月間資料展示「資料に見る 山口県の陶芸」のポスターの画像です。

山口県では、古来、各地で焼き物が盛んに作られてきましたが、特に萩焼は、「一楽二萩三唐津」といわれ、茶陶として全国的に高い名声を誇ってきました。

萩焼の発祥は、文禄(ぶんろく)・慶長(けいちょう)の役の時に毛利輝元(もうりてるもと)が朝鮮より連れ帰った李勺光(りしゃっこう)・李敬(りけい)が、毛利氏の萩移封に伴い萩・松本に開窯したのが始まりで、17世紀後半には長門・深川にも開窯し、幕末まで萩藩の御用窯として多くの焼き物が作られました。明治以降は一時衰退を見せながらも、第2次世界大戦以降の経済の復興や茶の湯の隆盛にともなって、茶陶としての伝統に加え、現代芸術としての発展も見せています。現在、萩焼の窯元は、100以上を数えています。

また、その他の各地の窯でもそれぞれの特色を生かして、生産が行われています。

今回は萩焼を中心に、県内各地の焼き物の、歴史と現在を見渡す資料をご紹介します。

  • 場所:山口県立山口図書館 2F展示コーナー
  • 展示期間:平成23年2月1日(火)~4月24日(日)
  • 展示資料:約70冊

関係資料目録

萩焼の歴史
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
萩焼400年展 朝日新聞社文化企画局西部企画部 編集 朝日新聞社文化企画局西部企画部 2001.1 Y751 N 1
李勺光萩焼開窯秘話 吉岡 暁蔵 著 里文出版 1997.9 Y751 M 7
李勺光・李敬のいた風景 渡辺 茂樹 著 講談社出版サービスセンター 1999.2 Y751 M 9
古萩 山口県立美術館 編 山口県立美術館 1981 Y751 L 1
萩焼 河野 良輔 編集代表 朝日新聞社 1984.6 Y751 L 4
萩焼古窯 1 山口県教育委員会文化課 編 山口県教育委員会 1977 Y751 K 7
萩焼 長門深川古窯 山口県教育委員会文化課 編 山口県教育委員会 1986.3 Y751 L 4
陶磁大系 14 平凡社 1975. Y751 K 9
長門市史 民俗編 長門市史編集委員会 編 長門市 1979.12 Y272 K 9
名陶萩その実際と鑑賞 藤田幸平 著 1980.4 Y751 L 0
稿本もりのしげり 時山 弥八 編 1916.11 Y215 E 6
淡交 第57巻 第1号 淡交社 2003.1 Y791 N 3
毛吹草 [松江 重頼 編輯] 岩波書店 1988 911.31 K 6
萩焼 朝日新聞西部本社 編 朝日新聞西部本社 1976.5 Y751 K 6
茶道古典全集 9 淡交社 1977.9 R791 K 7
萩焼の技法
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
名陶萩その実際と鑑賞 藤田幸平 著 1980.4 Y751 L 0
日本のやきもの 17 講談社 1975 Y751 K 6
四季食彩 '98冬号 講談社 編 講談社 1998.12 Y751 M 8
萩焼 田辺 澄生 著 エス・テイ・ラボ 2004.9 Y751 N 4
日本のやきもの 4 淡交社 1986.2 Y751 M 6
萩焼概観
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
はぎやき 楢崎 鉄香 著 盛運堂 1943 Y751 H 3
萩の陶磁器 山本 勉弥 著 1978 Y751 K 8
萩焼 小学館 2003.7 Y751 N 3
伝統工芸新作展 第2回 日本工芸会山口県支部 編 日本工芸会山口県支部 1979.4 Y703 K 8
日本工芸会山口支部50年のあゆみ 1958~2007 日本工芸会山口支部 編 日本工芸会山口支部 2007.6 Y750 N 7
萩の陶芸家たち 三輪 休雪 監修 新日本教育図書 2006.12 Y751 N 6
萩焼人国記 朝日新聞山口支局 編 葦書房 1983.10 Y751 L 3
やきもの風土記 神崎 宣武 著 マツノ書店 1979 Y751 K 6
HAGI Maison de la culture 2000.10 Y751 N 0
はぎやき展 榎本 徹 編 山口県立美術館 1995.10 Y751 M 5
第21回国民文化祭・やまぐち2006 陶芸展図録 第21回国民文化祭萩市実行委員会 編集 第21回国民文化祭萩市実行委員会 2006.11 Y751 N 6
現在形の陶芸 萩大賞展 2010 山口県立萩美術館・浦上記念館 編集 山口県立萩美術館・浦上記念館 2010.12 Y751 N 7
婆娑羅 祝宴の器 山口県立萩美術館・浦上記念館 2010.12 Y751 P 0
作家の足跡
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
萩焼十五人展 朝日文化センター 編 朝日文化センター 1978 Y751 K 8
萩焼360年-坂高麗左衛門展 毎日新聞西部本社 編 毎日新聞社 1987.4 Y751 L 2
伝統工芸新作展 第3回(1980) 日本工芸会山口県支部 編 日本工芸会山口県支部 1980 Y703 K 8
素子に捧げるレクイエム 彩陶庵 制作 彩陶庵 2003.9 Y751 N 3
人間国宝三輪休和 朝日新聞西部本社企画部 編 朝日新聞西部本社企画部 1983.10 Y751 L 3
人間国宝三輪壽雪の世界 東京国立近代美術館工芸館 編集 朝日新聞社事業本部西部企画事業チーム 2006.7 Y751 N 6
「龍人伝説」への道 山口県立萩美術館・浦上記念館 編集 山口県立萩美術館・浦上記念館 2010.9 Y751 P 0
新兵衛 山口県教育庁文化課 編 日本工芸会山口県支部 [1976] Y751 K 6
十五代坂倉新兵衛作陶展 柏そごう美術部 制作 柏そごう 1990 Y751 M 0
伝統工芸新作展 第30回(2007) 日本工芸会山口支部 編 日本工芸会山口支部 2007.6 Y703 K 8
坂田泥華作陶展 坂田 泥華 作 坂田泥華 1979 Y751 K 9
坂田慶造作陶展 坂田 慶造 作 日本橋三越 1981 Y751 L 1
萩焼田原謙次 花の器展 田原 謙次 作品 高島屋百貨店 1994.6 Y751 M 4
伝統工芸新作展 第13回(1990) 日本工芸会山口支部 編 日本工芸会山口支部 1990 Y703 K 8
田原陶兵衛五十碗展図録 美術出版デザインセンター 製作 高島屋美術部 1985 Y751 L 5
陶工房 No.51(2008) 誠文堂新光社 2008.12 Y751 N 8
助右衛門窯 新庄貞嗣展 新庄 貞嗣 著 横浜そごう美術部 1990.4 Y751 M 0
吉賀大眉近作集 吉賀大眉 1980.9 Y751 L 0
大器プラス04(2008Autumn) 新日本教育図書 2008.11 Y751 N 8
陶 Vol.29 京都書院 1992.7 Y751 M 2
陶工房 No.34(2004) 誠文堂新光社 2004.9 Y751 N 4
大野瑞峰作品集 大野 孝晴 制作 瑞峰窯 1993.4 Y751 M 3
浜中月村作品集 浜中 月村 [著] 浜中月村 1989.6 Y751 L 9
萩の陶芸家たち 萩陶芸家協会 企画 新日本教育図書 2004.12 Y751 N 4
茶陶 村井 康彦 監修 日本放送出版協会 2002.4 R751 N 2
山口萩焼開窯百年 山口萩焼作家協会 編集 大和作太郎顕彰会 1990.11 Y751 M 0
山口萩焼開祖大和作太郎 正一・春信・吉孝遺作集 山口萩焼作家協会 編集 大和作太郎(松緑)顕彰会 1979.10 Y751 K 9
萩焼きにおけるデザイン 大和 保男 [著] 大和保男を囲む会 1995.1 Y751 M 5
各地の窯
書名 著者名 出版者 出版年 請求記号
須佐焼唐津窯 第1回 須佐町文化戝審議会 須佐町文化財審議会 1967 Y751 J 7
須佐唐津窯 山口県教育委員会文化課 編 山口県教育委員会 1983. Y273.2 L 3
須佐町誌 須佐町誌編集委員会 編 須佐町 1993.3 Y273.2 M 3
陶器図録 第五巻 中国・四国篇 長坂 金雄 編 雄山閣 1938.11 R751 G 8
やきもの風土記 神崎 宣武 著 マツノ書店 1979 Y751 K 6
萩焼系陶磁器 山野 洋一 著 山野/美代子 2003.10 Y751 N 3
山口県の陶磁器展 山口県立博物館 編 清交会 1954.4 Y751 I 4
岩国焼吉香窯作陶展 吉香 象陶 [編] 吉香 象陶 1995 Y751 M 5
日本やきもの集成 9 満岡 忠成 [ほか]編集 平凡社 1988 Q751.3 L 7
山陽山陰の民芸 中国新聞社 1974.12 Y750 K 4
小野田の皿山展・松井松庵展 小野田市歴史民俗資料館 [編 小野田市歴史民俗資料館 1990.10 Y751 M 0

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