明治維新人物ギャラリー資料展示「伊藤博文と英国公使館焼討事件」の展示の様子です。

伊藤博文が天保12年9月2日(1841年10月16日)に生まれてから、今年で180年を迎えます。

英国に密航留学して語学を身に着け、長州藩の外交交渉を担うとともに、維新後も総理大臣に4回就任するなど、明治政府の中枢で活躍した彼にも、かつては尊王攘夷の志士としての活動に明け暮れた日々がありました。

今回は、伊藤が関わった英国公使館焼き討ち事件を中心に、彼に関する資料を展示・紹介します。

展示期間:令和3年7月31日(土曜日)~8月25日(水曜日)

展示資料

ケース内資料

『伊藤公全集 第3巻』
[伊藤博文 著],昭和出版社,1928,請求記号:R289.1/I 89
伊藤の文書、書簡、演説、書などの一部を選りすぐって収録した資料。うち、第3巻は伝記、直話、逸話などからなる。特に、伊藤の談話録である直話部分には、当事者ならではの生々しさがあり、後にこの部分だけ編集した『伊藤公直話』(千倉書房 1936、『伊藤博文直話』(新人物往来社 2010)として再刊)が発行された。
『三十年史 全』
木村芥舟 編輯,木村駿吉,1892.2,請求記号:210.58/C 2
幕臣だった木村芥舟(きむら かいしゅう)による幕末の政治外交史。英国公使館焼討事件についての水野痴雲(みずの ちうん、忠徳(ただのり)、旧幕臣)の記録が引用されている。それによると、公使館は火薬の爆発する音とともに激しく燃え上っていたという。また、現場には、ヤーゲル銃のほか、ノコギリ一丁、下駄片足、遊女の手紙が残されていたという。

借りることができる資料

『伊藤博文直話』
伊藤博文 [述],新人物往来社,2010.4,請求記号:Y289/I 89
『若き日の伊藤博文』
一坂太郎 著,萩ものがたり,2008.4,請求記号:Y289/I 89
『伊藤博文の青年時代』
泉三郎 [著],祥伝社,2011.6,請求記号:Y289/I 89
『孝子伊藤公』
末松謙澄 著,マツノ書店,1997.9,請求記号:Y289/I 89
『伊藤公実録』
中原邦平 著,マツノ書店,1997.9,請求記号:Y289/I 89
『伊藤博文』
伊藤之雄 [著],講談社,2015.3,請求記号:Y289/I 89
『伊藤博文』
滝井一博 著,中央公論新社,2010.4,請求記号:Y289/I 89
『リーダーとしての伊藤博文』
伊藤之雄 著,萩ものがたり,2018.10,請求記号:Y289/I 89
『きらり山口人物伝 Vol.2』
夢チャレンジ出版事業刊行委員会 製作,山口県ひとづくり財団,2008.9,請求記号:281.03/N 7
『月刊・松下村塾 Vol.9 吉田松陰と伊藤博文』
月刊 松下村塾編集部 編,山口産業,2005.6,請求記号:Y289/Y 86/N 4
『初代内閣総理大臣伊藤博文の生涯』
伊藤公資料館 編集,伊藤公資料館,2018.12,請求記号:Y289/I 89
『伊藤博文とその時代』
萩博物館 [編],萩博物館,2009.9,請求記号:Y289/I 89
『俊輔』
大和町観光協会 [編],大和町観光協会,1997.9,請求記号:Y289/I 89
『伊藤博文公と梅子夫人』
中尾 定市 著,亀山八幡宮,1996.4,請求記号:Y289/I 89
『小説伊藤博文』
童門冬二 著,集英社,2004.12,請求記号:Y/D 85
『伊藤博文』
羽生道英 著,PHP研究所,2004.1,請求記号:Y/H 11
『シュンスケ!』
門井慶喜 [著],KADOKAWA,2016.7,請求記号:Y/Ka14
『伊藤博文』
古川薫 著,小峰書店,2007.3,請求記号:Y289/I 89
『井上馨』
堀雅昭 著,弦書房,2013.5,請求記号:Y289/I 57
『江戸の外国公使館』
港区立港郷土資料館 編集,港区立港郷土資料館,2005.3,請求記号:R210.58/N 5

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