ポスター画像です。

木梨精一郎(きなし・せいいちろう)は、幕末から明治期に活躍した、軍人、政治家です。

戊辰戦争では東海道鎮撫総督参謀となり、英国公使ハリー・パークスと面談。ついで奥羽追討白河口総督参謀となり、磐城平城を攻めました。維新後は沖縄県令心得、長野県知事、 元老院議官等を歴任し、明治29(1896)年には華族に列して男爵の爵位を授けられました。

また、里道改修費のほか、教育や慈善事業への寄付を行うなど、維新後、生活拠点を県外に移してからも、木梨は山口県や宮野地域のために心を砕いていました。

木梨精一郎の生誕180年にちなみ、関連資料を展示・紹介します。

展示期間:令和7年6月28日(土曜日)~9月25日(木曜日)

展示資料

ケース内展示資料

『山口県史 通史編 幕末維新』
山口県 編集,山口県,2019,当館請求記号:Y211/M 6
初代五姓田芳栁(ごせだ・ほうりゅう)による木梨の肖像画。初代芳栁(1827-1892)は、幕末明治期の洋画家。和洋折衷の手法を工夫し、横浜絵と呼ばれる肖像画や風俗画を描いた。作品に「明治天皇御影」「西南役大阪陸軍病院施術図」など。
『花の手向け』
田中 彌藏 編,田中彌藏,1912,当館請求記号:R911.167/E 2
木梨の死後、親戚や生前交流のあった人物らの追悼の詩や歌を集め発行された。山縣有朋や桂太郎の題歌もある。
『詞花集』
藤原 顕輔 撰,当館請求記号:BK911.1356/A
『通鑑【ラン】要 前編卷1 2』
姚 培謙 同録,1761,当館請求記号:BK222.01/A
大正8(1919)年、木梨精一郎の遺蔵書666冊(漢籍、儒書、詩文、和文、随筆など)が当館に寄託された。その後、昭和22(1947)年にすべて購入し、当館の蔵書となった。一部蔵書には「木梨文庫」の印がある。

借りることができる資料

『地域・大学連携による地域づくりをめざして』
斉藤 理 編集,山口県立大学,2017.3,当館請求記号:Y288/P 7
『郷土の先覚者 燦々』
田村 幸志郎 著,田村 幸志郎,2002.01,当館請求記号:Y280/N 2
『大内文化探訪会誌 第43号』
大内文化探訪会 [編],大内文化探訪会,2025,当館請求記号:Y247/M 5
『宮野八百年史』
田村哲夫 編,宮野八百年史刊行会,1981.4,当館請求記号:Y247/L 1
『維新戰役実歴談』
児玉 如忠 編,マツノ書店,1994.09,当館請求記号:Y216.1/M 4
『沖縄にきた明治の人物群像』
太田 良博 著,日刊沖縄社,1980.02,当館請求記号:R281.04/L 0
『戦況図解戊辰戦争』
木村 幸比古 監修,三栄書房,2018.7,当館請求記号:210.61/P 8
『遠い崖 7』
萩原 延寿 著,朝日新聞社,2000.1,当館請求記号:210.58/M 8
『大久保利謙歴史著作集 1』
大久保 利謙 著,吉川弘文館,1986.02,当館請求記号:210.08/L 6

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