明治維新人物ギャラリー資料展示「品川弥二郎と俗謡」の展示の様子です。

幕末から明治にかけて、志士として、官僚として活躍し、「トコトンヤレ節」の作詞者ともいわれる品川弥二郎。

今回は、品川の没後120年(明治33年(1900年)2月26日没)にちなんで、品川が得意とした俗謡に関する資料と、品川に関する資料を展示・紹介します。

展示期間:令和2年2月1日(土曜日)~令和2年3月26日(木曜日)

展示資料

ケース内資料

『尊攘堂遺墨集』
田中常太郎 編集代表,寸紅堂,1928.11,請求記号:Q215.8/F 8
尊攘堂は、品川が、勤皇志士たちをまつり、その遺物遺墨などを集めるために建てたもの。この資料は、松陰没後70年と明治維新60年とを記念して作られ、収蔵する遺墨や遺物、写真等が収録されている。墨書された「筆の跡」の俗謡は、明治21年(1888年)の遺墨展覧会開催時に品川が作ったもののひとつ。
「筆の跡みりや涙が先きにたつや身にしむ秋の風」
『品川子爵伝』
村田峯次郎 著,大日本図書,1910.4,請求記号:289.1/Sh58
品川の没後10年を契機に書かれた伝記。品川の生涯についてまとめ、その業績を顕彰したもの。著者、村田峯次郎(むらた みねじろう)は、村田清風(むらた せいふう)の孫。本書は、1989年にマツノ書店から復刻版も刊行されている。「文学と言論」の章では、品川の和歌、狂歌、俳句、俗謡のほか、碑文や序文なども収録。

借りることができる資料

品川弥二郎に関する資料

『品川子爵伝』
村田峯次郎 著,マツノ書店,1989,請求記号:Y289/Sh58
『品川弥二郎伝』
奥谷松治 著,マツノ書店,2014.1,請求記号:Y289/Sh58
『月刊・松下村塾 Vol.10 吉田松陰と品川弥二郎、山田顕義』
月刊 松下村塾編集部 編,山口産業,2005.7,請求記号:Y289/Y 86/N 4
『吉田松陰と塾生』
松田輝夫 編著,松陰神社,2013.8,請求記号:Y289/Y 86/P 3
『長州藩幕末維新の群像』
山口県立山口博物館 編集,山口県,1991.7,請求記号:Y280/M 1
『皇室財産の政治史』
池田さなえ 著,人文書院,2019.3,請求記号:323.159/P 9
『幕末明治の人物と風景』
萩博物館 編集,萩博物館,2011.9,請求記号:Y216/P 1
『萩藩城下町の埋もれた歴史 第一巻』
森田栄介 著,森田栄介,2015.2,請求記号:Y215/P 5
『関口隆吉旧蔵明治初期名士書簡集』
静岡県立中央図書館 編,ぎょうせい,1983.3,請求記号:Y280/L 3
『志士の風雪』
古川薫 著,文藝春秋,2012.10,請求記号:Y/F 93
『志士の風雪』
古川薫 著,文藝春秋,2015.8,請求記号:Y/F 93

俗謡・トコトンヤレ節に関する資料

『戦争歌(いくさうた)が映す近代』
堀雅昭 著,葦書房,2001.3,請求記号:Y767/N 1
『戦争が遺した歌』
長田暁二 著,全音楽譜出版社,2015.6,請求記号:767.6/P 5
『山口県の民謡』
山口県教育委員会文化課 編,山口県教育委員会,1982.3,請求記号:Y388/L 2

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