資料展示「まち・むらの記憶~観光案内書から読む地域のあゆみ~」の展示写真です。

旅行ガイドブック(案内書)は旅行者の便利のため、旅行先での旅を楽しんでもらうことを目的に作られています。しかし同時に案内されている土地のその時の風景が記されているものでもあります。

江戸時代にも名所旧跡案内は多数作られましたが、明治に入ると鉄道などの交通機関の発達に伴い、旅行客のために各地で次々と旅行案内書や地図が作られていきました。

案内書が作られるきっかけはさまざまで、形式も内容も多種多様です。案内書にはその地域のその時点での埋もれがちな情報が刻まれており、今見ると思わぬ発見をすることもあります。

今回の展示では、山口県内で作られたさまざまな案内書とその背景を当館所蔵資料により御紹介します。

場所:山口県立山口図書館 2F展示コーナー

展示期間:平成30年2月1日(木曜日)~3月29日(木曜日)

展示資料

『岩国案内記』
吉田 泉編,1912.02,[当館請求記号:Y233/E 2]
『大島郡案内』
小川 道助編,藤谷佐太郎,1908.12,[当館請求記号:Y231/D 8]
『日本勝景長門峡案内図』
長門峡保勝会,1921,[当館請求記号:Y273/F 1]
『大防府案内』
村上/俊亮著,三田尻石版印刷所(印刷),1927.11,[当館請求記号:Y245/F 7]
『船木鉄道沿線名勝案内』
船木鉄道株式会社,1932,[当館請求記号:Y261/G 2]
『小野田駅道路開通記念帖』
日高 栄太郎編,日高有隣堂,1910.02,[当館請求記号:Y263/E 0]
『大柳井』
川本 衆児編,ひらい印刷所,1932.12,[当館請求記号:Y234/G 2]
『古地図を片手に、まちを歩こう。』
おいでませ山口観光キャンペーン推進協議会,[2017.7],[当館請求記号:Y290/P 7]

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