資料展示「松陰先生も読んだ『坤與圖識(こんよずしき)』」の様子の画像です。写真をクリックすると大きくなります。

「しっちょる?幕末志士たちの愛読書」をテーマに開催される「第19回図書館振興県民のつどい」にちなんで、吉田松陰の読書記録『野山獄読書記』に記載された膨大な書物の中から、当館で所蔵している『坤與圖識』と、当時の地理書や地理認識に関する資料を展示貸出します。

展示期間:平成29年11月1日(水曜日)~12月27日(水曜日)

展示資料

展示ケース内の資料(閲覧のみ)

『坤輿図識 天』『坤輿図識 地』『坤輿図識 人』
箕作 省吾 著,須原屋伊八,1847.11,W290/A
世界の地誌で、5巻3冊からなります。地理学者の箕作省吾が数種の蘭書から取捨選択して訳出したものです。従来の地誌が詳述するヨーロッパを略述し、他を詳述するといった特色があります。
この資料は、「WEB版明治維新資料室」に収録されており、原本の画像を見ることができます。
『野山獄讀書記』
吉田 松陰 著,貴重図書影本刊行会頒布事務所,1931,W019.1/G 1
松陰が萩の野山獄に投獄された安政元年(1854)10月から、安政4年11月までに読了した書籍名等の記録です。前原一誠の一門である前原彦八氏が所有していたものを原本として複製したもので、綴り方も忠実に再現しています。
この資料は国立国会図書館デジタルコレクションに収録されており、原本の画像を見ることができます。

借りることができる資料

『箕作阮甫の研究』
蘭学資料研究会 編,思文閣出版,1978,R402.159/K 8
『洋学 2 特集:箕作阮甫』
洋学史学会 編,八坂書房,1994.4,402.105/M 3
『開国 箕作阮甫と川路聖謨』
玉木 存 著,創林社,1983.9,/TA78
『江戸時代の洋学者たち』
緒方 富雄 編,新人物往来社,1972,402.159/K 2
『蘭学の時代』
赤木 昭夫 著,中央公論社,1980.12,402.159/L 0
『吉田松陰と佐久間象山』
陶/徳民 編著,関西大学出版部,2016.3,Y289/Y 86/P 6
『世界図遊覧』
土浦市立博物館 編集,土浦市立博物館,1996,290.38/M 6
『山村才助』
鮎沢 信太郎 著,吉川弘文館,1972,289.1/Y 32
『吉田松陰の時代』
須田 努 著,岩波書店,2017.7,Y289/Y 86/P 7
『西学東漸と中国事情』
増田 渉 著,岩波書店,1979.2,210.18/K 9
『江戸後期の思想空間』
前田/勉 著,ぺりかん社,2009.2,121/N 9

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