文政13年8月4日(西暦1830年9月20日)に吉田松陰が生まれてから、今年で190年を迎えます。30年の短い生涯の間に、多くの著作と人材を遺し、明治維新への大きな力となった彼の一生を、伝記として後世に伝えることは、特にやまぐちの人々にとっては、格別の思いがあったようです。
今回は、やまぐち文学回廊構想推進協議会が選定した「やまぐちの文学者たち」による吉田松陰をテーマとした作品を中心に、吉田松陰の伝記や小説を展示・紹介します。
展示期間:令和2年8月1日(土曜日)~令和2年9月29日(火曜日)
展示資料
ケース内資料
- 『吉田松陰文』
- 民友社,1896.8,請求記号:Y289/Y 86/C 6
- 「少年伝記叢書」は、少年向けの伝記シリーズとして刊行されたもので、編著者の表記はないが、国木田独歩の最初期の単行本の一つ。本書は号外として、吉田松陰の略伝を載せたうえで、詩文とその解説に多くの紙面を割いている。
- 『人物研究と史論』
- 横山健堂 著作,金港堂書籍,1913.9,請求記号:281.04/E 3
- 新聞雑誌で発表された人物評論や、近世史関係の小論などをまとめたもの。吉田松陰に関しては、「吉田松陰」「吉田松陰に関する俗説」「吉田松陰と産業組合」などを収録。うち、「吉田松陰」では、著者独特の短文を連ねる文体で、松陰と、門人・知人のエピソードを豊富に紹介している。
借りることができる資料
やまぐちの文学者たちの描いた松陰
- 『定本 国木田独歩全集 第8巻』
- 国木田独歩 著,学研,1978,請求記号:R918.6/K 8
- 『国木田独歩研究 6 国木田独歩と吉田松陰』
- 桑原伸一 著,牧野出版,2000.5,請求記号:Y910/N 0
- 『吉田松陰』
- 河上徹太郎 [著],講談社,2009.1,請求記号:Y289/Y 86/N 9
- 『吉田松陰の手紙』
- 河上徹太郎 著,潮出版社,1973.2,請求記号:Y289/Y 86/K 4
- 『吉田松陰』
- 岡不可止 著,角川書店,1959.11,請求記号:289.1/Y 86
- 『吉田松陰』
- 奈良本辰也 著,岩波書店,1993.7,請求記号:Y289/Y 86/M 3
- 『吉田松陰を語る』
- 奈良本辰也 [ほか]著,大和書房,2015.4,請求記号:Y289/Y 86/P 5
- 『吉田松陰のすべて』
- 奈良本辰也 編,新人物往来社,1984.3,請求記号:Y289/Y 86/L4
- 『吉田松陰』
- 田中彰 著,中央公論新社,2001.12,請求記号:Y289/Y 86/N 1
- 『松陰と女囚と明治維新』
- 田中彰 著,日本放送出版協会,1991.3,請求記号:Y289/Y 86/M 1
- 『吉田松陰』
- 古川薫 著,河出書房新社,2014.10,請求記号:Y/F 93
- 『留魂の翼』
- 古川薫 著,中央公論社,1995.4,請求記号:F 93
- 『吉田松陰』
- 古川薫 著,小峰書店,2002.3,請求記号:Y289/Y 86/N 2
- 『吉田松陰の恋』
- 古川薫 著,文芸春秋,1986.7,請求記号:Y/F 93
- 『ふるさと文学館 第41巻 山口県』
- ぎょうせい,1994.11,請求記号:918.6/M 3
県人の描いた松陰
- 『日本及日本人臨時増刊 第495号』
- マツノ書店,2000.10,請求記号:Y289/Y 86/N 0
- 『吉田松陰とその家族』
- 一坂太郎 著,中央公論新社,2014.10,請求記号:Y289/Y 86/P 4
- 『吉田松陰-久坂玄瑞が祭り上げた「英雄」』
- 一坂太郎 著,朝日新聞出版,2015.2,請求記号:Y289/Y 86/P 5
- 『史伝吉田松陰』
- 一坂太郎 [著],学研パブリッシング,2010.5,請求記号:Y289/Y 86/P 0
- 『吉田松陰の思想と生涯 第2版 改訂版』
- 玖村敏雄 [述],山口銀行 経営管理部,2006.10,請求記号:Y289/Y 86/N 6
- 『吉田松陰』
- 玖村敏雄 著,文藝春秋,2014.12,請求記号:Y289/Y 86/P 4
- 『吉田松陰とゆかりの人々』
- 小山良昌 編著,マルニ,2016.3,請求記号:Y289/Y 86/P 6
- 『吉田松陰190歳』
- 一坂太郎 著,青志社,2019.1,請求記号:Y289/Y 86/P 9