山田顕義は、天保15年(1844年)10月9日に、長州藩士である山田七兵衛顕行の長男として萩の松本村に生まれました。
軍事と司法の分野で活躍した人物であり、戊辰戦争の函館戦では陸海軍参謀として手腕をふるい、旧幕臣・榎本武揚の降伏により函館戦争を収めました。また、明治18年(1885年)の内閣制度の発足に伴い日本で最初の司法大臣に就任し、日本の法律の近代化に大きく貢献しました。

山田顕義の生誕180年にちなみ、関連資料を展示・紹介します。

展示期間:令和6年9月28日(土曜日)~11月下旬

展示資料

ケース内展示資料

『山田顕義伝』
日本大学∥編集,日本大学,1963.07,当館請求記号:Y289/Y 19
顕義が明治22年(1889年)に創立した日本法律学校の後身である日本大学が、70周年記念事業の一環として刊行した顕義の伝記。 安政5年(1858年)に松陰から贈られた「与山田生」が書かれた扇面の写真も掲載されている。贈られたきっかけは不明だが、顕義の元服の祝いであったとする説がある。
『木戸孝允日記 第2』
木戸 孝允∥[著],日本史籍協会,1933,当館請求記号:R210.61/G 2
岩倉使節団の一人である木戸孝允の日記。欧米視察の様子も記されており、視察の中で木戸との接触があった顕義の名前も日記中にも登場する。 顕義が木戸を訪ね、昔話を語り合ったことや、フランスの軍制について調査している様子などがうかがえる。

借りることができる資料

『幕末・維新の西洋兵学と近代軍制』
竹本/知行‖著,思文閣出版,2014.12,当館請求記号:Y289/O 64
『日本巨人伝山田顕義』
佐藤/三武朗∥著,講談社,2011.1,当館請求記号:Y289/Y 19
『剣と法典』
古川/薫∥著,文芸春秋,1994.11,当館請求記号:Y289/Y 19
『山田顕義 人と思想』
日本大学総合科学研究所‖編集,日本大学総合科学研究所,1992.3,当館請求記号:Y289/Y 19
『山田顕義伝』
日本大学∥編集,日本大学,1963.07,当館請求記号:Y289/Y 19
『山田顕義の生涯』
,日本大学資料館設置準備室,2007.3,当館請求記号:Y289/Y 19
『山田顕義と近代日本』
萩博物館‖編,萩博物館,2014.4,当館請求記号:Y289/Y 19
『山田顕義と萩』
松原/太郎∥著,萩ものがたり,2019.4,当館請求記号:Y289/Y 19
『山田顕義』
秋山/香乃∥著,萩ものがたり,2006.10,当館請求記号:Y289/Y 19
『月刊・松下村塾 Vol.10』
月刊 松下村塾編集部∥編,山口産業,2005.7,当館請求記号:Y289/Y 86/N 4
『きらり山口人物伝 Vol.7』
夢チャレンジ出版事業刊行委員会‖制作,山口県ひとづくり財団,2014.9,当館請求記号:281.03/N 7
『岩倉使節団のパリ』
富田/仁‖著,翰林書房,1997.7,当館請求記号:R210.61/M 7
『五稜郭を落した男』
秋山/香乃∥著,文芸社,2004.4,当館請求記号:Y/A 38
『世界見物いたしたく候』
逸見/鵜映‖著,郁朋社,2016.7,当館請求記号:Y/H 52
『後生畏るべし』
もりた/なるお∥著,講談社,1989,当館請求記号:Y/MO66
『抵抗の器』
もりた なるお∥著,文芸春秋,1987.9,当館請求記号:Y/MO66

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