2023年10月から12月の明治維新人物ギャラリー資料展示の様子です。

長三洲は、今から190年前の天保4(1833)年9月23日に大分県で生まれました。
幕末・明治時代の漢学者、書家であり、万延元年(1860)には明倫館の講師として招かれます。尊王攘夷の志を持っていた三洲にとって長州藩は同志の国であり、奇兵隊の中隊長も務めました。

山口県にゆかりのある長三洲の生誕190年にちなみ、長三洲に関連する資料や、三洲と関わりのある広瀬淡窓や咸宜園等に関する資料を展示紹介します。

展示期間:令和5年9月30日(土曜日)~12月27日(水曜日)

展示資料

ケース内展示資料

『三洲居士集 巻之1 2』
長/【ヒカル】秋史∥著,長壽吉,1908序,当館請求記号:W919.6/D 8
『三洲居士集 巻之3 4』
長/【ヒカル】秋史∥著,長壽吉,1908序,当館請求記号:W919.6/D 8
三洲の死後に、嫡男である長壽吉により出版された詩集。長短1900余りの漢詩が収録されている。 最初に収録されている漢詩「南岫(なんしゅう)」は、三洲が10歳のときに家族で英彦山に移り住み、南岳に上った際に作ったもの。
『小學習字本 第1級上』
長/【ヒカル】∥書,1878,当館請求記号:W375.98/A
元萩藩士で貴族院議員であった児玉少介が、版権免許を受けて明治11年から出版した『小學習字本』(全7級)の「第1級上」。書は長三洲によるもので、三洲は当時、修士館一等編集兼宮内省文学御用掛に就いていた。 「第1級」には太政大臣三条実美の題字がついている。

借りることができる資料

『雨と詩人と落花と』
葉室/麟‖著,徳間書店,2018.3,当館請求記号:/H 26
『廣瀬淡窓』
高橋/昌彦‖著,大分県教育委員会,2014.3,当館請求記号:121.57/P 2
『図説咸宜園』
咸宜園教育研究センター∥監修,日田市教育委員会,2017.2,当館請求記号:121.57/P 7
『広瀬淡窓』
井上 義巳∥著,吉川弘文館,1987.4,当館請求記号:121.7/L 7
『広瀬淡窓と咸宜園』
海原/徹‖著,ミネルヴァ書房,2008.3,当館請求記号:R121.57/N 8
『広瀬淡窓の研究』
田中/加代‖著,ぺりかん社,1993.2,当館請求記号:R121.7/M 3
『廣瀬淡窓日記 1』
廣瀬/淡窓‖[著],葦書房,1998.12,当館請求記号:R121.7/M 8
『廣瀬淡窓日記 2』
廣瀬/淡窓‖[著],弦書房(制作),2005.9,当館請求記号:R121.7/M 8
『廣瀬淡窓日記 3』
廣瀬/淡窓‖[著],弦書房(制作),2005.9,当館請求記号:R121.7/M 8
『廣瀬淡窓日記 4』
廣瀬/淡窓‖[著],弦書房(制作),2005.9,当館請求記号:R121.7/M 8
『定本奇兵隊日記 別冊付録』
田中 彰∥編集,マツノ書店,1998.03,当館請求記号:R215.8/M 8
『長三洲』
中島三夫∥著,,1979.02,当館請求記号:R289.1/C 52
『防長の隠れた「偉人」たち』
一坂 太郎∥著,春風文庫,2002.01,当館請求記号:Y280/N 2

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