佐町誌
「江戸末期から明治期までの須佐の北前船」p839-840
須佐町誌編集委員会 編 須佐町 1993.3 Y273.2 M 3
萩市史 第1巻
「浜崎港と北国問屋」p551-624
萩市史編纂委員会 編 萩市 1983.6 Y274 L 3
中国地方の廻船
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
人づくり風土記 33 岡山県
「下津井湊と北前船-西廻り航路の中継港(倉敷)」p51-59
農山漁村文化協会 1989.9 R215 L 8
人づくり風土記 32 島根県
「城下町浜田の繁栄を支えた北前船」p118-126
農山漁村文化協会 1994.10 R215 L 8
瀬戸内海に関する図書総合目録 海運の部 瀬戸内海関係資料連絡会議 編集 瀬戸内海関係資料連絡会議 1991.9 Y221 M 1
瀬戸内海事典 北川 建次 [ほか]編集委員 南々社 編集 南々社 2007.12 Y221 N 7
街道の日本史 42 瀬戸内諸島と海の道 「北前船が寄る」p109-118 吉川弘文館 2001.9 682.1 N 1
街道の日本史 41 広島・福山と山陽道 「西回り航路の港町と物流の拠点」p78-85 吉川弘文館 2006.8 682.1 N 1
紀行・伝記・小説
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
北前船おっかけ旅日記 鐙 啓記 著 無明舎出版 2002.5 Y683 N 2
歴史の群像 6 商魂
「河村瑞賢」「銭屋五兵衛」
藤本 義一 著 杉森 久英 著 集英社 1984.5 281.08 L 4
河村瑞賢(人物叢書121)
「奥羽海運の刷新」p17-44
古田 良一 著 吉川弘文館 1964.9 289.1 KA95
高田屋嘉兵衛のすべて 須藤 隆仙 編 好川 之範 編 新人物往来社 2008.11 289.1 Ta55
北前船、海の百万石物語(新・ものがたり日本歴史の事件簿 5) 小西 聖一 著 理論社 2008.3 J28
銭五とよばれた男(福音館日曜日文庫) 森下 研 [著] 南村 喬之 画 福音館書店 1976.11 J M
菜の花の沖 1~6 司馬 遼太郎 著 文芸春秋 1982 SH15
銭五の海 上・下 南原 幹雄 著 新潮社 1995.4 N 48

当館所蔵雑誌

雑誌論文
論文名 著者名 誌名 巻号 発行年月 掲載頁 出版者
所謂廻船式目の奥書について 石津漣 山口経済学雑誌 6(1・2) 1955.5 p1-17 山口大学経済学会
昔の下関と北前船(遺稿) 能美宗一 山口県地方史研究 4 1960.10 p26-29 山口県地方史学会
徳川時代の米穀輸送と下関 上田強 郷土 2 1961.1 p31-38 下関郷土会
北前船 上田強 郷土 5 1962.11 p15-21 下関郷土会
近世中期における西廻り航路の航海と海難について-響灘海難史料から- 小林茂 郷土 16 1970.8 p1-41 下関郷土会
長州藩の廻船について 吉本一雄 山口県文書館研究紀要 5 1978.3 p73-84 山口県文書館
寛政4年長門周防両国中浦々廻船並持主付立 吉本一雄 山口県地方史研究 42 1979.10 p59-62 山口県地方史学会
諸郡戸籍帳と廻船数 吉本一雄 山口県文書館研究紀要 7 1980.3 p95-105 山口県文書館
吉敷郡阿知須浦の廻船経営 -国司家の場合- 吉本一雄 山口県文書館研究紀要 8 1981.3 p75-88 山口県文書館
周防室積五軒屋の歴史 岩本忠一 光地方史研究 7 1981.3 p1-9 光市立図書館
北浦廻船-長府藩、海の御用達 内田要助 郷土 28 1982.12 p63-66 下関郷土会
廻船関係史料所在目録(一) 吉本一雄 山口県文書館研究紀要 9 1982.3 p75-84 山口県文書館
廻船関係史料所在目録(二) 吉本一雄 山口県文書館研究紀要 10 1983.3 p65-72 山口県文書館
脇浦のいさば船 浜口二郎 郷土 29 1984.1 p20-26 下関郷土会
宇部市における海商-国重家文書を中心として- 高岡勲 宇部地方史研究 12 1984.3 p24-31 宇部地方史研究会
二見浦と廻船 多田穂波 にぎめ 1 1984.5 p32-35 豊北町郷土文化研究会
五軒屋中村家文書調査記録(その一) 久原慶亮 光地方史研究 創立20周年特別記念号 1984.11 p21-31 光地方史研究会,光市立図書館
藩政時代光市近海でおきた難破船の二・三について 岩本忠一 光地方史研究 11 1985.3 p29-38 光地方史研究会,光市立図書館
「藤曲浦棟助船漂流記」と藤曲浦-『宇部郷土史話』の鳥島漂流物語- 日野綏彦 宇部地方史研究 17 1989.3 p1-5 宇部地方史研究会
下関における淡路銘の玉垣 前田博司 郷土 35 1990.4 p75-81 下関郷土会
廻船業のおこり 山中克美 ゆう文化 39 1993.4 p2 由宇町文化協会
海商のまち「むろづみ」 三谷博雄 光地方史研究 創立30周年特別記念号 1994.10 p27-41 光地方史研究会,光市立図書館
室積の歴史史料発掘(一) -廻船業者を探る- 藤井耿介 光地方史研究 創立30周年特別記念号 1994.10 p42-58 光地方史研究会,光市立図書館
一八世紀周防大島における廻船の交易実態 -川崎屋問屋を事例として- 中野孝之 山口県地方史研究 71 1994.6 p46-61 山口県地方史学会
大坂運送米室積廻船の遭難事件 -室積浦年寄磯部三郎左衛門家の御奉書写控より- 藤井耿介 光地方史研究 22 1996.3 p12-20 光地方史研究会,光市立図書館
冠天満宮玉垣調査より 藤井耿介 光地方史研究 24 1998.3 p1-14 光地方史研究会,光市立図書館
藤曲浦棟助船浮木丸の城米船としての活動、及び漂流の顛末について 小林郁 宇部地方史研究 26 1998.7 p1-15 宇部地方史研究会
萩藩における領主廻米運賃について 木部和昭 山口経済学雑誌 47(2) 1999.3 p251-278 山口大学経済学会
明治前期の地方廻船の航跡 -室積村中津屋靏吉丸の商い- 藤井耿介 山口県地方史研究 83 2000.6 p35-44 山口県地方史学会
港町室積の海の商人山根屋 -残存の売買仕切書などより- 藤井耿介 光地方史研究 27 2001.3 p27-38 光地方史研究会,光市立図書館
幕末期萩藩の宰判別牛馬廻船漁船数について 石川敦彦 山口県地方史研究 86 2001.10 p14-23 山口県地方史学会
江戸期から明治初期の別府・馬島の廻船 -石州浜田港の二冊の御客船帳より- 藤井耿介 田布施町郷土館研究紀要 3 2002.8 p13-22 田布施町郷土館
室積の海商中村屋の商いについて 明治三年~五年の「賣買仕切目録帳」解読などを通して 藤井耿介 光地方史研究 31 2005.3 p30-42 光地方史研究会,光市立図書館
こぼれ話「奮発震動の象あり」から 江戸時代の流通革命-北前船と馬関(下関)- 松野浩二 防長倶楽部 54(653) 2007.1 p28-31 防長倶楽部

中国地区県立図書館所蔵の関係資料目録

鳥取県立図書館

図書
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号 当館の所蔵
山陰の風土と歴史 内藤正中 著 山川出版社 1976.12 200/8/郷土
210.7 K 6
鳥取県史 4 近世 社会経済 鳥取県 編 鳥取県 1981.3 209/12-4/郷土
R210.72 J 7
江戸時代人づくり風土記31 鳥取 農山漁村文化協会 1994.7 209/24/郷土
R215 L 8
因幡・伯耆の町と街道 中林保 著 富士書店 1997.12 210/28/郷土
鳥取藩における廻米輸送政策と海運の発達 山中寿夫 著 1966 683/1/郷土H
伯耆国の藩倉と千石船 関本誠治 著 関本誠治 1978.8 683/セキモ/県人H
雑誌
論文名 著者名 誌名 巻号 発行年月 掲載頁 出版者
中世山陰海運の構造--美保関と隠岐の位置づけを中心に 錦織 勤 鳥取地域史研究 第6号 2004.2 p5~14 鳥取地域史研究会
平安時代における山陰地方の海運について 錦織 勤 鳥取大学教育学部研究報告・人文・社会科学 第32巻 1981.1 p53~69 鳥取大学教育学部

島根県立図書館

図書
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号 当館の所蔵
北前船 -寄港地と交易の物語 加藤貞仁 文 無明舎出版 2002.10 683.2-カ02
日本海繁昌記(岩波新書208) 高田 宏 著 岩波書店 1992.1 683.2-タ92
683.21 M 2
近世日本海運史の研究 上村雅洋 著 吉川弘文館 1994.4 096.8-206
R683.21 M 4
西廻り航路の湊町をゆく 西山芳夫 著 文献出版 2000.5 096.8-337
683.9 N 0
日本海上交通史の研究 北見俊夫 著 法政大学出版局 1986.5 096.8-416
R384.3 L 6
諸国御客船帳 上(清文堂史料叢書第12刊) 柚木学 編 清文堂 1977.3 096.8-55-1
R683.4 K 7
諸国御客船帳 下(清文堂史料叢書第13刊) 柚木学 編 清文堂 1977.3 096.8-55-2
R683.4 K 7
日本海上交通史の研究 北見俊夫 著 鳴鳳社 1973.3 096.8-40
海の総合商社 北前船 加藤貞仁 無明舎出版 2003.3 096.8-382
683.21 N 3
日本海海運史の研究 福井県立図書館、ほか 編 福井県郷土史懇談会 1967.3 096.8-13
新くにづくり論 p143~154 北前船 総合交通研究会 編 第一法規出版 1994.1 096-426
温泉津町誌 上巻 p385-399温泉津湊(港)の成立と発展 温泉津町誌編さん委員会 編 温泉津町 1994.8 092.95-74-1
温泉津町誌 中巻 p179-228日本海海運の発展と温泉津 温泉津町誌編さん委員会 編 温泉津町 1995.9 092.95-74-2
温泉津町誌 別冊 資料編 p169-269海運、難船、問屋、客船帳 温泉津町誌編さん委員会 編 温泉津町 1996.3 092.95-74-S
西郷町史 上巻 p885-961近世日本海の交通と西郷 西郷町史編さん委員会 編 四郷町役場 1975 092.91-58-1
知夫村誌 p577-592北前船の影響、ほか 横山弥四郎 著 知夫村役場 1960 092.91-16
黒木村誌 p411-416北前船 永海一正 著 黒木村誌編集委員会 1968 092.91-34
都万村誌 p941-944帆船時代 都万村 編 都万村役場 1990.8 092.91-129
隠岐島の歴史地理学的研究 p193-205西廻海運の発展と商品経済 田中豊治 著 古今書院 1979.2 092.91-82
街道の日本史 38出雲と石見銀山街道 p156~167 西廻り海運と山陰地域 吉川弘文館 2005.10 092A-2096
682.1 N 1
島根半島散歩 大社編 p40~41宇竜港、ほか 大社史話会 編 大社史話会 1998.9 092.94-239
雑誌
論文名 著者名 誌名 巻号 発行年月 掲載頁 出版者
鷺浦の真宗と北前船 藤沢秀晴 著 大社町史研究紀要 3 1988 p126-138 大社町教育委員会
鷺浦説教所の建立と北前船 藤沢秀晴 著 大社町史研究紀要 4 1989 p139-148 大社町教育委員会
西廻り廻船と西郷港 松浦千足 著 隠岐の文化財 6 198812 p72-79 隠岐島前教育委員会
近世・石見の廻船研究1~17 児島俊平 著 郷土石見 39-66 1995-2004 石見郷土研究懇話会
「諸国客船帳」にみる出雲の廻船 奥村翔 著 山陰史談 25 1992 p13-54 山陰歴史研究会
北前船が運んだ島根の富と文化 加藤貞仁 著 しまねの古代文化 11 2004 p27-57 島根県古代文化センター
浜田の海運を語る資料たち 森須和男 著 しまねの古代文化 11 2004 p1-25 島根県古代文化センター
鷺浦廻船問屋の推移 杉谷正吉 著 大社の史話 42 1982 p1-2 大社史話会

岡山県立図書館

図書
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号 当館の所蔵
日本のイノベーション岡山のパイオニア2 山陽学園大学 編 吉備人出版 2008.11 K040/22/2
岡山大学所蔵近世庶民史料目録 第3巻 岡山大学附属図書館 編 岡山大学附属図書館 1974.3 K029.8/5/3
岡山県史 第7巻 岡山県史編纂委員会 編 岡山県 1985.3 K209/40/7
R210.75 L 1
岡山県史 第21巻 岡山県史編纂委員会 編 岡山県 1986.3 K209/40/21
R210.75 L 1
北前船と下津井港 角田直一 著 手帖舎 1992.2 K683/19
683.217 M 2
岡山の自然と文化 10 岡山県郷土文化財団 編 岡山県郷土文化財団 1991.3 K040/3/10
雑誌
論文名 著者名 誌名 巻号 発行年月 掲載頁 出版者
廻米廻船文書考 岸 加四郎 史談いばら 13 1984.12 p51-66 井原史談会
廻米廻船文書考 岸 加四郎 史談いばら 14 1985.12 p65-67 井原史談会
様俵のこと「廻米廻船文書考」に関して 田中 等 史談いばら 14 1985.12 p65-67 井原史談会
塩飽の海法・廻船式目 原 三正 瀬戸内海 1974.11 p12-19 瀬戸内海研究同好会

広島県立図書館

図書
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号 当館の所蔵
歴史紀行鞆の浦 (p98~101 回船問屋と船宿) 森本繁 著 芦田川文庫 1985 H20.52/モリシ85ア/
広島県史 近世1 (p883~910 海運の発達) 広島県 編 広島県 1981.03 H21/H73-3/4ア
R210.76 K 2
瀬戸内海の歴史と文化 (p139~157 近世廻船業の発達) 松岡久人 編著 瀬戸内海文化シリーズ 1978 H21/MA862ア
新修広島市史 第3巻 (p137~158 川船と廻船) 広島市 編 広島市 1959 H21.1/H73/3イ
R210.76 I 8
大竹市史 本編 第1巻 (p258~263 海上交通=海運の発達) 大竹市 編 大竹市 1961 H21.21/O82/1
R210.76 J 1
大竹市史 史料編 第1巻 (p400~408 海上交通(浦触等文書類)) 大竹市 編 大竹市 1962 H21.21/O82-2/1
廿日市町史 通史編上 (p754~778 商業の発展,p870~881 海上交通と水主役) 廿日市町 編 廿日市町 1988 H21.22/H423/6
能美町誌 (p93~96 海運業) 能美町 編集 能美町 1995 H21.22/ノウミ95イ
竹原市史 第1巻 概説編 (p211~227 西廻り海運の展開と廻船業) 西村 嘉助 [ほか]編集 竹原市役所 1972.03 H21.32/TA61-2/1ア
竹原市史 第2巻 論説編 (p303~264 近世港町における商品流通の形態的推移) 西村 嘉助 編集 竹原市役所 1963.09 H21.32/TA61-2/2
竹原市史 第4巻 史料編2 (「竹原下市覚書」からの抜粋。廻船関係文書も多数あり) 西村 嘉助 編集 竹原市役所 1966.03 H21.32/TA61-2/4
江田島町史 (p182~186 往来手形) 江田島町 編 江田島町 1982 H21.33/E76Aイ
海田町史 通史編 (p212~224 海田市の商業と廻船業) 広島県安芸郡海田町 編集 広島県安芸郡海田町 1986.09 H21.33/KA21/2イ
音戸町誌 (p103 島の商業と運輸業) 音戸町誌編纂検討委員会 編集 音戸町 2005.03 H21.33/オント105
蒲刈町誌 通史編 (p321~365 海駅の整備と廻船業の展開) 蒲刈町誌編集委員会 編集 蒲刈町 2000.01 H21.33/カマカ95/1イ
倉橋町史 通史編 (p294~310 釣士田浦の構造と回船業) 倉橋町 編集 倉橋町 2001.03 H21.33/クラハ92/2イ
倉橋町史 史料編3 (近世を中心とした造船関係史料を収録) 倉橋町 編集 倉橋町 1997.03 H21.33/クラハ92/1-3ア
倉橋町史―海と人々のくらし― (p215~227 船大工の動き) 倉橋町 編集 倉橋町 2000.03 H21.33/クラハ92/3イ
下蒲刈町史 図説通史編 (p342~354 海駅三之瀬の機能と構造) 下蒲刈町史編纂委員会 編集 呉市役所 2007.3 H21.33/シモカ104/4
Q210.76 N 4
瀬戸内御手洗港の歴史 (p125~163 港町御手洗の繁栄) 後藤陽一 編 御手洗史編纂委員会 1962 H21.34/G72ア
大崎町史 (p272~284 海運) 大崎町史編修委員会 編 大崎町 1981 H21.34/O73
瀬戸田町史 通史編 (p366~391 交通と商業(近世)) 瀬戸田町教育委員会 瀬戸田町教育委員会 2004.03 H21.34/セトタ97/5ア
瀬戸田町史 資料編 (p1~9 序 生口島の回船と製塩) 瀬戸田町教育委員会 瀬戸田町教育委員会 1997.03 H21.34/セトタ97/1ア
安浦町史 通史編 (p271~274 海運の発達と商人の活動,p283~288 海上交通と水主役家) 安浦町史編さん委員会 編集 安浦町 2004.03 H21.34/ヤスウ100/2ア
豊町史 本文編 (p389~399 他国船取引の展開,p417~429 波濤を越える人々(廻船等)) 豊町教育委員会 編 豊町教育委員会 2000.03 H21.34/ユタカ93/2
三原市史 第2巻 (p429~441 廻船業と舟運) 三原市役所 編集 三原市役所 2006.03 H21.41/MI17/2イ
新修尾道市史 第2巻 (p112~西廻り航路の開発前後の尾道) 青木茂 編著 尾道市役所 1972.08 H21.42/A53/2ア
R210.76 K 1
新修尾道市史 第5巻 (p181~298 商品流通を担う中継港の実態) 青木茂 編著 尾道市役所 1976.04 H21.42/A53/5ア
R210.76 K 1
新修尾道市史 第6巻 (p399~843 資料編(橋本年誌・粟田年誌・問屋年誌・商業沿革資料)) 青木茂 編著 尾道市 1977 H21.42/A53/6ア
R210.76 K 1
因島市史 (p807~862 航運業 椋浦・三庄の廻船等) 因島市,青木茂 編 因島市史編集委員会 1968 H21.43/I54ア
因島地方一万年史―中部瀬戸内の渦潮物語― (p298~329 船稼(1)~(3)) 中島忠由 著 因島市教育委員会 1972 H21.43/N42
向島町史 通史編 (p436~444 運輸業) 向島町史編さん委員会 編集 向島町 2000.03 H21.44/ムカイ100/1イ
福山市史 中巻 (p266~272 舟運と海駅,p674~683 川船と廻船,p721~760 鞆港の繁栄) 福山市史編纂会 編 福山市史編纂会 1968 H21.52/F85/2
内海町誌 (p135~139 海運の発達,139~143 水主浦田島) 内海町史編纂委員会 [編] 内海町 2003.01 H21.53/ウツミ103
北前船と藝州廿日市湊 佐伯録一 著 1987 H261.22/サエロ87ア
Mook 鞆―鞆の浦の魅力再発見!!― [日本大学理工学部社会交通工学科伊東研究室 編] 日本大学理工学部社会交通工学科伊東研究室 2003.07 H517/ニホン103ア
図説 大崎島造船史 (p33~58 近世の廻船) 福本清 編 木江地区造船海運振興協議会 1988 H55.34/フクキ88ア
近世港町の商品流通―備後国鞆の場合― 脇坂 昭夫 著 脇坂昭夫 [1967] H67.5/W33
東野村と船 馬場宏 著 東野町シリーズ 1990 H68.34/ヒカシ90ア
小さな国際港糸崎物語―北前船寄港地― (p8~26 糸崎と北前船) [糸崎倉庫 編] 糸崎倉庫 2003.03 H68.41/イトサ103ア
わがまちの海運業 ―三原市幸崎町能地の海運史― 眞梶 裕充 執筆 郷土と南山先生を語る会 2005.03 H68.41/シンヒ105ア
国史談話会雑誌 第47号 (p29~55 近世佐渡における書籍を巡るネットワークと医師・海運業者ー柴田収蔵日記を中心としてー速水健児著) 東北大学国史談話会 2006.11 H68.42/ウエタ106ア
千石船椋之浦―海賊衆の伝統 芸州因之島― 平沢文人 著 因島市文化財協会 2000.3 H68.43/ヒラフ100ア
北前船とその時代―鞆の津のにぎわい 特別展― 福山市鞆の浦歴史民俗資料館 編集 福山市鞆の浦歴史民俗資料館活動推進協議会 2004 H68.52/フクヤ104ア

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