明治維新人物ギャラリー資料展示「山県有朋と高杉・西郷」の展示の様子です。

志士として、四境戦争や戊辰戦争を戦い抜き、明治以後は陸軍の創設に携わって、首相を二度務めた山県有朋(やまがたありとも)が、大正11年(1922年)2月1日に亡くなってから99年になります。

今回は、山県に大きな影響を与えた高杉晋作、西郷隆盛に関する資料を展示するとともに、山県の伝記なども展示・紹介します。

展示期間:令和3年1月30日(土曜日)~令和3年3月30日(火曜日)

展示資料

ケース内資料

『懐旧記事 1』
山県有朋,丸善株式会社,1898.6,請求記号:Y215.8/C 8
明治27年(1894年)に、山県が幕末の頃のことを回想して口述筆記させたもので、明治31年(1898年)に私家版として頒布された。安政4年(1857年)から慶応3年(1867年)までを取り上げている。全5巻。第1巻では、志士としての活動を始め、髙杉晋作らと出会った頃の様子から、下関戦争・禁門の変にいたる山県の動向が描かれている。
参考文献:『山縣公遺稿・こしのやまかぜ』(山県有朋 著 マツノ書店 2012) 以下同じ。
『葉桜日記』
山県有朋,児玉少介,1892.11,請求記号:R289.1/Y 22
慶應3年(1867年)、四境戦争後に、山県が京の薩摩藩邸に潜伏していた約2か月間の歌日記。薩摩藩との遅々として進まない交渉の様が描かれるとともに、山県の和歌や漢詩が多く収録されている。また、上段には、和文は片山貫一(かたやまかんいち)、漢文は長三州(ちょうさんしゅう)による評が付されている。山県は、この時初めて西郷隆盛らと会い、薩摩藩との信頼関係構築に寄与した。

借りることができる資料

『山縣公遺稿・こしのやまかぜ』
山県有朋 著,マツノ書店,2012.3,請求記号:Y289/Y 22
『山県有朋と明治国家』
井上寿一 著,日本放送出版協会,2010.12,請求記号:Y289/Y 22
『山県有朋』
伊藤之雄 著,文芸春秋,2009.2,請求記号:Y289/Y 22
『山県有朋』
岡義武 著,岩波書店,2019.9,請求記号:Y289/Y 22
『山県有朋』
藤村道生 著,吉川弘文館,1986.11,請求記号:Y289/Y 22
『公爵山縣有朋傳 上巻1 ~567』
徳富猪一郎 編述,マツノ書店,2016.3,請求記号:Y289/Y 22
『公爵山縣有朋傳 上巻2 568~』
徳富猪一郎 編述,マツノ書店,2016.3,請求記号:Y289/Y 22
『公爵山縣有朋傳 中巻1 ~572』
徳富猪一郎 編述,マツノ書店,2016.3,請求記号:Y289/Y 22
『公爵山縣有朋傳 中巻2 573~』
徳富猪一郎 編述,マツノ書店,2016.3,請求記号:Y289/Y 22
『公爵山縣有朋傳 下巻1 ~720』
徳富猪一郎 編述,マツノ書店,2016.3,請求記号:Y289/Y 22
『公爵山縣有朋傳 下巻2 721~』
徳富猪一郎 編述,マツノ書店,2016.3,請求記号:Y289/Y 22
『山県公のおもかげ』
入江貫一 著,マツノ書店,2009.4,請求記号:Y289/Y 22
『山県元帥』
杉山茂丸 著,書肆心水,2020.6,請求記号:Y289/Y 22
『月刊・松下村塾 Vol.7 吉田松陰と山県有朋・赤根武人』
月刊 松下村塾編集部 編,山口産業,2005.4,請求記号:Y289/Y 86/N 4
『明治の怪山県有朋』
原田務 著,叢文社,2000.4,請求記号:Y289/Y 22
『山県有朋と近代日本』
伊藤隆 編,吉川弘文館,2008.3,請求記号:Y289/Y 22
『山県有朋の挫折』
松元崇 著,日本経済新聞出版社,2011.11,請求記号:Y289/Y 22
『山県有朋の「奇兵隊戦記」』
一坂太郎 著,洋泉社,2013.1,請求記号:Y289/Y 22

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