資料展示「『環海詩誌』と文久遣欧使節団」のポスターの画像です。『環海詩誌』は、文久元年(1861年)、幕府の遣欧使節団の随員として、ヨーロッパ各国を廻り視察した萩藩士である杉孫七郎の旅行記です。文久元年の12月に江戸品川を出帆してから、文久2年12月の横浜に到着するまでの旅行中に詠んだ漢詩文が収録されています。

この使節団は、勘定奉行の竹内下野守を正史とする一行で、随員の中には通訳として福地源一郎、福沢諭吉なども参加しています。

今回は、『環海詩誌』と杉孫七郎、文久遣欧使節団に関する資料を展示します。

なお、『環海詩誌』は、WEB版明治維新資料室に収録されています。

展示期間:平成29年6月1日(木曜日)~6月29日(木曜日)

展示資料

『環海詩誌』
杉 孫七郎 著、喜多貞吉、1915.2、当館請求記号:Y919 E 5
『『イリュストラシオン』日本関係記事集 第1巻』
横浜開港資料館 編、横浜開港資料館、1989.03、当館請求記号:Q210.59 L 9

杉孫七郎関係資料(貸出しできます。)

『吉田松陰とゆかりの人々』
小山 良昌 編著、マルニ、2016.3、当館請求記号:Y289 Y 86 P 6
『長州藩幕末維新の群像』
山口県立山口博物館 編集、山口県、1991.7、当館請求記号:Y280 M 1

文久遣欧使節団関係資料(貸出しできます。)

『大君の使節』
芳賀 徹 著、中央公論社、1968、当館請求記号:210.59 J 8
『文久二年のヨーロッパ報告』
宮永 孝 著、新潮社、1989.6、当館請求記号:210.59 L 9
『フランスから見た幕末維新』
朝比奈 美知子 編訳、東信堂、2004.3、当館請求記号:R210.58 N 4
『ヨーロッパ人の見た文久使節団』
鈴木 健夫 著、早稲田大学出版部、2005.2、当館請求記号:210.593 N 5
『幕末遣外使節物語 夷狄の国へ』
尾佐竹 猛 著、吉良 芳恵 校注、岩波書店、2016.3、当館請求記号:210.59 P 6
『幕末欧州見聞録』
市川 清流 著、新人物往来社、1992.8、当館請求記号:R210.59 M 2
『西洋事情』
福澤 諭吉 著、慶應義塾大学出版会、2009.6、当館請求記号:302 N 9

万延元年遣米使節団関係資料(貸出しできます。)

『万延元年の遣米使節団 』
宮永 孝 [著] 、講談社 、2005.3、当館請求記号:210.59/N 5
『万延遣米使節におけるアメリカ体験の諸相 』
岡林 伸夫 著、萌書房、2016.9、当館請求記号:210.5953/P 6
『日本思想大系 66』
岩波書店、1974、当館請求記号:R121.08/K 0
『海を渡った侍たち』
石川 栄吉 著、読売新聞社、1997.6、当館請求記号:210.59/M 7
『East meets west』
岡本/喜八 原案、ワニブックス、1995.8、当館請求記号:KO12

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